ソーシャルワークの TOMORROW LAND ・・・白澤政和のブログ

ソーシャルワーカーや社会福祉士の今後を、期待をもって綴っていきます。夢のあるソーシャルワークの未来を考えましょう。

ブログの広がり―三重県介護保険事業支援計画に引用されるー

2009年02月04日 | 社会福祉士
 現在、どこの都道府県および市町村も「介護保険事業支援計画」や「介護保険事業計画」と「高齢者福祉計画」を一体的に作成中である。この中で、市町村計画では、65歳以上の保険料が決定し、明記されることになる。

 三重県の計画は『みえ高齢者元気・かがやきプラン-改訂版-』で、「三重県の未来予想図「元気に輝きながら暮らせる地域」の実現に向けた基礎固め」という副題をつけているが、大変ユニークな計画が準備されつつある。それは、県民に語りかける計画であり、「私たちの未来の話をしませんか」という趣旨で、「三重県の未来予想図」を載せ、そこから「元気力」、「地域力」、「人財力」を高める戦略を「三重奏」ともじって具体的な施策を県民に語りかけるものである。

 どこの都道府県も市町村も、住民に読んでもらう計画をどのように作るかに苦心されていると思うが、相当参考になることが多い。この報告を住民にどのように読んでもらうかだけでなく、住民がどのような生活をしていけばよいかにヒントが与えられる計画がなおさら良い。

 この三重県の計画案について現在パブリック・コメントを取ってているが、草稿の中に私のブログが「コラム」の欄で引用されている。これは介護予防に関する内容であり、ブログの一部である。

 この図から、高齢者は自らのもっている能力や意欲、好みをできる限り活用することで、いきいきした生活をしていくことができ、それに向けててケアマネジャーはいかに関わるべきかを示したものである。

 私がブログに書いた意図は、介護支援専門員や地域包括支援センター職員がケアマネジメントを実施する時の視点について示したものであった。ただ、今回の計画での引用の意図は、県民に介護予防を進めていくことを意図したものになっている。このように高齢者の啓発のためにも、この図が使えることが分かった。

 そして、三重県の計画は、県民に読んでもらうだけでなく、健康な生活に向けてのヒントを提案し、県民にその実行を求めていることが読みとれる。自治体が出す計画や報告書は型通りのお堅いものがほとんどに中で、この計画は、整然としているかどうかは別にして、住民が読んでくれそうだという意味で、大変輝いている計画である。

 こうしたことにブログを使っていただけることは光栄である。また、多くの方々に読んでいただいている証であり、嬉しい限りである。

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2 コメント

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ストレングス (又佐)
2009-02-04 20:51:07
いつも拝見させていただいています。
先生のストレングスアセス、そしてストレングスケア、参考にさせていただいて、施設ケアシステムとして取り組んでいます。
次の段階へ次の段階へとすすんでゆきたいと、本当に思っています。
その人のしたいことを知っているのは一番身近にいる人なんだと思います、それはいかにケアというもに変換していくか私たちにかかっているのかもしれません。
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「施設ケアシステム」読ませていただきました (白澤政和)
2009-02-04 21:14:51
 又佐さんの「施設ケアシステム」を読ませていただきました。がんばっておれれると、感心しました。

 施設でもPLAN、DO,SEEですね。そこに、ストレングスの活用が大切ですね。

 がんばってください。
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