本を読んでいて、話し言葉でふと引っかかる言葉がある。
「何でも」
質問されたことに対して、又聞きや噂で、確かなことはわからないけど、
という意味で使われている。
たとえば、刑事の聞き込み。
「お隣の鈴木さん、何をしてる人か知ってますか」
「何でも、保険のセールスを昼間していて、夜は別の仕事をしているっていう話だけど」
こういうシーンはドラマでもよくありがちだ。
たとえば、会社の中で。
「営業3課の近藤、出向になるって聞いたんだけど知ってるか?」
「何でも、奥さんの実家がアッチにあるのは建前で、部長とやりあったのが
まずかったらしいよ」
古い言い回しかと思ったら、
わりと最近に書かれた小説にも出てくる。
わりと最近に書かれた小説にも出てくる。
でも、実際の生活の中で私は1度も「なんでも」という言葉を、
こういう形で使ったことはないし、誰かが話しているのを聞いたこともない。
ドラマや小説の中だけで生きている言葉は、ほかにもありそうだ。
温かいが好きな猫
キッチンの電熱器の上で暖を取る猫(オス)。
コンロを少しだけ温めて、その上に専用のタオルを敷き、
おなかを温めながらうとうとするのが大好き。