雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間(7)

2016年09月19日 | ヨーロッパアルプス(スイス)

ランデックス展望台より・・・アルプスの女王モンブラン山群を望む 
 

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間
2016/7/12~23 (スイスインターナショナルエアラインズ 成田→チューリッヒ 往復直行便)

<7日目-7/18(日) > シャモニホテル~<市内バス>~ル・トゥール~シャラミヨン駅経由リフト頂上駅~バルムのコル
~ル・トゥール
~<市内バス>~レ・ブラ~フレジュール展望台~<市内バス>~シャモニホテル(連泊)


シャモニでの初日は、予定のコースを変更!


日本とは真逆で、スイスは例年より大雪となり雪融けが遅かったらしい。(お蔭で花は多かった)
シャモニーでのハイキング予定は、ガイドさんの判断により変更されるかも知れないと、当初から言われていて
ランデックス展望台からラック・ブラン(湖)を経てフレジュールまでのハイキングは、残雪があり中止となってしまった。

同じバス路線だったレ・ブラでは下りず、30分ほど走って、ル・トゥールからシャラミヨン駅経由でリフト頂上駅で下車し
頂上駅からバルムのコル(スイスとイタリアの国境)を通るルートを歩き、ル・トゥールに戻る周回コースに変更となった。

ル・トゥールに下山後は若干雲も湧いてきたが、ランデックス展望台で眺望を楽しみ、ホテルに戻った。



シャモニ~ル・トゥール~リフト頂上駅~ル・トゥール~レ・ブラ~ランデックス展望台~シャモニGPS軌跡


ホテル近くのバス停より出発!


 
ホテルベランダから、朝の眺望


 
ホテルの朝食                    ホテル玄関集合



バス停よりモンブラン



バス停よりエギーユ・デュ・ミディ展望台


 
ホテル前方に見えていた山はパグライダーの基地のようで、バス停に着いた8:50分頃には7~8機飛んでいた。
(右画像)我々と同時にバスを待つ4人グループは、ピッケル、ヘルメットの装備で何処に行くのだろう?


ルトゥールからリフト頂上駅へ  



ルトゥール~リフト頂上~バルムのコル~ルトゥールGPS軌跡


ル・トゥールでバスを下りて、6人乗りのゴンドラでシャラミヨン駅へ、高速チェアリフトに乗り換えて頂上駅へ

ケーブルなどと違ってスキーのチェアリフトは、直接空気や風に触れ解放感があり、地上にも手が届来そうなほど近いので、
乗車中も足下の花などがより身近に見られ、ここでは目を見張るほどのアルペンローゼ大群生に遭遇できたのである。

途中のパルムのコルでは大休憩!シャモニでのガイドさんは規定により2人いたのだが、ダジャレ大好きおやじだった。
中央に咲いていてもスミレとか・・・くだらないダジャレから面白いダジャレまで、私達を飽きさせない(^^ゞ
スイスとイタリアの国境にあるバルムのコルでは、一歩で簡単に国境越えができますよと教えて頂いた。
本日も天気は快晴!予定のラック・ブランに行けなかったのは残念だったが、このコースもなかなか素晴らしかった♪

中止になったコースは歩行約5時間を予定しており、このツアーでたった一回の昼食お弁当持参日であった。
日本人が経営する店のおにぎり弁当(しかも日本茶付き)を、予約注文してあると聞いていたのだが、
朝、出発前にホテルで配られたときは、久々に日本の味かも?と皆でおにぎりを見て素直に喜んだのである♪
そして期待は裏切られず、ハイキングの途中、青空の下で広げたお弁当は、めちゃめちゃ美味しかった(^^)v
 

 
30分程バスで移動、ルトゥールでバスを下りた。      ツリーと雪の結晶のライトが可愛かった。


 
ここでもゴンドラ乗場に重装備の若者グループ、今からどんなコースを歩くのか?気になるところである(^^ゞ
階段を登ってゴンドラ乗場へ・・・ガイドさんが、皆さんこれは何だと思いますか?「そうめん流しではありません!」
と、一応笑える前置きをしてから、マウンテンバイクの通路(車輪を乗せる)だと教えて頂いた。


 
まずはゴンドラで                     次はチェアリフトで



リフトからの眺望・・・ピンク色は一面のアルペンローゼ


 
眼下を走るマウンテンバイクの少年                   リフト頂上駅



リフトを下りて、人が集まっている方を見に行くと。。。



リフトからも見えていた牛さんが目の前に・・・牛とモンブラン


牛さんと分かれて歩き出す。。。


2日前のフルアルプ小屋へのハイキングで、ご主人の足が浮腫んでしまったD夫婦は、まだ回復していないらしく
リフト頂上駅付近をマイペースでのんびり楽しんだ後、リフトを乗り継いで自分で戻ると言う事になり、ここでお別れとなった。
夕食時にホテルのレストランでお会いしたのだが、ご主人一人だけだったので気になって聞いてみたら
奥さまは食欲がないので夕食はパスしたらしく、何と!今度は奥様が、気疲れなのか本疲れなのか?
心配したが、ゆっくりして沢山寝たらお2人とも回復したらしく、次の日からはみんなと一緒に元気に歩いていた。



パノラマ① リフト前から歩き出す・・・道は2方向に分かれており、我々は上の道からバルムのコルを目指した。



後方のリフト頂上駅・・・後に聞いた話では、Dさん夫婦はこの草原で1時間ほどお昼寝をしたらしい(*^^*)


見頃の花も多かった。


 

 

 


フランスとスイスの国境、バルムのコルへ



バルムのコルからスイス方面


 
宿泊もできるバルムの小屋は、地図を見るとスイス側に建っている。           コルのお花畑


 
影で見にくいが両面にそれそれ国の名前、(左画像)フランス(右画像)スイス・・・一歩で国境越え!



バルムのコルで出会った可愛い女の子・・・歩きながらカメラを気にしていて、目の前でポーズを取ってくれた(^^♪
バルムのコルは標高2191mだったが、街歩きのようなスタイルで子供でも簡単に来れてしまう。
私は、つば広帽子にサングラス、手袋にスカーフ、背中にザック、ごっつい登山靴と分厚い靴下を履いていて
爽やかな日に爽やかな彼女を見たら、この時ばかりは自分のスタイルが嫌になったのであった(*‘ω‘ *)



パノラマ② バルムのコルからの眺望・・・ヴェルト山、ドリュ、シャモニの谷とモンブラン、耳のような山は何だろう?





 



パノラマ③ 



この辺りから下り始める。



モンブラン・・・日本語に訳すと「白い山」



アルプスの女王モンブラン(4810m)と、赤〇は 「 エギーユ・デュ・ミディ 3842m 」
標高1037mのシャモニの町から見上げたのが最初なので、ここ2200m程から見た場合、全くイメージが違い
確かこの辺りだと、自宅に帰って写真を拡大してみるまで全く気付かなかった。


お花畑は半端じゃない!



キンポウゲ?・・・左手一面、黄色の花で埋め尽くされた草原


 



パノラマ④



アルペンローゼとヴェルト山とドリュ


アルペンローゼとモンブラン



アルペンローゼと峰々とツアーの仲間



右手の谷一面、キンポウゲ?



絵になる光景・・・モンブランと牛の放牧地



滝のように流れているトゥール氷河







レストランのようだった・・・牛と氷河を眺めながら、ここでのんびりしたかった。



パノラマ⑤


そしてまた可憐な花。。。





 


 


大展望地でおにぎり弁当の昼休憩!



小さく人が2人いる辺りの登山道脇で昼休憩となったのだが、金沢4人組だけ、そこから更に10m程上に登って
ちょっと小高い場所から、皆さんを見下ろしながらの休憩だった(^^ゞ 
 


眼下で寛ぐ皆さん



パノラマ⑥・・・この眺望を見ながら昼休憩


 
ちょっとかじってから撮ったおにぎり弁当・・・普通のから揚げ弁当だったが、久々にお米と沢庵漬けが美味しかった♪



トゥール氷河がちょうど正面



何気に拡大して撮ってみたら、氷河の近くに小屋?発見!



モンブランとシャモニの町・・・ここから見ると、シャモニ谷と言われるのが良く分かる。



ずっと見えていた、この双子のような岩山の名前が気になる。



ピークがヴェルト山、右の尖がりが レ・ドリュ だと思われる。
この後、ランデックス展望台と帰りのバスの車窓でレ・ドリュを2回見ているが、見る場所により印象が全く違う!


 
昼休憩後はどんどん下りて行く。。。


新しい種類の花にも出会って。。。



標高を上げても標高を下げても、アルペンローゼは広範囲に咲いていた。


 
この白い花も群生(右画像)・・・花の群生に目をやるとル・トゥールの町が見えてきた。


 





 


ル・トゥール近くまで下りてきた。


 
  誰かの慰霊碑なのか?        青白い氷河を見上げる!トゥール氷河は村の近くまで迫っていた。


 
ゴンドラ駅の裏側の道(川を挟んだ大きな駐車場)に既にバスが止まっており、タイミングよく乗れた。



そしてこれはバスの車窓から偶然に撮った「レ・ドリュ」・・・左隣のヴェルト山より高くて存在感が大きい。
もしかしたらスイスではドリュが、奥穂高岳のジャンダルムのような存在だったりするかも?と一瞬思った(^^ゞ 


更にモンブランを近くで見る!

ハイキングが終ったのは14時過ぎ、ホテルに戻るにはまだ少々早い時間でもあり、レ・ブラ バス停が途中駅と便利なため
またまた添乗員さんの配慮で、希望者のみ、本日行く予定だったランデックス展望台に行く事となった。(ハイキングはなし)

午後はやや雲が湧いてきていたが、ここも素晴らしい眺望、残雪の中を歩く人たちの姿も見えていた。
残雪に慣れている北陸メンバーだけなら、楽勝のコースに見えたが、団体だと安全がより優先されるのは仕方ない。
次は是非個人旅行で再度訪れたい!・・・ここも含めて「また来てみたい」そんな場所が日に日に増えていくのである(^^ゞ


 
レ・ブラでバスを下りて、ゴンドラでフレジュール(左画像)へ、チェアリフト(右画像)に乗り換えてランデックス展望台へ



正面がリフト終点のランデックス展望台・・・やはり一部雪原歩きとなるようで、残雪がある。



ランデックス展望台(標高2389m)よりパノラマ



そしてこれがヴェルト山とレ・ドリュのアップ・・・ここからの眺望が一番本来の姿に近いようだ。



中央奥はグランドジョラス、手前にはメール・ド・グラス氷河も見えている。



シャモニモンブランの針峰群



エギーユ・デュ・ミディ展望台



モンブラン山群・・・エギーユ・デュ・ミディ展望台は画像中央辺り。


展望台ではたっぷり眺望を楽しむ時間を取って頂いたが、もう少し残って展望レストランでビールタイム希望者がおり
添乗員さんの配慮でここで解散となったのだが、我々金沢組は直ぐにリフトで下りて、ホテルに戻る事にした。

ホテルに戻り、お風呂タイムの後は、明日の為にせっせとトランクの整理である。
夕食はまた皆で、7:00頃から予約してある町中のレストランに繰り出し、チーズフォンデュがメインの夕食であった。
夕食後はまだ明るかったので、シャモニのメイン通りへ散歩にでて、本日も夕焼けを見ながらホテルに戻った。


 
16:00頃だったが、ランデックス展望台下りのリフトで、これから登りの人と擦れ違う・・・眼下の展望レストラン


 
フレジュールでケーブルに乗り換えてレ・ブラへ、レ・ブラからまたバスに乗ってホテルに戻った。


夕食はスイスで2度目のチーズフォンデュ


 
スープとビール・・・グラスワインはKさん


 
チーズフォンデュとデザートのアイス・・・パーパーに山名が記されており、汚れないうちに皆で持ち帰った(^^ゞ


食後は町を散策してホテルに戻った。



バルマとソシュール銅像・・・1786年8月にバルマとパカールがモンブランに初登頂した。
登頂のストーリーが色々あるようで、パカールの銅像は別の場所にあった。



バルマが指さしているのはモンブラン・・・ボソン氷河が滑り台のように見えている。


 
スイスでもフランスでも食事は屋外席が人気!


 
         21:00              21:10分・・・今日の夕焼けは余り焼けなかった。



 
クラシックの生演奏・・・気に入ったらCDも買えるようで、ギターの箱にお金を入れて、持って行く人がいた。
シャモニ最後の夜なのでのんびり散歩をして、ホテルに戻ったのはようやく薄暗くなった21:30だった。


シャモニーでの2日間で、5つの名峰の中の4つ目、角度を変えてモンブラン山群を十分に堪能できた。
そして明日は、どれがモンブランか分からないほどモンブランに近い場所、「エギーユ・デュ・ミディ展望台」まで行くのである。
運よく快晴が4日間続き、そろそろヤバいかと思ったが、Wi-Fiでチェックしたら明日も晴れ予報だった(^^♪


クラブツーリズムさんへちょっと細かいお願い(^^ゞ


今回の旅では食事のメニューが書かれていないので、席に着いて料理が出てくるまで何を食べるのか分からなかった。
予約済の場合は、ある程度の料理内容が分かるはずであり、予め旅のしおりなどに書かれていれば有難かった。
フリーの食事で、別のメニューを選択したり、スイスの料理であればどんなものか調べておくことができたからである。
時々日本語メニューも置いてあったが、何処のレストランでも、日本のように写真付きのメニューを見かける事はなく
事前に確認できることのメリットは大きい・・・何と言ってもハイキングの次に楽しみなのは食事なのである(*‘ω‘ *)


参考)下調べでシャモニの自由時間に行きたかった場所 
① モンタンヴェール展望台・・・国鉄シャモニ駅から登山電車で20分、グランドジョラスとメール・ド・グラス氷河が見所。
② メール・ド・グラス氷河の氷の洞窟・・・モンタンヴェール終点駅からゴンドラで下り、更に階段を下りる。



8日目-1 7/19(火) > シャモニホテル~エギーユ・ドゥ・ミディー展望台~シャモニ




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