人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

気迫の勝利

2022-03-26 10:16:56 | 雑記
今月19日、ボクシング、ライトフライ級世界戦で前王者、寺地拳四郎が見事KO勝ちで、因縁の再戦を制して王座に返り咲きました。
“あー、こんな好カードなのにすっかり観るの忘れてもうたあ“...という訳で二日前にやっと観ることが出来た次第...
この試合は、最近予想が外れっぱなしの、私の久しぶりの完勝試合なのでした!
“今度やれば拳四郎が必ず勝つ!、KOで!”
だが(多くの予想もそうだったであろうように)、それはいつものクレバーな試合運びで、適格に優位に試合を支配し、中盤以降、勝負どころで決めにかかるものと頭に描いていたのです。
状態さえ良ければ負けないだろう...半年前の一戦は、それには程遠いように見えました。自身のコロナ感染のために試合が延期されたのは当然だとして、その期間僅か二週間とは!
そして、あの物議をかもしたバッティング問題...有効打を当てて、明確にポイントを取らなければ勝てない、いやKOを狙わないと...
拳四郎がKOで勝たなければならない理由がはっきりあったのです。
しかし、これは驚いた!...状態も前回とは段違いのようだが、気迫がまるで違う!
”絶対勝つ、絶対倒す!”...全身にそうした気概があふれているようでした。
相手の矢吹は、完全にこの気迫に飲まれているようでした。
これは、全く前試合と立場が逆転しているではありませんか?!
”オール.オア.ナッシング”...矢吹は、その試合にすべてを掛けるように臨みました。
”何がなんでも勝つ!”...その気概が(私にはそんなに悪意は感じなかったですが)あのバッティングにも表れたのでしょう。拳四郎はこの気迫に負けていました。
そして、思いました。矢吹は次やったらきっと負ける!...すべてを掛けてしまったその後は?...
ボクシングは気迫だけでは勝てないのは言うまでもありません。過去に気迫、根性が空回りするだけで、外国選手の高い技術にあしらわれるという場面は何回も観てきました。
だけど、この二試合を観て気迫が大きく試合を左右することがある、ということをまざまざと感じさせられました。(絶対王者、井上の強さの秘密も伺い知れました)
それにしても、短期間で変貌した拳四郎のアグレッシブなスタイル、ワンパンチ.フィニッシュぶり!
彼の強みは、その技術の習得の早さ、柔軟性にあると思います。
前回の敗戦のショックで一度は引退も考えたのだと言う。それを思い留めさせたのは、長谷川穂積さんの言葉だったらしいですが、二人とも王者になってから実力がアップした(特にバンチング.パワー)好例と言えるでしょう。
今回見せてくれた、技術に裏打ちされた、長谷川さんらが持っていた、”倒すぞ”オーラ...
モデルチェンジした今後の拳四郎に期待しています。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 何も無いことがすべて | トップ | 直に合いまみえる »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ジダン屋)
2022-03-27 14:58:22
拳四郎VS京口を早く見たいものです
彼等は関大VS大商大で四度対戦し拳四郎の
三勝一敗で京口も7ー3で相手に分が有ると、
語っていました
然し対戦が実現すれば際どい勝負になると私
は思っております
返信する
Unknown (シタテルヒコ)
2022-03-27 17:29:13
私もパワーアップした拳四郎が断然有利だと思います。
京口君の動画で両者の対談が聞けますが、トークでは拳四郎が完敗だったですが...
返信する
Unknown (ジダン屋)
2022-04-07 13:01:28
村田VSゴロフキン、井上VSドネアともに地上波無しですか そんな殺生な…
一応ワタシなりの試合予想を…
村田とゴロフキンは得意の距離が被る分、屈強で攻撃力に勝るゴロフキンが圧倒するでしょう

井上ドネアはドネアがスピードに慣れるまでに井上が今度はドネアを仕留めると見ます 6RKO
返信する
Unknown (シタテルヒコ)
2022-04-07 15:38:21
私の予想とほぼ同じです。村田はレフェリーストップされるかもしれません。手がとまると勝ち目は無いでしょう。
井上は、今度はレフェリーブロックは無いでしょう。
録画でもいいから見よ!
返信する

コメントを投稿

雑記」カテゴリの最新記事