金秋 抹茶を賞味する会 平成30年10月6日 13時より 於畑自治会館
無事 鈴木美沙子筆
花 広瀬康夫 みづひき りんどう ふじばかま すすき 吾亦紅
薄茶 松柏 小山園詰
菓子 「虫の音」茶の和 干菓子 「ふのやき」末富 淡雪羹「万華」本たちばな
茶碗 会員持ち寄り 担当 広瀬 松本 馬目 鎌田 車田
「無事是貴人」あるがままにすべてに対処できる人が尊いという 臨済録のことば
無事は是貴人といへり蕪蒸 森澄雄
森澄雄(もりすみお、1919年(大正8年)2月28日 - 2010年(平成22年)8月18日)は、九州大学経済 学部卒、長崎県出身の俳人。加藤楸邨に師事、「杉」を創刊・主宰。。「人間探求派」と呼ばれた楸邨の句に「哲学と叙情の邂逅」を見て俳句を志し、「俳句とは何か」と「人生とは何か」の二つを噛み合わせて句を作ることを身上とした。妻に対する愛情や夫婦のきずななど、日常生活に基づいた句が多く、俳人であるよりはもとの人間でありたい、というのが元来の主張。本名、森澄夫。
無事は是貴人といへり蕪蒸
旅にして今宵大尽蕪蒸
ひとり身の身を温むる蕪汁
年の暮もまためでたしよ蕪汁
かぶらむし
①すりおろしたかぶを鯛などの白身魚の切り身の上にのせて蒸した料理。
②カブをくりぬいた中に鶏肉・エビ・かまぼこ・銀杏などを詰めて蒸した料理。
特に蕪蒸しなどという繊細微妙な味わいの料理を作る時には、料理人はほぼ「無心」 料理をしてみれば解るが、料理をしている最中、人は自分のことなど全く眼中にない、忘れ去っている。またそうでなければ美味しいものは作れない。
茶の湯とはただ湯をわかし茶を立てて飲むばかりなる本を知るべし 千利休