火星への有人宇宙旅行 6/07
掲載日:2010年4月21日
ロケットでは火星へ到達出来無い
「2030年代に火星へ」との計画をオバマ大統領が宇宙政策として発表されましたが、私たち人類の現在のロケット技術で人類が火星へと到達出来るのでしょうか。
現在の計画では往復の時間は、17か月間とされているが、仮にロケット技術として実現したとしても、人間が17か月間無重力状態として過ごして無事に地球へと帰還出来るのでしょうか。
私は無重力状態としての宇宙旅行は人類には無理があると思っています。
人間が17か月間無重力状態として過ごして無事であると考える事、並びに現在のロケット技術で、例えば五人分の酸素、食料、ロケット燃料を積載する事。
この何れも不可能としか言い様も有りません。
月面着陸船では月面からも脱出出来無い
アポロ計画では、この月面着陸船で月面へ到着、離脱したそうですが、
このおとぎ話が火星で実現するとでも思われますでしょうか。
人間が火星へ到達することは可能としても、火星から宇宙へ離脱するには、
地球から宇宙へ離脱するに等しい大型ロケットが必要となります。
この大型ロケットをそっくり地球の引力から逆らって、打ち上げ可能なロケット。
そのような物の建造は現在のロケット技術では不可能です。
これが、オバマ米大統領の計画は不可能とした理由です。
宇宙エレベーターを利用した火星旅行
ところが、現在のロケット技術では不可能な火星への有人飛行が、宇宙エレベーターを利用すれば、呆気無く実現可能となります。
火星への有人飛行体は、ロケットでは火星へ到達出来ません。
有人飛行体は、回転式の有重力の宇宙ステーションである必要があります。
火星への宇宙飛行士は、5人とか7人とかでは無く、50人以上出来れば100人程度が望ましいでしょう。
危険な宇宙空間で全員が単一時間として暮らす事など、とんでもありません。
24時間を3分割し、例えば60人であれば一チーム20人とします。20人中リーダーと航空士で三人、コック一人、農場とタンパク質等の食料品製造係五人、宇宙ステーションの管理が三人、残りの八人で通常業務を運営する訳ですが、折角の宇宙空間ですので、宇宙研究要員を10人掛ける三倍の30人、やはり100人程度の人材は欲しいですね。
火星への有人飛行の手順としては、 まず宇宙エレベーターを地球に建造し、回転式の有重力の宇宙ステーションを作ります。そしてその回転式の有重力の宇宙ステーションが、そのまま火星への宇宙船となる訳です。宇宙船はロケットであっては為らないのです。
その宇宙ステーションの、火星までの動力はロケット燃料では無く、太陽光発電を利用したエネルギーを利用します。
こうして人類は、回転式の有重力の宇宙ステーションを利用して、片道二年近くかけて火星まで到着、さらに火星の宇宙空間から、宇宙エレベーターを火星に建造し火星表面へと到達します。
もちろん、只の100人程度で火星へ行くわけでは有りません。
一隊100人として、5隊500人も火星へ行けば全員が無事に地球へ帰還出来る事でしょう。
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