陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

シンプルプラン

2018-12-23 06:10:38 | 映画
BS12で映画「シンプルプラン」を見ました。
大晦日に偶然林の中に入って行ったところ、墜落した小型飛行機を発見、その中には操縦者の死体と大きなバッグ。バッグの中には440万ドルの札束が入っていました・・。
発見者は男性3名。いろいろもめたあげく、このお金は持ち帰り、誰も探していない、犯罪がらみのお金ではないということがわかったら3人で分けよう。そしたらお金を持ってすぐに町を出よう。と約束しておのおの家に帰ります。
でも、440万ドルといえば大金。そのお金をめぐって、どんどん不幸な事件が起きる・・というお話。

大金を前に人はどういう反応示し、その後どう変わっていくのかというのは想像するとおりでしたが、保身のためのウソや「仲間」を試す企て、口封じのための殺人などなど、見ていてイヤになりました。こうなると、「おばけより生きてる人間の方がコワイんだよ!」ということです。

あるいは、「わーい!欲しいものなんでも買っちゃおう!!」なんて、3人でどんどん使っちゃったらあんなに人を殺すこともなかったのに。
そしたらコメディー映画だね。

最後に「無実」になった主人公は手元に残った大量の札束を暖炉にくべてしまいます。
良心の呵責ではなく、やはり保身のためですね。
440万ドルは誘拐の身代金でした。
警察では、すべての紙幣は印無し、通し番号なしで用意するように犯人から言われていたところ、5000枚だけ番号を控えておいた。犯人が使うのを待つだけだったのです。
高額紙幣を使うことも印象に残りやすい。実際、海外では高額紙幣を受け付けてもらえないこともよくある話です。

現金は匿名性があるので犯罪に使われやすい、キャッシュレス化が進めば犯罪組織に流れるお金をとめることができる、という考えもあります。
お金に対する価値観が変わらない限り、どうにでも抜け道を考えるのではないかとも思いますが。

酒は飲んでも飲まれるな、ではないけれど、お金も使っても振り回されたくはないな。
と、ごく当たり前の感想に落ち着きました。

ああ、当たり前がいとおしい☆