雄大な自然がひろがる北海道・滝川市丸加高原から、難病の子どもの自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動を紹介。
そらぷちブログ
秋深まり、冬の予感
北海道では日を増すごとに寒さが強まっていて、雪の便りもちらほら届いてくるようになりました。滝川市の丸加高原にあるキャンプ場の木々はこのとおり。緑から黄色に、そして赤へ、徐々にその色を変えています。
「きつつきの森」では、朝日を浴びた黄葉がきらきら。ツリーハウスは錦秋の装いに衣替え。落ち葉のじゅうたんに差し込む朝日と長く伸びる木の幹の影に、秋の深まりを感じます。
橙、黄、赤の競演がなんとも美しい「ほたるの森」は、彩りの森に。
太陽が傾き始めると、色づいた木々が午後のやわらかな光をまとい、その鮮やかさを増していく。
西の空が夕焼けに染まり始めるころ、ふわふわと宙を舞う雪の使者、雪虫と静かに揺れる秋桜を、夕日がやさしく照らし出す。秋の深まりと、そう遠くはない雪の季節の到来を予感させる丸加高原の夕暮れ時なのでした。
満開のひまわりちゃんとお手紙
キャンプ場はすっかり秋の装いが色濃くなってきていて、エントランスにある「そらぷちガーデン」ではコスモスが、やわらかな日差しの下で可憐な姿を見せてくれています。
そんな中、「真剣に楽しむ『シリアスファン』プロジェクト 植物を育てる編」として育てて、ようやく咲いたキャンプ場のひまわりちゃんが10月11日、いよいよ満開を迎えて、かわいらしさも全開状態となりました。季節はもちろん秋ですが、さすがは夏の花。太陽を浴びたその姿を見ていると、あのいつにも増して暑かった夏の日々が懐かしく思い出されます。
先日、このプロジェクトに参加されたご家族から、こんなうれしいお手紙をいただきました。
この度はシリアスファンプロジェクトに参加させて頂きありがとうございます。
私達はこの3年間入退院をくり返しています。今年の夏入院する日に、
病院のガーデンにひまわりの種が植えられ看板がたっていました。
「どんな風に成長するのか楽しみ~」
「花が咲いたら見たいな~」など、子供と会話を楽しんでいたのですが、
入院期間が予定より延びてしまい、退院した時には夏の花は終わっていました。
少し悲しい気持ちになっていた時に、ひまわりを育てるこちらのプロジェクトを
教えて頂きました。
「ひまわりが育てられる!!」と子供がとても喜んでくれ、私も嬉しかったです。
夏も終わりなので室内で育てる事にしました。光が入る場所や温かい場所を
探しながら育てたのですが、芽が上手に育ちませんでした。
残念でしたが、来年は自宅でプランターにひまわりを植えて、
花が咲くまで育ててみようと目標ができました。
楽しい時間をありがとうございました。
文章はお母さん、かわいい絵は11歳の娘さんが書いてくれました。
このプロジェクトは、病院や自宅にいながらでも自然や非日常を感じたり、楽しんでもらえるよう実施しています。今回はうまく育たなかったとのことですが、チャレンジしたこと自体を楽しんでもらえていたらと、このブログに載せたキャンプ場のひまわりちゃんと一緒に願っていますし、来年もぜひ、工夫しながらチャレンジしてほしいなと思っています。
プロジェクトへの参加は、まだまだ受け付けています。入院中、通院中、在宅闘病中の子どもとそのきょうだいが対象で、参加いただいた方にはコールマンさん提供のキャンプ用品のプレゼントもご用意しています。
プロジェクト詳細はこちらのリンクから。
https://www.solaputi.jp/news/pdf/sola20230522.pdf
そらぷちフェスティバル2023を開催
10月7日(土)・8日(日)の2日間、そらぷちフェスティバル2023を開催しました。日ごろからのたくさんのご支援への感謝と、そらぷちキッズキャンプの活動状況報告も兼ねて例年この時期に開催しており、一般向けに公開されるのは1年間でこの2日間のみとなります。
昨年に引き続き、そらぷちの元キャンパーのバリスタが東京から駆け付け、おいしい本格派コーヒーに腕を振るってくれたほか、今年はティラノサウルス3頭が時空を飛び越えキャンプ場に突如出現。
この日、キャンプ場で使える通貨は日本円のほか、飲食物1品が無料になる「そらっぷコイン」もご用意。3頭のティラノサウルスが、そらっぷコインが入ったカプセルをどれだけ多くとれるかを競い合い、終了後にはそれぞれがとったコインを応援してくれた人に分配してプレゼント。短い手足で走り回る姿が、観客の笑いを誘っていました。
芝生広場ではハンモックでゆ~らゆ~ら揺られたり、
ラダーゲッターで遊んだり。
馬場ではキャタピラ車椅子や、
セグウェイの試乗体験が行われたほか、
そらぷち自慢のツリーハウスの見学にも、たくさんの人が訪れました。
当日は、そらぷちを支援いただいている企業の皆様への感謝状贈呈式も開催。
支援企業や団体などから多くのボランティアの皆さんにご参加いただき、飲食コーナーも盛りだくさんの内容。
施設周囲の柵の塗装や、花壇の整備などにもご協力いただきました。
コールマンさん提供のキャンプグッズなどをプレゼントするチャリティショップも大盛況。たくさんのご寄付をいただきました。
そらぷちを応援いただいている企業の皆様、ボランティアの皆様をはじめ、当日来ていただいた皆様に、この場を借りまして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
来年も同時期での開催を予定しています。丸加高原の青空と緑の丘、ひんやりとした心地よい秋の空気が、皆さんをお迎えします。今年来場された方も、来場できなかった方も、来年のお越しをお待ちしております。
そらぷち農産品ボックス2023 受付開始です
毎年、全国の皆さまにご好評いただいている「そらぷち農産品ボックス」チャリティ販売の受け付けを開始しました。そらぷちを長年ご支援いただいている、地元の「江部乙商工会」と農家の有志「そらぷちファーマーズ」のご協力により実施しているチャリティイベントで、売り上げの一部がそらぷちへ寄付されます。
ボックスの内容は、
お米(ななつぼし) 3kg
じゃがいも 4~5個
たまねぎ 3~4個
ごぼう 2本
長いも 1本
りんご 3個
のほか、ナイショの「おたのしみ品」も。
※ 写真はイメージです
1箱3,500円(送料別)で、180箱の限定販売となります。
江部乙商工会へメールかファクスでお申し込みください。
代金の支払いは事前の振り込み、受け取り時の代引きをお選びいただけます。
申込締切は10月31日(火)、発送は11月9日(木)となります。
配達日は11月11日(土)と12日(日)のいずれかを指定いただけます。
北海道滝川市江部乙から、
大地の恵みと、
そらぷちを支えていただいている地元の皆さんの、
あたたかい心をギュギュっと詰めて、
全国の皆さんにお届けします。
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.solaputi.jp/news/s_box/index.html
ひまわりちゃん成長報告 その3
5月24日から募集を開始した「真剣に楽しむ『シリアスファン』プロジェクト 植物を育てる編」の第3弾、ひまわりの水耕栽培。キャンプ場で育てているひまわりちゃんは紆余曲折を経て現在、ミーティング室の窓辺ですくすく成長中です。
9月29日の時点では、茎がこーんなに長く伸びて、
つぼみもふくらんでほころび始め、中から黄色の花びらが顔をのぞかせています。
そしてとうとう、10月2日には遅ればせながら、待望の開花を迎えることができましたー。
この日を迎えるまで、どのようなサイズで、どのような色の花が咲くのか、最終的な姿を知らされていなかったため不安でいっぱいでしたが、花開いてその全貌がやっと明らかになりました。
高さが27cm、花の直径7cmとかなり小ぶりですが、なんともかわいらしい姿です。水を換え、肥料をやり、部屋の中で育てていたにもかかわらず、バッタに葉っぱを食べられたときはかなり焦りましたが、無事ここまで育ってくれて感無量です。
ひまわりは「夏の花」のイメージですが、室内で育てる水耕栽培なので、室温と日光など栽培環境にさえ気をつければ、これからでも育てられます。
プロジェクトへの参加は、まだまだ受け付けています。入院中、通院中、在宅闘病中の子どもとそのきょうだいが対象で、参加いただいた方にはコールマンさん提供のキャンプ用品のプレゼントも用意しています。
プロジェクト詳細はこちらのリンクから。
https://www.solaputi.jp/news/pdf/sola20230522.pdf