![]() | ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)梅田 望夫筑摩書房このアイテムの詳細を見る |
友達から借りた梅田望夫さんの『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』 (筑摩書房)を早速読んだが、私のブログに対する情緒的な感情を理論的に整理してくれていたので、大変分かりやすかった。そこで、私のブログに対する思いを、この本をもとに説明してみることとする。
ブログ人口は、アメリカで2000万人、日本で500万人であり、驚くほど多くの人がやっていることになる。私が使っているこのgooのブログも、先日100万人を突破したとのことである。
梅田さんは日本とアメリカのブログの違いを比較しているが、日本ではハンドルネームで行っている者が圧倒的であるが、アメリカでは実名のブログが多く、内容も自己主張の強いことを特徴にあげている。これもお国柄であろうが、もしかすれば、私はアメリカ型のブログであるのかもしれない。
本題に入るが、ウェブの特徴のひとつに「オープンソース」というものがあり、これは、ある人が作ったソフトウェアのプログラムを無償で公表し、世界の不特定多数の開発者が自由にソフトウェア開発に参加し、大規模ソフトウェアを開発する方法である(28頁)。
これは、我々がよくヤフー等で用語や人名を調べていると、「ウィキペディア百科事典」にぶつかり、役立つことがあるが、この百科事典もオープンソースの一種である。不特定多数の者が書き込んで、百科事典を作っており、刻一刻と変化している代物である。
この本を読んで分かったことは、私はブログでこのオープンソースを狙いにしていることが自覚できた。例えば、現在進行している不連続の連載である「地域でのネットワーキング論?」は、私がもっている可能な限りのネットワーキング論についての素材を提出し、それに実務者や研究者から書き込みを期待し、そこから、今まで不明瞭であった具体的なネットワーキング過程が整理されてくることを期待することであった。とりわけ、そこには、実務者も研究者も参加することで、実践と理論のフィードバックを継続的に進めていくことを可能にすることにもなる。
ウィキペディア百科事典と同様であるが、ブログはネットワーキング論の完成品を作ることよりも、多くの人々がコメントすることで、完成品に向けてのプロセスを提示する舞台装置であると言える。
このオープンソースの考え方は、今後の研究、教育、実践を高めていく上で、確かに多くのヒントを与えてくれている。新たなエビデンスを導き出していく手法になっていく予感がする。
明日も、ブログを書かなくっちゃ。
白澤先生のブログですが、社養協で始められた頃(ハンドルネーム)とは内容が変わってきているように思います。進化されています。実名を公表されてからは読み手も白澤先生の背景(プロフィール)などを理解できているので入りやすいと思います。最近では、ネット講義をしていただいているようです。本当にありがたいです。本日のように参考文献を紹介いただけるのでこれからも書籍紹介をお願いします。本当であれば、この本を読んだ感想なりを書き込むことを想定すれば「匿名・ハンドルネーム」もありがたいです。
これからも徒然に書いていただければ読者としてはうれしく思っています。
実は、
私はネットでの相談活動を行っていますので
社会福祉分野でのネットでの活動についてですが私も興味があります。横浜市社会福祉士会の須田さんが代表をされているウエルに参加しております。
https://www.wel.ne.jp/
ブログが進化していることも確かですが、悩みも多いです。一つは、60歳近くの者にとっては、コンピュータの多様なテクニックを使うことが難しく、苦労しています。現在も、パワーポイントをブログに移すのは、助けてもらっています。
もう一つは、chisatoさんもご指摘のように、教師である職業が災いしてか、皆さんに問いかけるという発想が弱く、インターネット講義のような論調になっています。これも反省点です。
その他に、一種のブログ中毒といった症状があり、他の原稿が遅れるという影響が出ています。とりわけ、社会福祉士の新しい教科書づくりにもお手伝いすることになっており、少し原稿を書くことに気持ちを集中しなければならないと思ってます。
なお、私もウエルをよく見させていただいております。大変アクセスが多く、質疑応答がおもしろく、役立つブログだと思います。
コメントいただけると面白くなるのですが。
私のブログ感を変えることができました。同時に、研究方法についても、幅を広げることができました。感謝します。