雄大な自然がひろがる北海道・滝川市丸加高原から、難病の子どもの自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動を紹介。
そらぷちブログ
ミニトマトを育ててキャンプ気分 ♪♪
コールマンさんから、
水耕栽培キット「ザ・コールマンズ ファーマーズキット」をいただきました。
昨年の第1弾 ルッコラに引き続きまして、
今年は第2弾としてミニトマトに挑戦。
ペットボトルとお水、あとはミニトマトへの愛情があれば、
室内でも収穫が楽しめちゃうというキットです。
袋の中身はこんな感じ。
ペットボトルに水を入れて、付属の肥料を1さじ入れます。
水を吸い上げる綿のついたキャップを付けて、
真ん中の綿の部分に、種を4粒ほど置きました。
藻の発生を防ぐための遮光シートをボトルに巻いて準備は完了。
新型コロナウイルスの影響で、そらぷちではキャンプの受け入れも
1家族ずつに制限されるなか、
外に行けない・・・
キャンプに行けない・・・ という子も、
自宅や病院に居ながら、手軽にキャンプ気分が味わえるものを との試みです。
ちなみに、そらぷちで育てているミニトマトちゃんは、
5月13日にスタンバイしたのですが、4日後の5月17日には
この写真のとおり、かわいい芽が出てきましたよ~。
翌18日にはこんなに伸びて、
栽培開始からちょうど1週間がたった19日にはついに・・・
双葉にへんし~ん ‼ かわいいですね~♡
そして、10日後にはこんなにも!
まいた4つの種のうち、1つはどうやら芽を出す気がないようですが、
3つが元気に成長を続けています。
通常は土の中で起きている現象なので、種から芽が出てきて根を伸ばし、
ぐんぐんと育っていく様子をじっくり観察できるのは、水耕栽培ならでは。
見るたびに芽が伸びているので、見るのが楽しくなっちゃいます♪
そして、めざす最終形はこんな感じ(私たちの成功イメージ写真です)。
いい感じですねぇ~ \(^o^)/
どうです? こんなに簡単なら、やってみたいって思いません???
昨年のルッコラでは、週に1回の水替えの手間と置く場所の配慮が
足りなかったばっかりに、枯らしてしまった方もいました(!!!)が、
「マジメに楽しんじゃうぞっ」という好奇心
( = これがシリアスファンですね)
「絶対に実を食べるぞっ」という強い欲望(!?)
どちらか1つがつがあれば、毎日をエンジョイできちゃうこと間違いなし!
そらぷちでは、ファーマーズキットでミニトマトの栽培にチャレンジ
してくれる、入院中や通院中、在宅闘病中の子と、そのきょうだいを
大募集。
果敢に挑戦してくれる子には、自宅や病室でキャンプ気分を味わえる、
コールマンさん提供の素敵なキャンプグッズをプレゼントしちゃいます。
詳細は後日、そらぷちホームページ内「シリアスファンプロジェクト」
でお知らせしますので、お楽しみに♡
キャンプの準備 進んでます!
キャンプ場がある滝川市江部乙町では、
田んぼに水が張られ、苗植えも始まりました。
そんな夕暮れ時、キャンプ場の見晴らしの丘に登ってみると、
水田が夕陽を反射してとてもきれいでした。
桜のひとときも「あっ」という間に終わり、江部乙の大地は菜の花の季節。
黄色に彩られた美しい風景が広がっています。
そんな春の訪れとともに、キャンプ場ではキャンパーの皆さんの
受け入れ準備が着々と進行中。
まずは、ちょっとコワオモテの「モンスターウルフ」くん。冬眠から目覚め、
活動を始めたヒグマさんたちがキャンプ場に入らないよう目を光らせ
(文字通り本当に目が赤く光るんです!)、首を振りながらいろいろな
警戒音で追い払います。
でも、合い間にはかわいい声でウェルカムアナウンス(もちろん人間に対して
ですよ…)もしてくれる、頼もしくも、ちょっとお茶目な私たちの相棒です。
続いての安全対策第2弾は電気柵。
キャンプ場の外周をぐるっと囲んで電流を流します。
触れると「ビリッ」と、かなりの衝撃・・・。
これには、森のくまさんもどってんこいて(北海道弁で「びっくりして」
の意味)侵入をあきらめてくれるはず。
決して試しに触ってみようなんて、思わないでくださいね~。
自然の中で暮らす以上、野生動物との共生は大きなテーマ。
札幌市の住宅街にも出没するなど、人間とヒグマの生活圏の境界線に変化
が生じてきているのかもしれません。
ヒグマさんたちが麓に降りて来なくても、
森の中で幸せに生活できる環境が保たれることを願うばかりですし、
私たちも野生動物同様、丸加高原の豊かな自然の中に生かされ、
その恵みのほんの一部を分けてもらっている、
そんな気持ちで生活していけたらなと思っています。
最後は、来場される皆さんへのおもてなしの準備のご紹介。
エントランス横のそらぷちガーデンに、ひまわりとコスモスの種をまきました。
以前は野菜を育てて、キャンパーに味覚でも楽しんでもらっていたガーデンですが、
残念ながらヒグマ対策として、食べられる植物の栽培はしばし休止しています。
枯れてしまった芝桜の苗を補植して、設定した時間に水をまいてくれる自動給水
装置も設置完了。夏には、訪れる皆さんの目を楽しませてくれることと思います。
5月末には、今シーズン最初のキャンプが予定されています。
いよいよ、新たなキャンプシーズン突入です!
訪れる皆さんに、少しでも多くの楽しい時間と
たくさんの思い出を持ち帰っていただけるよう、
ひとつひとつのキャンプ、準備万端、整えてまいります‼
キャンプ場、雪がなくなり、衣替え中!
キャンプ場は、雪がなくなり、短いエゾヤマザクラの時期になりました。
冬季に活躍してくれた、除雪機・スノーモービルはメンテナンス休憩へ。
乗用草刈機は、試運転を行い、倉庫棟でスタンバイ。
5月下旬から始まる、夏季キャンプ(当面は1家族ずつ)の準備のために、
現在、衣替え中です。
病院スノーギフト2022、春が近づき終了!
キャンプ場にあるサラサラの雪を、
雪の積もらない地域の小児病院施設にプレゼントするスノーギフト。
今冬も、全国各地に冷凍空輸で飛んで行きました、計72箱。
病院等での雪遊びの写真報告が届いていますので、一部シェアさせてください。
(詳細報告は、近日ホームページに掲載しますので、少しお待ちください。)
入院中の子どもたちも、お見舞いに来た家族も、医療スタッフの皆さんも、楽しんでくれたかなぁ。
大変な入院生活の中で、楽しいひとときになっていたら嬉しいです。
3月に入り、雪がゆるんできたので、今冬のスノーギフトは終了となりました。
下の写真は、箱詰め発送、最後の様子です。
雪よ、ありがとう。
雪よ、ちょうどよく降ってくれ〜
キャンプで活躍してもらうため、
そらぷち過去最大の「かまくら」を作りました。
2月キャンプは延期になりましたが、
「かまくら」の旬は、今だったので、
記念に写真や動画を撮影しました。
(写真はこのブログ、動画はSNS等にアップ)
雪も自然の一部、人間にコントロールはできず、
他の自然現象と同様、「畏敬の念」を持っているのですが、
雪が少ないと「降ってくれ」、大雪の時は「降らないで」と、
思わず「雪よ、ちょうどよく降ってくれ〜」と叫んでしまいます!
今冬も、キャンプ場スタッフ一同、
次のキャンプ開催を待ちながら、沢山汗をかきながら、
かまくらも作り、スノーギフトも贈り、沢山の除雪も、楽しんでいます。
大雪のキャンプ場でも、
少しずつ、「春」が近づいてきているような気がしています。
オリジナル・エコバック・チャリティ販売!
キャンプ以外の活動として、
スノーギフトなど、
日常生活に、
シリアスファン、真剣に楽しむ、
非日常な遊びを、
届ける活動を行っています。
今回はイラスト編。そして、大好きな、うりずんさんとのコラボです。
子どもたちや家族に、
シリアスファン、真剣に楽しんで、
イラストを描いてもらい、
エコバッグとして製品化しました。
もちろん作者にプレゼント。そして作者から家族、関係者にもプレゼント!
盛り上がっています。
更にそのお裾分けで、エコバッグを、
チャリティ販売することになりました!うりずんさんでも、同様にチャリティ販売中です。
キッズアーティストたちと、このチャリティ販売も、シリアスファン、真剣に楽しんでいます。
病院スノーギフト2022、実施中!その2
キャンプ場にあるサラサラの雪を、
雪の積もらない地域の小児病院施設にプレゼントするスノーギフトが、
現在、出荷の佳境を迎えています。
早速、プレイルームで、入院中の子どもたちが、
雪だるまやかまくらをつくった写真、
静岡の病院から送られてきました!
子どもたちと病院スタッフの皆さん、シリアスファン!ですね。
現在、新たな(withコロナ)中期事業計画に沿って、
年間を通じて、1家族ずつキャンプに招待する準備を行なっておりますが、
キャンプを開催する以外にも、北海道の自然を、各地の病院や施設にて、
感じてもらえるような取り組みを、昨年からチャレンジしています。
冬季は、病院スノーギフト(2年目)です!
今回から、そらぷち賛助会員でもある
小野薬品さんがC S Rの取り組みの一環で、
病院へのゆき運びを手伝ってくださっています。(感謝!)
(全国各地に飛んで行った、雪の報告は、後日お伝えしますので、
楽しみにお待ちください。)
コロナ禍の影響で大変な世の中ですが、
病院にいる子どもも、大人も、少しでも楽しんでもらえることを願っています。
病院スノーギフト2022 実施中!
早朝のキャンプ場のサラサラ雪を、
専用ボックスに詰め、入院中の子どもたちへ贈っています。
写真のボックスは、静岡に冷凍で飛んで行きました。
(既に大活躍したと報告あり。)
現在、新たな(withコロナ)中期事業計画に沿って、
年間を通じて、1家族ずつキャンプに招待する準備を行なっておりますが、
キャンプを開催する以外にも、北海道の自然を、各地の病院や施設にて、
感じてもらえるような取り組みを、昨年からチャレンジしています。
冬季は、スノーギフト(2年目)です!
キャンプ場内に降り積もるサラサラな雪を、
入院中の子どもたちに届けようと、各種奮闘中です。
(全国各地に飛んで行った、雪の報告は、後日お伝えしますので、
楽しみにお待ちください。)
今回から、そらぷち賛助会員でもある
小野薬品さんがC S Rの取り組みの一環で、
病院へのゆき運びを手伝ってくださっています。(感謝!)
コロナ禍の影響で大変な世の中ですが、
病院にいる子どもも、大人も、少しでも楽しんでもらえることを願っています。
2022年 新年のご挨拶
新春のおよろこびを申し上げます。
難病の子どもの医療ケア付自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動は、全国に約20万人いる重い病気や障がいをもつ子どもとその家族を、北海道滝川市丸加高原に建設した医療ケア付キャンプ場に無料で招待し、北海道の豊かな自然環境の中で病気や障がいのことを気にせず、かけがえのない時間を過ごしてもらうことを目指しています。2004年から活動を始めて、これまで1,100名を超える子どもと家族をキャンプ場に迎えることができました。ひとえに皆様のご支援ご協力によるものであり、心より御礼を申し上げます。
コロナ禍2年目の対応が求められた昨年の活動としては、闘病生活に「楽しさ」を届けるため、キャンプ場に積もった雪を冷凍空輸で贈る「スノーギフト」や子どもたちが病室で描いたイラストをオリジナルのTシャツ・エコバックにしてプレゼントする活動等を、全国各地の小児病院等の協力を得て新たに実施しました。
キャンプ事業としては、全国の感染状況を注視しながら、1家族ずつ招待する形、で計10回開催することができました。その内、6月、8月、11月、12月に実施した宿泊を伴う4回のキャンプでは、神奈川県や愛知県から招待することができました。参加家族それぞれ、様々なチャレンジをしながら明日へのエネルギーを持ち帰っていました。
難病とたたかう子どもを対象とする我々の事業は、これからも感染症対策を徹底した事業運営が不可欠です。それらの制限を様々な工夫で乗り越え、更に外出しにくくなっている子どもや家族のために、役職員一同、これからも精進して参る所存です。今後ともご支援ご協力を賜りますようお願いいたします。
最後に、皆様にとって穏やかな一年になることをご祈念申し上げます。
公益財団法人そらぷちキッズキャンプ
代表理事 細谷亮太
(聖路加国際病院顧問・小児科医)
1家族ずつ招待、11月12月キャンプ開催!
「12月キャンプ、見晴らしの丘登山、下山風景です。」
コロナ禍2年目も、1家族ずつを招待する
小児科医同行のキャンプを、チャレンジしてきましたが、
雪が降り積もり始めた、
11月と12月にキャンプを開催し、
2021年のキャンプ納めとなりました。
(それぞれ、神奈川在住、東京の異なる病院からの参加でした。)
「11月キャンプ、妹と父が、姉と母に見せるため、雪だるま作り。」
いつでも入れる大浴場と臨機応変の食事対応、そして
あったかい食堂ホールと宿泊棟の大切さを、改めて感じた2つのキャンプでした。
来てくれた家族と小児科医に感謝!送り出してくれた病院スタッフの皆様に感謝!
そして、キャンプを支えてくれている皆様に、改めて感謝を申し上げます。
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