ソーシャルワークの TOMORROW LAND ・・・白澤政和のブログ

ソーシャルワーカーや社会福祉士の今後を、期待をもって綴っていきます。夢のあるソーシャルワークの未来を考えましょう。

ブログで切り開くことのおもしろさ

2008年05月18日 | 社会福祉士
 ある出版社の編集者から、私のブログが社会福祉の領域では画期的であると評価してくれた。その理由は、ソーシャルワークの考え方について発言をし、オープンにしているところであるそうだ。そのため、理論と実践を近づけ、現場と大学を結びつけ、大学への敷居が低くなったことであると言われた。うれしかったが、同時に、この際に、ブログについての私の心の変化について述べておきたくなった。

 最初は、社会福祉士を受験する人へのサジェッションでもすることで、合格率を少しでも上げられないかという思いから、何となくブログをスタートしたものである。その後、ソーシャルワークやケアマネジメントを中心に自らの意見を表明していく場に変えてきた。その過程で、ハンドルネームでは思い切った責任あることが書けないことから、4月1日よりカミングアウトし、実名にした。その時に訴えたいことが山ほどあるので、ブログは当分書き続けられるであろうと思っていること自信も綴った。

 確かに、ブログは原稿を書くよりも気楽な側面がある。原稿の場合は、緻密に、文章も練り直しながら書くものである。それに比べて、ブログは思いつくまま,徒然に書いており、段落間や、今日と明日のブログの内容の連続性を考えることなく書けるという魅力がある。

 ただ、書きやすさだけでなく、数ヶ月書き続けることで、私なりのブログに対する意義が整理できてきた。ブログの魅力は、自らの考えを表明し、それに対して読み手の方から意見を直接求めることができることである。現実のところは、その反応(コメント)は弱いが、直接ご意見にふれられるのが身に染みる思いがする。

 とりわけ、私のブログのタイトルが「ソーシャルワークのTOMORROW LAND」ということで、研究者と実務者を結びつけ、ソーシャルワークの理論と実践を結びつける可能性が潜んでいるように思えてならないからである。実際,それについては、少しは手応えを感じている。

 具体的に、コメントを頂くこともあるが、直接話しをしてくれたり、メイルを頂いたりすることもある。その中で、研究や実践でのヒントになっているとの意見を頂いたときには、明日もがんばろうという気持ちになる。その意味で、ブログを書いている時に気分は、原稿を書いていると言うよりも、多くの仲間とカンファレンスやデイスカッションをやっているような気持ちで綴っている。

 こうした気持ちで毎日ブログに向かっていることが、編集者からして画期的に映ったのかもしれない。

 今日のこの原稿を書いている時に、ブログの新たな可能性に期待を込めて、インターネット上のネットワーキングで、市民参加型の「まちづくり」を目指した「ネット井戸端会議SNS」を開設している友達が、ブログについて書かれた本を貸してくれた。タイミングのよいことであり、明日は、この本に私が共感したことについて書くつもりである。

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