一生懸命の家族

教育熱心なお父さん。


自分の娘に，算数の解き方を，何度も何度も教えても，娘は間違える

「親は解けるようになったけど，娘が解けない～～～」

「親の顔が見たいっていっても，それは俺なんだよな～～。」


その女の子は下町育ち。おじいちゃん子。両親が叱る意味でお小遣いをゼロにしても，「お父さんとケンカして，お小遣いくれないんだ」，とおじいちゃんに言うと，「内緒だよ」とお小遣いをもらいます。父親がおじいちゃんに文句を言うと，「俺が稼いだ金，どう使おうと俺の勝手だ。」。


その生徒も，何とか第一志望に合格して，その妹も教えて。


印象深いのは，「勤めて，五時過ぎたら，何する？」と聞いたら，「残業」と即答。「仕方ないんだよ」と。中小工場を経営している両親の日常を見ているからでしょう。


本音でぶつかり合う家族でした。そして，精一杯頑張っている家族でした。両親の仕事ぶりをいつも見ていた子供ですから，最後の気合が入ったのでしょう。





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