雄大な自然がひろがる北海道・滝川市丸加高原から、難病の子どもの自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動を紹介。
そらぷちブログ
今シーズン最初のキャンプを行いました
6月25日(土)・26日(日)の1泊2日の日程で、北海道内から1家族を招いて、
今シーズン最初のキャンプを実施しました。
25日は朝から青空が広がる快晴のいい天気。最高のキャンプ日和ではあるものの、
気温もぐんぐん上がる予報で、いきなりの暑さはちょっと厳しめな感じです…。
それもそのはず、今回参加のきょうだい(姉・弟)が、こんなモーレツな「雨乞い」
ならぬ「晴れ乞い」を行っていたという事実が、キャンプ当日に発覚しました!
作ったてるてるぼうずの数はなんと ・・・ 30個!
ふたを開けてみれば、当日の最高気温は28℃で快晴 !!
執念(!?)の晴れ乞い、効きすぎでーす… \(^o^)/
最初のプログラムは、お馬さんとのふれあいタイム。今回の来場は、前回も来て
くれた小次郎ジュニアと、初めてのミント。2頭と軽くあいさつを交わしてから、
ミントの背中にまたがり、手綱をもって、ゆっくりと馬場を回ります。
初めての体験にこわばっていた表情も、時間とともに徐々に笑顔(^o^)
上手に騎乗できましたよー! 終了後には、お礼におやつをプレゼント。
水浴びの後には身体を拭いてあげました。
ひと休みした後は、見晴らしの丘に登ったり、
(さて、お姉ちゃんはどこにいるでしょうか???)
凧あげをしたり、
しゃぼん玉をしたり。
水鉄砲遊びでは、ホースにつないだ散水ノズルからの直接攻撃に、スタッフが
ビショビショになって撃沈…。夏を感じる、とーっても涼しい(!!)場面もあり
ました。
この日の夕食はダッチオーブンで炊いたパエリア&BBQ。家族でごちそうを囲んだ
後は、たき火でマシュマロを焼いてハフハフハフ。最後はお楽しみの花火で締めて、
ちょっと遅めのお風呂タイムとなりました。
てるてる坊主の威力は2日目も継続して発揮され、次の日も朝から気持ちのいい
青空となりました。朝食をとった後は、スタッフも交じって大ビンゴゲーム大会を
開催。お姉ちゃんが事前に準備してくれたビンゴゲームをみんなで楽しみました。
景品はお姉ちゃんがおうちで手づくりしてくれた、折り紙やプラバンキーホルダー
など。かわいい動物やお花がデザインされています。
この日のお楽しみプログラムは、森たんけんでスタート。
クワガタを探したり、セミの抜け殻やヘビなどを見つけながら、ツリーハウスまでの
道を探検しました。
お次はペットボトルロケット飛ばし。想像よりも勢いよく、高く、遠くへ飛ぶ
手づくりロケットに、子どもはもちろん、大人も大興奮 !! 50mほど離れた場所に
設けた標的をめがけて、何度も「3、2、1、発射!」をコールしました。
楽しかった1泊2日のキャンプも、あっという間に終わりの時間。帰りの支度を
していると、子どもたちの目から涙があふれだしてきました。
「もっと遊びたいっ」
「帰りたくないよー…」
泣きじゃくる子どもたちに「玄関でそらっぷが待ってるから行こう」となだめる
お父さんとお母さん。気持ちに何とか折り合いをつけて歩き出した子どもたちを、
そらっぷが玄関ホールでにっこりと出迎えてくれました。
「そらっぷ、バイバイ。また来るからね」
お別れのあいさつをして玄関を出たと思ったら、すぐにまたそらっぷの元に戻って、
抱きつく弟くん。なかなか帰る踏ん切りがつかない様子です。
玄関に向かっては、そらっぷのところに戻って抱きつく。また玄関に向かっては、
そらっぷのところに戻って抱きつく…。これを何度か繰り返した後、ようやく車に
乗り込みました。
複雑な表情を浮かべながら手を振る弟くんに、
「また遊びにおいで。いつでも君のことを思っているよ」
そらっぷがそう言っているように見えました。
ミニトマトちゃん 報告第1号が届きました
6月1日から始まりました
「真剣に楽しむ『シリアスファン』プロジェクト 植物を育てる編」。
入院中や通院中、在宅闘病中のお子さんと、そのきょうだいを対象に参加を
随時受け付けているところですが、これまで10家族に17セットお届けしました。
先日、コールマンのキャンプ用品ギフトの応募要件としている「葉っぱの数が
6枚以上になったよー」の報告第1号が届きました!
きょうだい2人で応募してくれて、2セットともに順調に育っているようです。
「これから頑張って、甘いトマト作るぞー!」との意気込みを寄せてくれました !!
おいしいトマト、できるといいな。ミニトマトちゃん、元気に育ってよー(^^)
キャンプ場のミニトマトちゃんは、絶望的なアクシデントに見舞われましたが、
奇跡の回復力によりまして、こんなに大きくなりました。
いつもペットボトルを置いている窓台は、太陽が移動するにつれて、午後になると
日が当たらなくなります。そこで、忘れもしない、あの忌まわしき6月22日に、
私はこんなことを思ってしまったのです。
「今日は天気もサイコーだし、一日中ずっと太陽が当たる場所に置いてあげよう!
そうすればきっと、もっともっとパワーアップして、ぐんぐん成長するはず !!」
そして、初めて屋外に連れ出してあげたんです。「外の風に吹かれることも、成長
するうえで必要なこと。強く育つんだぞ」などと願いながら…。
そして夕方、置いた場所に行ってみると。。。。。
な、な、なんと、ペットボトルが倒れているではありませんか!!!!!
葉っぱはしわしわ、小さく縮んでしまって、茎も力なくふにゃふにゃ、全体的に
ぐったりしています。しかも、根っこは干からびてカッチカチ、黒っぽく変色して
しまいました。私のミニトマトちゃんは、どれほどの時間を、モーレツな直射日光
を浴びながら、必死に乾燥に耐えていたのでしょう…。
「アァ、ワタシハ、ナンテコトヲシテシマッタンダ・・・」
「コレハ、モウダメダ・・・」
悔やんでも悔やみきれない絶望的な気分になりながら、またペットボトルに水を
入れ、戻してあげました。でも、もう復活することはないだろうと、全く期待は
していませんでした。なんだか、本当にやりきれない気分で、風で倒れることを
想定していなかった自分の浅はかさを恨み、運の悪さを嘆きました。
1日が過ぎ、2日が過ぎ、ミニトマトちゃんのぐったりとした様子に変わりはあり
ません。しかし、完全に枯れてしまうということもありません。そうして、4日
ほど経ったころだったでしょうか、葉っぱに張りが戻ってきて、黒く変色した根
の脇から、新たに真っ白な、きれいな根っこが生えてきたのです!
あぁ、これぞ命の驚異! なんという奇跡でしょう !!
あまりのショックで、ぐったりとして、苦しげなミニトマトちゃんの姿は写真に
撮っていませんでしたが、こんな奇跡の復活劇を皆さんにお伝えできるのであれば、
撮っておけばよかったなぁと反省している次第です。でも、今回の件で「生き物の
生命力ってすごいんだ」ということを再認識させてもらいました。
これが シリアスファン なんですねー!
「『シリアスファン』プロジェクト 植物を育てる編」への参加は、まだまだ受け
付けています。入院中や通院中、在宅闘病中の子どもと、そのきょうだいが対象と
なります。ミニトマトの水耕栽培に挑戦してみたいという方は、そらぷちホームペー
ジのトップページ右下にあるバナーからお申し込みください !!
たくさんのチャレンジ、待ってますよー!
あっという間に半年が過ぎまして
あれほどにぎやかだったエゾハルゼミの大合唱も、いつのまにか終演を迎え、
ウグイスの鳴き声「ホ~、ホケキョ!」が、開け放した窓から元気よく飛び込んで
くるようになりました。セミは数年間地中で過ごした後、地上に出て羽化すると
1カ月ほどでその寿命を終えます。キャンプ場内を歩いていたら、きつつきの森で
木にとまったまま最期を迎えたエゾハルゼミを見つけました。
暦はあれよあれよという間に6月の末。1年の折り返し地点を迎え、季節は春から
夏へ。命と自然と時間の移ろい、無常を感じる今日この頃です…。
まさに「あっ」という間に過ぎてしまったこの半年間。「あーすればよかった、
こーすればよかった」といろいろ考えているうちに、なんだかしんみりした気分に
なってしまいました…。
なので、気分を変えて、今回はそらぷちが全国の皆さんからたくさんの元気を
いただいているという話をお伝えして、このブログを読んでいただいている皆さん
にも元気になってもらうことにしましょうね!
そらぷちキッズキャンプには、さまざまな企業の皆さんから、たくさんのご支援を
いただいていますが、株式会社 黒ばら本舗さんでは「黒ばら 純椿油」の売り上げの
一部をそらぷちに寄付する、コラボ企画を実施いただいています。
サツドラさん、コープさっぽろさんの店舗での限定企画となっていまして、外箱に
手貼りしていただいている、このシールが目印!
髪や頭皮のお手入れだけでなく、洗顔やフェイスケア、乾燥肌や肌荒れなど全身の
美容オイルとしてもご使用いただける、椿油100%の商品となっています。
椿油が本来持っている髪や肌への浸透性と保湿力を損なうことがないよう、高温
加熱処理をしない、独自の生搾り製法によるピュアな椿油にこだわった逸品です。
寄付つきの商品は北海道内限定ですが、対象店舗が近くにない、北海道外に住んで
いるという方も、黒ばら本舗さんの純度100%の椿油をぜひ一度、お試しください!
国内のアウトドア用品の総合メーカー、株式会社モンベルさんでは、モンベルクラ
ブ・サポートカードのラインナップに「そらぷちキッズキャンプ サポートカード」
をご用意いただいています。
サポートカードは、購入者への通常ポイント(商品購入額の5~9%、1ポイント
は1円)はそのままに、これに加えて3%分がサポート団体に寄付されるという
仕組みになっていて、通常ポイントが5%のメンバーの場合、1,000円の商品購入で
50ポイントが購入者、30ポイントがそらぷちに寄付されるというもの。「もう既に
メンバーになっているよ」という方も、サポートカードへの変更が可能です。
モンベルクラブは年会費1,500円と有料ですが、モンベルショップでの商品購入時に
ポイントがつくのはもちろん、さまざまな優待・割引サービスが受けられます。
また、モンベルさんのオンラインショップでは、とってもお得なアウトレット品も
販売しているほか、商品購入の際には送料が無料になる特典もあるので、近くに
モンベルショップがないという方でも、お得にショッピングが楽しめます。
実際、地方に住んでいる私にとってはこの送料無料が一番うれしい特典で、ポイント
分と合わせれば、年会費の1,500円はすぐに元が取れちゃいます。
これからのシーズンに向けて、アウトドアウエアやギア、グッズなどを購入する予定
の方、おすすめですよ!!
そらぷちをあたたかく応援いただいている皆さんのご紹介をしていたら、なんだか
元気が出てきましたよー。
さぁ、これからが夏本番! 2022年の後半戦に向けて Let's Go !!
花言葉を調べてみたら…
そらぷちガーデンでは、ルピナスが花を咲かせています。
調べてみると、ルピナスの花言葉は「想像力」「あなたは私の安らぎ」「いつも
幸せ」とあります。その一方で、肥料を旺盛に吸収する性質から「貪(どん)欲」
とも。色彩鮮やかで、かれんな見た目とは裏腹に、火曜サスペンス的な雰囲気も
漂ってきそうです。
「美しさを保つためには貪欲さも大切なの!」
ルピナスの声が一瞬、聞こえてきたような気もします…。
でも、「あなたは私の安らぎ」「いつも幸せ」と隣り合わせの「貪欲さ」。
なんだか、考えさせられますねぇ…。
ラベンダーの花も、薄紫に色づいてきました。
これから徐々に色を濃くしながら、7月中旬にはかわいらしい花を咲かせ、いやしの
香りを漂わせてくれることと思います。ちなみに、またまた花言葉を調べてみます
と「あなたを待っています」「清潔」「優美」「繊細」「期待」「幸せが来る」
「許し合う愛」「疑い」「不信」「沈黙」とあります。ルピナスに続き、徐々に
あやしい雰囲気…。いろんな妄想が働きます…。
むむむ ですねぇ~…。
駐車場の片隅ではヤマボウシ(山法師)も花ざかり。4枚の真っ白な花びらが
ゆらゆらと風に揺れ、さわやかな初夏を感じさせてくれます。
乗り掛かった舟ということで、花言葉を調べてみますと・・・ 「友情」!!
ルピナス、ラベンダー、ヤマボウシのように、色や形、大きさ、特性、
見た目も中身もそれぞれ違う、個性に富んだ、たくさんの子どもたちの笑顔の「花」
が、キャンプ場に咲き乱れる日が早く来ないかなぁ、な~んて考えてしまった初夏の
一日でした。
花言葉、けっこう楽しいかも !?
気持ちのいいキャンプ+α(プラスアルファ)
2007年の森の案内所(事務棟)に始まったそらぷち施設の建設。宿泊棟、食事棟
など主要施設の工事が終わった2012年から、10年の月日が流れました。
たくさんの方のあたたかい気持ちが詰まった各施設。少しでも長く使い続けられる
よう、計画的な維持修繕がこれからの課題です。
現在はゲストハウスの外壁と屋根の塗装、案内所前のスロープの補修を行っていて、
今年度中に一部のボイラーも入れ替える予定です。
キャンプの最中に施設が壊れたり、設備が機能しなくなって、楽しみにしてくれて
いたせっかくのキャンプが台無しになってしまうのは、もちろん最優先に避けなけ
ればなりませんし、手をかけるのを後回しにすることでより大きなダメージを与え
てしまったり、費用がかさんでしまうのも避けねばなりません。
施設の維持修繕にはそれなりの費用がかかるので、管理する側とてはどうしても
後手後手になってしまいがちなものですが、そらぷちとしましては、いつでも
気持ちのいいキャンプを提供できるよう、適時、適切な施設の修繕・更新を行って
いかなければと考えております。
さてさて、話はガラリと変わりまして、キャンプ場内では育ち盛りの小さな
バッタくんたちが、あちらこちらで葉っぱをムシャムシャやっております。
では問題です! この写真の中に、何匹のバッタくんが写っているでしょうか?
答えは12匹 !! すごい人口(虫口?)密度です。
なので、元気よく育ったふきの葉っぱも、こんなに穴だらけ…。
でも、ふきやイタドリなどの植物がある程度大きくなった段階で、あたかも
「その成長を待ってました!」と言わんばかりに、バッタがいっせいに旺盛な食欲を
満たしているという何とも絶妙な流れに、緻密に計算された自然の摂理のようなもの
を感じてしまいます。自然って、やっぱりすごいですねぇ~!
自然の中の命の営み。
繊細だけど力強い。
そんな姿に私たちは圧倒され、心を動かされ、力をもらいます。
手入れの行き届いた施設で快適な気持ちのいいキャンプを、そしてキャンプ場がある
丸加高原の「自然のチカラ」「自然のスゴさ」を感じてもらえるようなキャンプを
お届けできるよう、6月末の今シーズン最初のキャンプに向けて鋭意準備中です!
エゾハルゼミのBGMを聴きながら
キャンプ場の春はとってもにぎやか。
カエルのようでもあり、セミのようでもある、そんな鳴き声が場内に響きます。
その声の主はエゾハルゼミ。
森林に生息するセミで、ナツゼミのように市街地で見かけることは
ほとんどありません。
キャンプ場の所在地は北海道滝川市江部乙町の丸加高原。江部乙の市街地から
5kmほど離れた標高148mのところ、丸加山(標高305m)の中腹にあり、
ふもととの標高差は100mほどの丘陵地帯です。
標高286mにある展望台付近からの眺めはこ~んな感じ!
このロケーションだからこそ楽しめる、春の定期演奏会。
青空が広がる晴れた日は、エゾハルゼミの大合唱がキャンプ場を包み込みます。
そんな丸加高原には広大な畑や草原のほか、さまざまな野生生物が暮らす豊かな
森も広がっていて、四季折々の自然の営み、生き物たちの息吹が感じられます。
ちなみに、野生生物ではありませんが、写真の真ん中あたりにある白と黒の一団は、
放牧されている牛くんたちです。のどかに草をはんでおりまーす。
エゾハルゼミのBGMにのって、キャンプ場ではほかの虫たちも元気に活動開始!
尺を取りながら(?)葉っぱの上をお散歩中のしゃくとりむし。
赤のボディに黒の水玉模様をあしらい、おしゃれをしてお出かけ中のてんとうむし。
隠れ蓑(みの)をまとい、木と同化して人目(虫目? 鳥目?)につかないよう
ゆっくり進む変身上手、忍者みのむし(右下)。ちなみに、左上はセミの抜け殻。
葉っぱのベッドでお昼寝中。おなかいっぱい(はらぺこじゃない)の あおむし。
見晴らしの丘では、野うさぎくんが ぴーん と聞き耳を立てて ちょこん と正座。
エゾハルゼミの大合唱に聴き入っています (^o^)/
そんな中、スタッフはそらぷちガーデン用資材の加工作業。
BGMの効果はてきめん、作業をする手の動きが、いつにも増してなめらか&軽やか
に動いているように見えます !!
板のカット作業は動きが滑らかになりすぎると危険です。きくりん、気をつけて!
コンパネに防腐剤を塗布。のんのん、ローラーの動きが軽快ですね~!
早いものでもう6月、1年の半分が過ぎようとしています。そして、月が変わる
ころには、エゾハルゼミに代わってナツゼミが鳴き始め、キャンプ場は夏本番を
迎えます。
シリアスファンのある毎日
6月1日から始まりました
「真剣に楽しむ『シリアスファン』プロジェクト 植物を育てる編」。
入院中や通院中、在宅闘病中のお子さんと、そのきょうだいを対象に参加を
受け付けているところですが、開始早々から栽培キットの送付にお申し込み
いただきまして、本日(6月9日)までの約1週間で、5家族に10セットを
お送りしています。
発送にあたっては、
病室や自宅で、ミニトマトちゃんの成長を真剣に楽しんでね!
ミニトマトちゃん、元気に育つんだよ~
と、念(!!)を込めながら、梱包などの作業を行っております。
5月13日に栽培を開始した、キャンプ場のミニトマト「そらちゃん」と
「ぷっちーちゃん」は、3週間ほどで葉っぱが6枚になり、今ではこんなに
大きくなりました。
まいた4つの種のうち3つが芽を出しましたが、日当たりを考慮して1つは
間引いたので、現在は2つの株「そら・ぷっちー」が成長を続けています。
ちなみにですが、葉っぱが6枚というのは、コールマンさん提供のキャンプ用品
プレゼントに応募する条件となっていまして、葉っぱが6枚以上になった写真と、
今後の栽培に向けた意気込みをメールで送っていただくと、もれなくギフトを
ゲットできるという内容になっております。
根っこも元気に、ぐんぐん伸びておりますよ~。
さてさて、突然登場した「そらちゃん」と「ぷっちーちゃん」という名前は、
キャンプ場で栽培を担当している、恥ずかしがり屋の私(広報PR担当)が
人知れず、ひそかに名付けたもの。
名前を付けているなんて知られたら…
声に出して名前を呼んでいる姿を見られたら…
そんな事態になってしまったら、私は恥ずかしさのあまり、穴を掘って
逃げ込む(!!)ことになるに違いありません…。
なので、毎日、心の中で「そら、ぷっちー、おはよう」「今日は天気がいいね」
などと、がらにもない呼び掛けをしながら育てているのですが、私が付けた
この愛称も、私の心の中での呼び掛けも、キャンプ場のスタッフの中で知る者は
誰一人としておりません…。
う~ん、これぞ シリアスファンですねぇ~! ちがうか … (-_-)
でも、
真剣に、純粋に、マジメに 楽しむ
そうすることができる、そうしちゃう、そうせずにはいられない「何か」
がある毎日。 いいなって思いますよね !?
そんな「真剣」で、「純粋」で、「マジメ」な瞬間の積み重ねが
人生の豊かさ、人間としての厚みになるんだよなぁ…
なぁ~んて考えてしまった、今日この頃なのでした。
あぁ、シリアスファン。。。
そらぷち自慢の 〇〇 をご紹介 ♪♪
春から初夏への移ろい・・・。
つい数週間前までは枝がむき出しで殺風景だった木々には葉っぱが繁り始め、
エゾハルゼミが元気に鳴き始めました。
緑の濃さが増し、虫などの鳴き声のボリュームが上がっていくにつれ、北国の
短い夏に向かって、いきものがみんなエネルギー全開で突き進んでいるようで、
1年で最も生命力を感じられる季節です。
そらぷち自慢のツリーハウスがあるきつつきの森も新緑に包まれ、ワイルド感
たっぷり、とってもいい感じになってきました。
そらぷちでは現在、キャンプは1家族ずつの受け入れとさせていただいています。
ひとりでも多くの子どもたちに、丸加高原に来てほしいという想い。
しかし、今もなお続くコロナ禍・・・。
たくさんの子どもたちの笑顔あふれる、にぎやかなキャンプ場に戻れる日を期待
しつつ、こういう時だからこそやるべきことは何なのか、そんなことを考えながら
の新たなキャンプシーズン突入となっています。
さてさて、5月末に予定されていた今シーズン最初のキャンプは、6月末に持ち
越しとなりました。与えられた時間を有効に使い、受け入れ態勢に万全を期した
いと思っております。
夏のキャンプ期間中は、場内にセラピーホース(馬)が滞在して、キャンパーに
「癒し」を与えてくれています。今年も例年同様、お馬さんたちに来てもらう
予定で、先日、私たちスタッフの現場予行演習のため派遣元のNPO法人北海道
障がい者乗馬センター(札幌市中央区盤渓)から、テリーくんと小次郎ジュニア
くんにキャンプ場に来てもらいました。
こちらがテリー。
そして、こちらが小次郎ジュニア。
テリーは何度もそらぷちに来ているベテランさんですが、小次郎ジュニアは今回が
初めての来場です。キャンプ場では、夜にゆっくり休む馬房や活躍してもらう馬場
に慣れるのはもちろん、人を載せた馬車をひくなど実際のお仕事にもチャレンジ。
ちょっとビビりな面もありますが、テリーと一緒に無事2泊3日の滞在スケジュール
を終了しました。
颯爽(さっそう)と馬車をひく小次郎ジュニア。ピュ~
馬場で仲良く草をはんでます♪
遠くを見つめ、物思いにふける小次郎ジュニア
こんなかわいいお馬さんたちとふれ合えるのも、そらぷち自慢のキャンプ
プログラムの一つとなっています。
もう一つの自慢はお風呂。
そらぷちには大きな「もりのおふろ」と、少しこぢんまりとした「そらの
おふろ」の2つがあります。大きな窓からは、遠く暑寒別の山並みが
見渡せるほか、夕暮れどきには真っ赤に染まる夕焼け空が望めます。
先日、来るべきキャンプに向けて、今シーズン初の湯張りをしました。
浴槽にお湯がたまったころには、青空にいい感じの雲がプカプカ。。。
湯面には、そんなのどかな光景が映りこんでいました。
外から見るとこんな感じ。
窓が大きいのがわかると思います。
車いすでの乗り入れが必要だったり、体に装着した医療機器などの関係上、自宅の
お風呂では狭かったり、細菌などの感染予防のため温泉施設や公衆浴場を利用
できないなど、さまざまな理由でお子さんと一緒にお風呂に入ったことがない
というご家族もおられ、衛生面でも安心で、貸し切り状態で入れる大きなお風呂は、
キャンプに来られる皆さんの楽しみの一つとなっています。
今年は、この2つのお風呂がどんな楽しいひとときを演出してくれるのかな !?
そんなわくわくするシーンを思い描きながらキャンプに備えます ‼
キャンプ場は花ざかり でも・・・
5月上旬に行った、そらぷちガーデンの種まき作業。
残雪を頂いたピンネシリ(山)、なんともきれいですね~。
あれから1カ月がたち、種をまいたヒマワリがすくすく育っています。
そして、キャンプ場内は春の花ざかり。
まずはライラック。青い空に薄紫の花が映えます。
エントランスやゲストハウス前に植えられている芝桜も満開です。
一方、こちらは満開のピークを過ぎて、すでに綿毛と化したタンポポ。
その繁殖力は芝生を駆逐し、勢力圏をみるみる拡大。放っておくと芝生の
広場が、「あっ」という間にタンポポ広場へと変貌を遂げてしまうほどで、
そらぷちの屋外施設管理チームも恐れおののく驚異の生命力です。
ふくろうくんもその圧倒的な力の前に、若干うつむき加減。
何だかおびえているかのようです・・・。
それもそのはず、キャンプ場内では、タンポポの綿毛のみならず、
ヤナギ科のものとおぼしき綿毛でこんなことになっています。
上の写真の白い点々、ちょっと見えにくいかもしれませんが、綿毛が雪の
ようにふわふわと舞っていて、まるで夏と秋を通り越して、もうはや(北
海道弁で「もう、こんなに早く」の意味)冬が到来したかのようです ⤵
そして、ツリーハウスに向かうくねくね道の脇はこんな状態。
なんだか、初冬に降り積もった雪のようです ⤵⤵
春は、冬の間休眠していた自然の生命力が一気に解き放たれる
季節でもあるんですね! 改めて驚かされます。
しかし、タンポポの脅威を嘆いてばかりではいられません!
食堂棟と浴場棟の大きな窓からの芝生の眺めを死守するべく、その前の
芝生広場だけは、スタッフ総出でタンポポを根ごと引っこ抜くことにしました。
ちなみに、タンポポは根を残してしまうとその後も成長を続け、また花を
咲かせるので、根こそぎ抜く必要があるのですが、その根が結構深いんです。
タンポポの問題は、文字通り「根深い」問題・・・です(笑)。
おあとがよろしいようで。
願わくは、これ以上タンポポが増えませんように・・・。
ミニトマトを育ててキャンプ気分 ♪♪
コールマンさんから、
水耕栽培キット「ザ・コールマンズ ファーマーズキット」をいただきました。
昨年の第1弾 ルッコラに引き続きまして、
今年は第2弾としてミニトマトに挑戦。
ペットボトルとお水、あとはミニトマトへの愛情があれば、
室内でも収穫が楽しめちゃうというキットです。
袋の中身はこんな感じ。
ペットボトルに水を入れて、付属の肥料を1さじ入れます。
水を吸い上げる綿のついたキャップを付けて、
真ん中の綿の部分に、種を4粒ほど置きました。
藻の発生を防ぐための遮光シートをボトルに巻いて準備は完了。
新型コロナウイルスの影響で、そらぷちではキャンプの受け入れも
1家族ずつに制限されるなか、
外に行けない・・・
キャンプに行けない・・・ という子も、
自宅や病院に居ながら、手軽にキャンプ気分が味わえるものを との試みです。
ちなみに、そらぷちで育てているミニトマトちゃんは、
5月13日にスタンバイしたのですが、4日後の5月17日には
この写真のとおり、かわいい芽が出てきましたよ~。
翌18日にはこんなに伸びて、
栽培開始からちょうど1週間がたった19日にはついに・・・
双葉にへんし~ん ‼ かわいいですね~♡
そして、10日後にはこんなにも!
まいた4つの種のうち、1つはどうやら芽を出す気がないようですが、
3つが元気に成長を続けています。
通常は土の中で起きている現象なので、種から芽が出てきて根を伸ばし、
ぐんぐんと育っていく様子をじっくり観察できるのは、水耕栽培ならでは。
見るたびに芽が伸びているので、見るのが楽しくなっちゃいます♪
そして、めざす最終形はこんな感じ(私たちの成功イメージ写真です)。
いい感じですねぇ~ \(^o^)/
どうです? こんなに簡単なら、やってみたいって思いません???
昨年のルッコラでは、週に1回の水替えの手間と置く場所の配慮が
足りなかったばっかりに、枯らしてしまった方もいました(!!!)が、
「マジメに楽しんじゃうぞっ」という好奇心
( = これがシリアスファンですね)
「絶対に実を食べるぞっ」という強い欲望(!?)
どちらか1つがつがあれば、毎日をエンジョイできちゃうこと間違いなし!
そらぷちでは、ファーマーズキットでミニトマトの栽培にチャレンジ
してくれる、入院中や通院中、在宅闘病中の子と、そのきょうだいを
大募集。
果敢に挑戦してくれる子には、自宅や病室でキャンプ気分を味わえる、
コールマンさん提供の素敵なキャンプグッズをプレゼントしちゃいます。
詳細は後日、そらぷちホームページ内「シリアスファンプロジェクト」
でお知らせしますので、お楽しみに♡
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