親和会だより令和元年12月号
年の瀬も近づき何かとお忙しい中、会員の皆様日頃何かとご協力いただき誠にありがとうございます。今年は温暖化の影響か台風15号、19号と続き、その後100年に一度という大雨に見舞われ、千葉は災害がないところだと達観しておりましたが、見事に考えを改めさせられました。報道によりますと温暖化の影響が世界の中で日本が一番とのこと、ありがたくないお墨付けを頂きました。また今後30年以内に首都圏で震度7以上の地震が起きる可能性が高いとテレビ特別番組で注意を喚起しております。
報告事項
1.サロン報告
12月7日、小雨降る寒い一日でしたが、雨に負けず13名の方が出席され、冒頭に会長挨拶(上記の通り)の後、予定の老いを楽しむ講演集の中から今井通子氏の『大いなる自然と遊ぶ』を聞く。今井氏は昭和17年、東京生まれ。東京女子医大卒、医師をつとめるかたわら,女性登山家として初めてマッターホルン(1967)、アイガ ー(1969)、グランオジョラス北壁(1971)のアルプス三大北壁を制覇する. 著書に『魔頂チョモランマ』、「山は私の学校だった」など
『老い』って何だろう?
老いるということは、まず行動の変化について考えてみると、若いときには物忘れもなく直線的に動けばよかったが、歳をとると物忘れが多くなり余計なことに手を取られ、体力を使うことになる。一方、病院では老人性うつ病や認知症を患っている方々に、看護師が優しく、”こうこう、こういう理由で、これはなさらない方がいいですよ”と話をするとことがある。しかし、それを受け止めるときには、「こういう理由で」という部分は解釈せず、「なさらない方がいいですよ」と言われた顔と口調だけを覚えていて、「あの人に怒られた」という発言をする患者が多くいる。声は脳自体がいわば『野生』に戻るため、やむをえないことで、人の大脳には古皮質の上に新皮質が乗っている。古皮質は本能的な行動や勘定を司る部分で、新皮質は論理的な考え方や社会性を司る部分です。小さな子どもは古皮質が活発に働くので動物的だが、成長と共に新皮質が厚みを増し、自分の感情や感覚をコントロールが出来るようになる。
しかし歳をとってくると新皮質が疲弊して、再び古皮質の動きが優勢になり、感情や感覚に動かされ、新皮質が担う理論的、理性的判断が薄れてしまう。多角的な見方がしづらくなり、短絡的な見方で終わってしまうことが多くなる。他の人が自分とは全く違う目線から発言すると、「変な人」と感じるだけで済ましてしまったりする。物事を広く見る、視野を広げることが少なくなってしまう。
『一病息災』で楽しく
無病息災という言葉があるが、一病息災というのもある。一病息災の人は、自分自 身が『一病』であることは意識し過ぎず、「息災」の部分を強調して今日をいかに楽しく生きるかを考える方がいい。介護を受けている方や病に伏している方もいるので、一概には言えぬが『病は気か ら』というのは本当です。その代表例が,体内に入ったばい菌を殺すリンパ球や、抗がんたんぱく質を出すナチュラルキラーセル(NK細胞)で、心で病気だと思っていると、活動をあまりしなくなってしまう。気と病の結びつきを考えると、自分自身に『大丈夫だよ』と声を掛けるのと、「だめだ」思うのでは、健康の維持・増進に関わる機能(神経、免疫機能、内分泌機能)良くなるか、落ち込んでいくかに違いが生じます。『自分にご褒美を挙げる』という言い方が あるが、この言葉に体全体をメンテナンスする機能を高める効果がある。何か頑張った時に、「自分にご褒美」というのは老いを生きる為の心がけのひとつと思います
『グループ活動のコツ』
一人住まいで孤立無援状態になった時は、これまで知らなかった人たちとコミュニ ケーションをとるのも一つの方法です。お勧めしたいのは、二つ以上の団体に所属し、そこで友達関係を作ることです。この利点は、友達同士、相互に 頼り合えるということ。そして、二つ以上の団体に属していると、Aという団体で話 題になったことをBという団体に行って話すことが出来、『この人はいつも面白いこ とを話をしてくれるから一緒にいたいと』というように思われることです。片方が旅 行などを目的とした感覚・感情的な方向性の団体であれば、もう一つは政治経済を語るような、理論・理性的な方向性の団体にすると、自分の頭の中のバランスがとれるし、話題も双方で極端に違うので、人からの耳学問で新鮮な話題を振りまくことが出来る。
また、複数の団体のうち一方は、太陽燦燦の自然の中に出ていく団体に加わるのもお 勧めです。高齢者にとって太陽を浴びることには大切な意味がある。歳を重ねる共に、 骨の細胞はどんどん死んで行くので、高齢者は日々骨を作る努力をしなければいけな い。しかしカルシウムをいっぱい摂っていればいいというわけではなく、摂ったカル シウムは、ビタミンDによって骨まで運ばれます。ビタミンDにその仕事をさせるた めには、太陽を浴びてビタミンDを活性化することが必要です。『日光浴が大切』と 言われるのはそのためである
『高齢者が注意すべきこと』
「年寄りの冷や水」という表現がある。これは歳をとってから突拍子もないことをす るな、という例えですが、年寄りは冷や水を浴びない方がいい。というのも、温度差 に対しての体内センサーが鈍ってきているので、寒さを寒いと感じず、危険な状態に 陥ってしまったりする。また暑い日に、本人は暑いことも汗をかいていることに気付 かずに、熱中症になってしまったり、外部環境への対応力が弱まっているので注意が 必要です。
『自然に親しむ』
お勧めの習慣として第一に挙げたいのは、「自然に親しむこと」で、理由の一つは 体力、気力の両方が鍛えられることです。もう一つの理由は、自然、特に森の『人を リラックスさせ、ストレスを軽減させる効果』です。森の中に入るとストレが減り免 疫機能が高まり、NK細胞が増量して活性化して、抗がんタンパク質を分泌し、がんを防してくれる、更に、森林の持つ香り物質のフィトンチッドは、NK細胞の働きを促進させる効果も持つことがわかってきました。
『食と健康』
食に関しては、高齢者は、草食系がいいという考えが蔓延しているが、百歳で元 気なお年寄りに好きな食べ物を聞くと、お寿司や天ぷら、うなぎ、すき焼き、ス テーキと言われる。メタボリックシンドロームになるから肉は食べないというよ うな極端なやり方をせずに、いろいろなものをバランスよく食べるのが元気で長 生きできる方法だと思います。
『何事もバラエティー豊かに』
老いを楽しく生きるための秘訣としては、歳をとったことを気に病まないこと、 様々なことを体験すること、いろいろな人と付き合うことが大切です。バラエテ ィー豊かな生活を送る事で、自分は生涯現役で生きるぞという気持ちがわいてく るでしょう。 以上
下記の感想が寄せられました
今井通子さん(1942~)はスイスアルプス三大北壁を登った。田部井淳子さん(1939~2016)は女性で世界で初めてエベレストや7大陸最高峰を踏破した。生涯最後の登山は富士山で東日本震災支援で東北地方の高校生と登った。私は日本百名山や全国各県最高峰を登ったが今は昔物語になった。登山は単独行もあるがチームで登る。汗をかいて苦労の後には必ず山頂達成の喜びがあった。同行の山友と共に心身を鍛えられたことに感謝している。 NARさん
2.例会報告
21日、寒さのためか出席者が少なく、出席者の身で各グループの最近の状況報告をして頂きました。次のとおり
カラオケ(報告者 井上さん 以下同様)
毎月第一月曜日、午前11時から午後2時まで、稲毛にある『カラオケバンバン』で活動。
前のシダックスに比べると少し遠くなったが自動車に分乗して集まっている。駐車場が備わっているのが便利。参加者は毎回11人程度。男女半々といったところ。施設のサイズから言ってほぼ満員の状況。毎回一人4曲ずつ歌う。食事は提供されないので各自弁当を持参し、適宜取りながら歌っている。認知症の予防に役立っていると感じている。又、口を動かすことにより口の健康にも良い影響を受けている。費用は各自600円で毎回清算している。
(永島)最近参加しているが、皆さんに手伝って貰いながら歌って楽しんでいる)
体操の会(岩淵)
毎月第2・第4金曜日集まりDVDの映像による指導に合わせて体操をしている現在メンバーは5人。各自治体が開発した健康体操もあり適宜取り入れている。
ラジオ体操(永島)
親和会発足当初から10数年続いている。参加する子供達が挨拶をするようになったというような効果も生んでいる。以前は当日のNHKの放送の録音を流して体操を行っていたが負担が大きいので現在はCDの録音に合わせて体操を行っている。今年の場合参加者は大人50人、子供20人位。子供会と共催でやっているが母親の就労の増加等の影響で子供会の運営、本行事への参加等が難しくなってきている模様である。本行事の意義に鑑み当会としては存続に尽力したい。
囲碁の会(篠崎)
毎月第一土曜日午前10時から12時まで集まっている。出席メンバーは男性5~6人。女性2人。毎回3面で対局している。メンバーの最高齢は竹島さんの95歳である。本会の特徴はメンバー以外の自治会員が見学にこられることである。前の副会長松本さんも時々顔を出される。最近の動きとしては坂野さんと鈴木さんがメンバーに加わられた。
健康マージャンの会(篠原)
毎月第2月曜日午後1時から5時まで開催。毎回一卓成立している今年入会された関さんも毎回参加されている。卓の提供を含め設営は浅原さんにすっかりお世話になっている。
写経の会(鈴木)
毎月第3土曜日開催。この会の活動は昭和25年から始まっており、今年90回目を迎えたのを記念して9月千葉寺に納経した。自分は長くお世話係をさせていただいているが、写経にいそしまれる皆さんの姿が大変感動的です。写経も随分と上達された。改めて継続することの意味を理解出来ました。
(井上)静寂さの中で写経をすることにより仏教に関心を持てるようになり、関連の本をよむようになった。
訃報
鈴木さんより広瀬夫人が亡くなり通夜に出席した旨報告があった。広瀬夫人には毎年の抹茶の会で抹茶を立てる重役を引き受けていただいた。 謹んでご冥福をお祈りします。
以上、各グループより現状を報告の後、DVD NHKテレビより放映された
『究極の帯 帯商・山口源兵衛と中間たち』を鑑賞の後、解散となった。
親和会だより令和元年11月号
10月の荒れ狂った天候により各地で大変な被害を齎しましたが、やっと秋らしい澄み切った季節となって参りました。会員の皆さま如何お過ごしですか。忘年懇談会には自治会長の椎津さんもご出席頂き、総勢34名、にぎやかに開催できました。さて早いもので今年も残り1か月となり、寒さも一段と厳しくなり、高齢者にとって体調を維持することに気を配らなくてはならない季節です。どうぞ体力をつけられ多くの会員の皆様が正月を迎えられますよう願っております。
報告事項
1.サロン報告
秋晴れの比較的暖かい日であったためか参加者16名、冒頭にラジオ体操に引き続き会長より忘年懇談会について説明、参加者予定38名と、今までにない人数となり自治会館のテーブルが十分にそろうかが心配の種とのこと、続いて準備のためお手伝いをして頂く方々を指名、会員の皆様のご協力をお願い致します。
『老いを楽しく生きる』シリーズ第3巻、医師 帯津良一氏による”攻めの養生”のテーマで講演を聞きました。帯津氏は1936年 埼玉県生まれ、東京大学医学部第三外科卒業後、都立駒込病院勤務を経て、昭和57年、埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立、日本ホリステイック医学協会会長、日本ホメオパシー医学会理事長なども務める。『がんを治す療法辞典』『からだが整う呼吸法』など著書多数。
凛として老いる
高齢社会というと、老いのみじめさを強調するきらいがある。しかし私たちは、日々、いのちのエネルギーを高めながら過ごせば、死ぬ目が最高点となり、そのまま死後の世界に突入する、と考えることも出来ます。老いとは決してみじめなものではありません。そこには、日々いのちのエネルギーを蓄え、勝ち取っていく積極性があり、高齢者は若いときより内面的に充実していると言えます。
サミュエル・ウルマンの『青春』という詩に、「青春とは心の持ち方を言う。気持ちが若ければ、老いても青春だ」という内容で、よく引用される。しかし、青春とは未熟な時代で、何もそれを引きずる必要はない。年齢とともに内面的に成長して、充実した老いを求めるのが人間のあるべき姿です。いのちのエネルギー゙を高めた人々が作る高齢社会は、明るく輝かしいものになるでしょう。
『守り』から『攻め』へ
皆さんに『攻めの養生』をお勧めいたします。『養生』というと、古めかしい言葉だと思うかもしれませんが、すなわち『いのちを正しく養うこと』を意味します。これは古くも新しくもない、私たちが生きるための一つの指針です。これまで『養生』は、どちらかというと、体をいたわって病を未然に防義、天寿をまっとうすることに重点を置いていたと思われる。消極的で、しかも死をもって終わる『守りの養生』です。これではうきうきした気持ちにはなれません。それよりも、いのちのエネルギーを日々高め、むしろ日々勝ち取っていく、『攻めの養生』に転換していくといいのでないか。
心のときめき
『攻めの養生』を果たしていく上での推進力というべきものが、「心のときめき」です。病というと難局の中で、どのような心持で生きてゆくかを話し合う時に、必ず強調します。食べ物を思い浮かべる。ものを書くときでも初めは気が進まなくても、書き進めてるうちに自分が思っていたより上手くできるとうれしくなってきて、ときめいてくる。恋愛や異性との付き合いも、何歳になってもときめきだ。古代ローマの哲学者キケロが著書のなかに『色事から遠ざかる寂しさがある』、ピカソもゲーテも、晩年まで恋愛をしている。いくつになってもそういう気持ちを持ち続けることが大事ではないか。
がん治療の現場から
心のときめきが、免疫力や自然治癒力を高める大きな要因になります.もともと、外科医であった私は、初期のころは自分の手術のテクニックにしか関心がなく、患者さんの心にまで思いを至らせていませんでした。あるとき、西洋医学に限界を感じてしまった。西洋医学というのは、体の部分部分を診るには長けた医学だが、目に見えないつながりのようなものを見落としているのではないかと直感した。中国医学が、臓器と臓器、あるいは細胞と細胞の間のつながりを診る医学だということは概念的に分かっていた。西洋医学と中国医学を合わせてがん治療を行うようになった後、人の心の重要性に気づかされた。そして、心の持ちようと病状の推移との関係に気づかされ,『明るく前向きな心』が病状を良くするという結論に達したのです。中国医学を導入し始めてから、人の顔をよく見るようになって気づいたことは,私たち人間の本性は、明るくて前向きにはできていないと思い始めた。
それでは、人間の本性は何だろうということを、本を読んだり、人間観察をしながら考えてきた。そして、人間の本性は悲しみであるというところに突き当たった。すべての人が、悲しみを胸に抱いて生きていると確信するに至ったのです。明るく前向きな心というのは、一発で奈落の底に落ちますが、悲しみはそう簡単には消えません。悲しみは、例えれば盤石な大地みたいのもので、その悲しみにしっかり足場を置いて、希望の種を蒔く、希望の芽が出して花を咲かせると、心がときめく、心がときめくことが続くと、人は明るく前向きになる。ところが、こうして得られた『明るく前向き』は悲しみから始まっているので、いずれ悲しみに帰ってくる。このように、我々は悲しみ、希望、ときめき、明るく前向き、また悲しみと心を循環させているのではないでしょうか.
健康の定義
世界保健機関の健康の定義の原案で、「健康とは、身体的・精神的・霊的且つ社会的に、一つの、完全なる、幸福の、ダイナミカルな状態を言う」とあって、健康とは疾病や障害のないことを意味するのでなく、躍動する生命力だというわけです。ただ単に血液検査をしたり、CTを撮ったりという静的な状態を診て健康かどうかを判断するのは、間違っていると思います。常に、胸の中に躍動するダイナミズムを抱きながら生きていくことが、心のときめきに通じます。これまた『攻めの養生』の一つになる。誰でも検査をすれば悪いデータも出ます。けれどそれは、生命のダイナミズムの前にあってはそれほど大問題でないので、あまり気にしないことです。
朝の気功
気功の三要素とは『調身・調息・調心』、調身は、身を調える、姿勢を正しくすることでなく、頭や肩など上半身の力が十分抜けて、下半身に力がみなぎっている状態を言い、調息は、息を調える。普通の呼吸は”吸って吐く”を無意識にしているが、調息は吐く息を重視し、あっさり吸って、吐く息に思いを込める、すると、副交感神経が優位に働き出し、乱れていた自律神経のバランスが回復する。三つめノ調心は、雑念を払って一つの事に集中できる心を作ります。
気功は、普段の生活に取り入れることによって、免疫力や自然治癒力を高め、ひいては生命力を高めていくことにつながります。
夜の酒
夜の酒も,私にとっては攻めの養生です。『酒が養生法』であることは古来から言われていました。『酒は天の美禄なり』酒は天から頂いたご褒美だから、大いに楽しんで飲めということを貝原益軒も言われております。お酒を飲むとリラックスします。すると副交感神経が優位になると、リンパ球が増えて免疫力が高まる効果があります。問題は飲み方で、作家の山口瞳さんは、「男は品性を高めるために酒を飲むのだ」と常々言っていたそうです。私も今日が最後だと思って毎日を生きているので、当然、毎日の夕食を『これが最後の晩餐だ』と思って、身を正して、胸にときめきえ抱いていただいています
生と死を統合する
『攻めの養生』を果たしていく上で、一つの大きな関門があります。それは生と死を統合すること。死は現実にやってきますから、目を背けてばかりはいられません。そろそろ死について大いに語り合って、死生観を築き合っていくことが大事だと思います。生と死の統合は、なかなか果たせるものではありません。しかし『いつか果たして見せる』という志を、私は『青雲の志』と呼んでいます。青雲の志とは徳の高い人になろうとする志です。『攻めの養生』を果たしながら、「青雲の志」を抱いて,いつか生と死の統合をしてみせるという思いで、老いの道を歩いていくことが大事ではないかと、いつかそうなってみたいと、目指して生きていく、そんな人たちが多くなると、高齢社会は、輝かしい社会になるのではないでしょうか。
感想文が届いております
終着駅が近づいてきたせいか、時に「死」を考える時がありますが、「死」は怖くて死にたくない、死の苦痛は嫌だ、何としても生きたいと思う。確たる死生観の持ちあわせはないが、 生の延長線上の最後の1点が死であるとすれば、死も生老病や喜怒哀楽の範疇にあり、生と死を対極において考える必要はない。両親からもらった命、粗末に扱うことなく、命ある限り生きて生き続けたいと思います。 NARさんより
2.忘年懇談会報告
11月16日、12時より畑自治会館にて、参加者34名にて開催された。当日、快晴に恵まれ 気温も20度近く、老齢者の集会には最高の条件、今回は畑が丘自治会会長 椎津氏も参加いただき、賑々しく開くことが出来ました。中島副会長の司会により開始、初めに 会長挨拶、老齢になると物忘れが多く、今更忘年などと言われなくとも十分に忘れている現状、本日は日頃の会話不足を補うつもりで、旨い料理を食べ 酒をたしなみながら大いに語り合うことを願いたい。
次いで椎津会長より、本日、6町会の集まりがあり、先の15号台風のおり、ホームランド自治会の一部で停電となり、水道も止まり、一時避難所に移る状態であったが、隣接の自治会と連絡網が現状ではない。連絡網の設置を至急検討する。また畑自治会館の再築についてサニータウウン自治会と共同で建築委会を立ち上げ今年度中にはっきりした方針を決める予定でおる、また自治会のブロック、班の組み換え等を検討中とのことなど話を頂きました。次に最年長の竹島さんの乾杯の音頭により、会食となりました。6テーブルにはオードブル・寿し桶などが所狭しと並び、しばし歓談の後、福岡さんのリードによりカラオケグループの人たちとともに配られた歌詞を見ながら唄い、また井上夫人のオカリナの演奏、次々と飛び入りで歌が入り、時間の経つのも忘れました。竹島さんから「千秋楽は民を撫(な)で、万歳楽(まんざいらく)には命を延ぶ。相生(あいおい)の松風、颯々(さつさつ)の声ぞ楽しむ、颯々の声ぞ楽しむ」(謡曲高砂の一節)でお開きになった。 小井沼記
http://blog.goo.ne.jp/sinnwakai