雄大な自然がひろがる北海道・滝川市丸加高原から、難病の子どもの自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動を紹介。
そらぷちブログ
冬の準備 着々と
11月も終盤、北海道ではいつ根雪になってもおかしくない季節となりました。
まだ午後2時だというのに、太陽の位置は低く、空にはひつじ雲。
午後4時には日没を迎え、あたりはあっという間に夜の闇に包まれます。
そんな中、キャンプ場では冬仕様への「衣替え」作業にいそしんでおります。
まずは、雪が降るとあたり一面真っ白になってしまうので、除雪する範囲の目印に、
駐車場や園路には紅白の除雪ポールを設置します。
これがないと、凹凸などの障害物があったり、どこまでが舗装路面なのかなど雪の下
の状況が全くわからず、引っかけて除雪機を壊してしまったり、雪解け後に何かが
壊れているのに気づくという悲しい事態に直面します。
雪国あるあるですね~。
ヒグマの出没に備え、施設をぐるりと取り囲むように設置していた電気柵。
ワイヤーを張ったままにすると、積もった雪の重みで切れてしまうため
すべて撤去です。
入り口ゲート前で、雨の日も風の日も侵入者に目を光らせていた(文字どおり
目が光る!)モンスターウルフは馬房で冬眠に入りました。 Zzz…
半年間、お世話になった芝刈り機も整備のうえ冬眠です。
一方、眠りから目覚め、これから活躍の時を迎えるスノーモービルは、同じく
雪の季節に活躍する雪上車やキャタピラ付き車いすが待つ大東屋(おおあずまや)
へ「人力」移動。
さぁ、あとは雪が降るのを待つばかり!
冬将軍さん、いつでもどうぞ!
とってもきれいで、とっても楽しくて、とっても大変な季節が、また今年も
始まります!
そらぷち農産品ボックス発送完了
天気予報どおりの雪・・・。
今朝のキャンプ場は、今シーズン初めての一面の雪景色となりました。
屋根から落ちた雪もこんもりです。
あいにくの天気となってしまいましたが、
今日はそらぷち農産品ボックスの梱包・発送作業を行いました。
売り上げの一部が、そらぷちに寄付されるチャリティ野菜ボックスです。
地元の江部乙商工会と農家の皆さんのほか、日本郵便の職員の皆さんも午前
9時にはキャンプ場に到着。じゃがいも、玉ねぎ、りんごを袋詰めした後、
お米、長芋、ごぼうを加えて、流れ作業でみんなで箱詰めをしました。
さてさて、募集時にはナイショのお楽しみ品。
今年は、江部乙にあるパンと焼き菓子のお店「Slow bakery まめの樹」さんが
そらぷちボックスのために考案、特別に焼き上げた「えべおつRINGOケーキ」。
滝川産のりんごをふんだんに使って焼き上げたというだけあって、見るからに
とーってもおいしそうです!
まめの樹さん、ありがとうございます。
毎年恒例のイベントではありますが、今年もたくさんの方々のあたたかいこころ
にふれることができました。
ボックスを購入いただいた皆さん、そして江部乙商工会、地元農家の皆さん、
今年もありがとうございました!
11月のキャンプ報告
去る11月12日(土)〜14日(月)に、
愛知県から中高生のきょうだい(姉・弟)と、父母の1家族(4人)を招待し、2泊3日のキャンプを開催しました。
1日目はくもり。キャンプ場に到着後、食堂ホールでお昼ごはんを食べてから、宿泊コテージにチェックイン。少しお部屋でゆっくりしてから、セラピー馬2頭にあいさつ、早速子どもたちは乗馬にチャレンジしました。
夕暮れ前に行った見晴らしの丘では「空が広いなあ、そらぷち(北海道)に来たなあ」とゆっくりした時間。
2日目は朝から雨。今回は「馬のお世話」中心のキャンプなので、早朝から馬房掃除。
午前、午後は、ブラッシングなど馬のお手入れ体験。
夕方は寝床の準備。この日は馬たちとたくさん会話をしました。
「気持ちいいかな(子どもたち)」「ありがとう(馬たち)」
また、「馬のお世話」のあいだには、雨のツリーハウス探検、食堂テラス軒下での焚き火、焼きリンゴ作り、家族みんなで楽しみました。
3日目は晴れ。朝飯前の散歩。朝ごはんを食べてから帰路へ。もちろん出発前には仲良くなったセラピー馬たちにも、じっくり挨拶してからキャンプ場を後にしました。
キャンプ場滞在(非日常)でリフレッシュをして、愛知県にある自宅(日常)へ。
キャンプの想い出が、日常生活でのエネルギーになってくれたら嬉しいです。
そらぷち支援の輪が広がっています
今回は、皆さんに商品を購入いただくことが、そらぷちキッズキャンプへの支援に
つながる、2つの企業が実施中の「応援チャリティキャンペーン」の取り組みに
ついてお伝えさせていただきます!
オムロン ヘルスケア株式会社様では、体温計発売50周年を記念して、体温計の
売り上げの一部を、そらぷちに寄付する取り組みを実施いただいています。
同社では、1972年12月に医療機関向けの電子体温計を発売。1980年には家庭向け
も販売を開始し、以来「けんおんくん」の愛称で多くの方に親しまれてきました。
今回の取り組みは、電子体温計発売から50周年を迎えた記念と、愛用いただいて
いる皆さまへの感謝の気持ちを込めて実施されるもので、2022年11月1日~12月
28日の間に販売した体温計が対象となります。店頭への募金箱の設置などで日ごろ
からそらぷちを応援いただいている、一般社団法人日本チェーンドラッグストア
協会様を通じたご縁から実現に至りました。
ぎょうざとカレーの店「みよしの」を展開する株式会社テンフードサービス様では、
昨年惜しまれつつ閉店した北海道滝川市の老舗「花尻肉店」の味を受け継いだ、
味付けジンギスカンを復活。札幌市にその味を楽しめる飲食店を開いたほか、
一般家庭向けの冷凍商品「元祖滝川 花尻のジンギスカン」「元祖滝川 花尻の
ステーキジンギスカン」(いずれも400g)も製造・販売しており、その売上の
一部がそらぷちに寄付されることとなっています。
「みよしの」さんのぎょうざとカレーといえば、北海道民にとっては言わずもがな
のソウルフード! そして今回は、羊肉をリンゴや玉ねぎ、しょうが、醤油などの
タレに漬け込んだ味付けジンギスカン発祥の地、滝川市のソウルフードを全国の
皆さんにお届けです!
これらの商品は、同社のホームページから購入できます。また、「元祖滝川 花尻の
ジンギスカン」については、サツドラ滝川西店(滝川市)で販売しているほか、
滝川市のふるさと納税の返礼品にも登録されています。
この機会に、伝統の味をぜひ一度ご賞味ください。