太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

平等

2015-05-14 18:01:07 | 日記
新聞に、こんな記事があった。

フィンランドでは、たとえば車のスピード違反をした場合、

その人の収入によって罰金の金額が違うのだという。

あるビジネスマンは、法定速度を5,6キロだけオーバーしただけで

600万円の罰金を支払った。

あるミリオネアは、1000万以上払った。


福祉国家としてやっていくためには、資金はいくらでも必要なわけで

これはひとつのアイデアかもしれない。


それに、年収300万円の人にとっての1万円と、

年収1億の人にとっての1万円では、その価値は違うものだろうから

罰金を払うことで受ける痛手は平等なほうがいい。



話は変わるけれど、

ハワイにはお金持ちが多い。

低所得者といわれる人たちは、もっと多い。

そして、その中間にあたる人たちは、意外と少ない。

夫は、その低所得層の人たち対象の政府のプログラムを行う仕事をしているのだが、

年収だけで見れば、私たちはしっかりとその「低所得者層」に入るという。

だから、そういう人たちだけが入れる、家賃が安い住宅だとか(けっこう良い建物がおおい)

いろんな援助を受けることができると思いきや、

銀行に預金があるという理由で、低所得者層にいながら、恩恵はない。


そして、アメリカでは誰も彼もが確定申告を自分でやるのだけれど

税金が戻ってきたのは、夫が無職だったときだけだ。

ホノルルのコンドミニアムを売った翌年など、確定申告のあとで280万円も払ったし、
(まあこれは仕方がないが)
今年こそは少しぐらい戻ってくるだろうと思っていたら、30万円ほど払わされた。


これって平等なのかなあ。

たーくさんいる大金持ちの人たちは、どんなに払っても余裕があるだろうし、

預金がない低所得者層の人たちは、いろんな援助があるし、

少しの中間層と、低所得者にはいっているのに援助を受けられない私たちのような人たちが

なんだか損をしているような気がしてくる。






にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村