親和会

地域自治会の親睦会の活動&トピックスなどなど~

新和会だより 令和2年12月号

2021年04月07日 09時36分02秒 | 親和会たより
親和会だより令和2年12月号
 今年1年は新型コロナウイルスの猛威に振り回され続け、今まだその脅威は衰えず、世界中が恐怖に慄いている日々です。この状態がいつまで続くやら気になりますが、何とか無事を祈る毎日です。どうか会員の皆様にとって来年が良い年であります様、祈らずにはいられません。
報告事項 
1. サロン報告
 12月5午後1時より、 氷雨の降る寒い中、参加者12名。 身体を解きほどすためにラジオ体操を行い、次にスケジュールに沿って清川 妙氏の『楽しみながら、少しづつ』を聴く。
 清川妙  大正十年、山口県生まれ、奈良女子高等師範学校(現 奈良女子大学)卒業、教職       を経て、文筆活動を開始。主な著書に、『兼好さんの遺言 徒然草が教えてくれるわたくしたちの生き方』 『心ときめくものー学び直しの古典』 『八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅』 など。 平成二十六年逝去
心を明るく切り替えて 
数年前、何十年ぶりかで故郷に戻って、懐かしい人たちに会いました。そのとき感じたのは、皆さんの顔の表情が、それぞれ生きてきた何十年間の歴史をはっきり物語っているということでした。生き生きと楽しそうに微笑んでいる方、昔はとても美人だったのに今は表情が乏しく寂しそうな方、いろいろです。人間には、三十代とか四十代という、ひと塊の代があるわけではなく、小さな時間の集積が今の表情になっているのです。
『徒然草』に、「刹那覚えずといへども、これを運びて止まざれば、命を終ふる期、忽ちに至る」という言葉があります。人間の一生というのは、棒みたいに長いものではなく、ひとつひつは短い時間の積み重ねなんだ、うかうかしていると瞬く間に終わってしまう、という意味でした。
 『徒然草』の兼好さんは、「想定外のことが起こることを考えておかないといけない」と言っています。例えば、事前に何をするかを決めておいても、それが上手くいくとはあまりない、思わぬことが起ってそれは達成されない。その一方、できないかなと思っていると案外上手くできて、人生には定めがない、と。私も、夫と息子に亡くなったことは想定外でしhしたが、「存命の喜び、日々に楽しまざらんや」と兼好さんが言うように、丁寧に一人暮らしをして、楽しみながら過ごしていこうと、自分に言い聞かせるようになりました。おかげで、しごとを杖にして、非常に、”いそしんで”今まで暮らしてきました。
 「いそしむ」には、規則的なことを楽しく実行する、という意味があるとわたくしは思っています。
ほめ言葉は一生のサブリメント
ひとをほめたり、お礼をいうときには、本当にたっぷりと言葉を差し上げたいものです。あるエッセー教室で、「先生は世辞が上手だから、よlく私たちのこをほめて下さる」という方がいました。お世辞でなくて、人をほめるときもお礼のときも、どういう思いのなかを出来るだけ細かく具体的に伝えているのです。人にほめてもらった思い出は、”一生のサブリメント”になると思います。
人をほめるには、やはり才能が必要です。相手の細かいところに目をとめて、それを「いいな」と思って、分析する能力です。ですから、ほめるのが上手い人は心の受け皿も広くて、いろんなことを受け入れられる才能をお持ちなんですね。ほめ上手は、聞き上手、読み上手、喜び上手、励まし上手、謝り上手、、教え上手、叱り上手など、すべての上手につながると思います。
いくつからでも「おおまにあい」
「徒然草」に「走りて坂を下る輪の如くに衰えゆく」。自分がもう駄目だと思ったら、老化というのは、まるで坂道を下る輪のように、ころころと衰えていくばかりだぞ、というような意味です。何か目標を決て、それに向かって自分を育てていけば、非常に面白い日々になるでしようし、これはおすすめの方法です。
自分こそ最高のお医者さん
私の主治医のお医者さまによれば、心と体はつながっているそうです。診察室に入ってくる患者さんの顔を見ると、聴診器をあてずとも、だいたい体の状態が分かるそうです。また、「医者よりも患者自身が最高のお医者さんなんだ。なにしろ、かゆいところに手が届くのはじぶんだから」といつもおっしゃいます。私の残りの人生はだんだん少なっていて、あと何年あるかわかりません。長く生きるかもしれないけれど、、明日「さよなら」かもしれません。『死は前より来ない、後ろにいる。前からくればいつ死ぬか分かるけれど、後ろにいるものだからそれは分からない』 これも徒然草の言葉です。
兼好さんの応援歌
「老いて智ノ若さにまされること、若くして貌の老いたるに、まされるがごとし」歳をとって知恵が若い人より勝っていることは、若い人が年寄りよりも容貌が勝っている事と同じである、という意味です。「老いたる人は若い人よりも知恵が勝っている」と兼好さんが言ってくれてた以上,「もう歳です、だめです」なんて、言っていられないと思うのです。『老いることは生きる知恵が勝っていくことだから、いい人生を送る才能が身についているはずだ』と思うべきですね。

2.例会報告
12月19日午前10時より、参加者10名、前回から成住さんが用意されていた頭と体のぶらぶら体操を行なった。
 初めに千葉市が作成した体のぶらぶら体操とは椅子に座まま行なえる体操で、体の関節や筋を伸ばして健康をたもつためのもので、DVDを見ながら、約40分位を体を動かした。普段使わない筋を伸ばすなど、結構温まる運動で、親和会の体操の会で毎回実行しているとのことです。
是非、皆さんもご参加されては如何ですか。
次いで頭のぶらぶら体操に入り、① 数字遊び ② なぞなぞ遊び ③ 童謡の心 の話がありました。
                                              
                             小井沼 記


 
   
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