親和会

地域自治会の親睦会の活動&トピックスなどなど~

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2019年06月23日 06時25分22秒 | 親和会たより

    親和会だより令和元年6月号

風薫る新緑の季節となって参りました。5月下旬の真夏を思わせる猛暑からやっと初夏らしい快適な日々となってきましたが,これも束の間、梅雨ともなれば蒸し暑い日が続のかと考えると憂鬱にはなります。会員の皆様気を取り直して前向きで行きましょう。

1.サロン報告

6月1日午後1時より親和会 風薫る抹茶を楽しむ会を催しました。参加者は20名、

 会場入り口には広瀬さんによる生け花、利休草がかわいい竹かごに、会場正面には立派

 な備前焼の花瓶に満天星つつじとアジサイが挿してあり季節感を漂わせておりました。 

 また生け花の横には鈴木美紗子さん筆による色紙に『行雲流水』と書かれ、これら花や

 色紙により茶室のような雰囲気になってきた。

  初めに亭主の鎌田さんが開始の挨拶、続いて今日の抹茶や菓子の説明をされた。薄茶は『松柏』、菓子は『水芭蕉』、干菓子は『白川路』と『はっか糖』と季節に相応しいものが用意され、また 本日の半東(運びのお手伝い)をされる馬目さん、また茶を点てて下さる広瀬夫人・車田さんお二人を紹介された。まず初めに濃茶をいただき菓子の甘さと抹茶の味が絶妙で美味しく,一巡した後、再び干菓子を賞味しながら薄茶を頂き、しばし歓談の後、主客として招かれた小井沼よりお礼の挨拶をしてお開きとなった.この茶会も参加者も初めは固くなり会話も途切れがちであったが、会を重ねるうちに雰囲気に慣れ、会話も弾み楽しめたのではと思います。 

 本日の主題『行雲流水』とは行く雲、流れる水の如く、悠々と自在に場所や形を変え、

 一処不在、無執着、自由に生きる姿を指す.雲水という言葉はこれに由来する。(禅語百

 科淡水社)この主題のような心境に成れたら良いが、なかなか生臭さがあるうちにはな

 れるものではないのではと自戒の心境です。 

「茶の湯とはただ湯をわかし茶を立てて飲むばかりなる本を知るべし」と千利休が述べています。 今回も大勢の会員がお茶碗を持ち寄り、広瀬夫人、車田さんご両人にお茶を立てて頂きました。お世話になり有難うございました。

  1. 2.  例会報告

15日午前19時より、やや強い雨の中、参加者が少ないのではと案じるも14名参

 加、NHK番組で放映された『幻の色 よみがえる浮世絵』をDVDにより鑑賞,浮世

 絵作者、歌川広重、歌川国芳等の浮世絵の版木が富山県の鉱脈師の倉庫より382枚

 出てきたことから、その版木を調査することによって江戸末期における浮世絵の詳細が

 分かるのではと調査の過程の内容であった。浮世絵愛好者である小説家、高橋克彦・ク

 リエティブ・デレクター薮内道彦・モデルの杏・江戸風俗研究家 河治和香・アメリカ

 人の詩人アーサー・ビナード5人が集まり意見を出しながら浮世絵の復元に向かい幻の

 浮世絵の作成過程が描かれている。版木は桜の板、大さはB4版、厚さは3~4センチ、

 表面を削っては再度使用するために古い版木が残っていることはまれで、今回のような

 大量の版木が発見されることは初めてだそうです。今回偶然見つかった版木は、その価

 値が分からず植木の台にしたり、あわや燃料として燃やす寸前に細かな彫り物に気づき、

 大変貴重な版木であることに気づき、復元のための研究が始まった。まず、作品を佐倉

 の民族歴史博物館にて,版木に残った顔料の科学的分析から始めた。

 浮世絵はまず作者が下絵を描き、次に彫師が彫りそして摺る師によって和紙に摺る行程

 を経て作品となる。作品の復元に向い、まず浮世絵版画の復元に携わっている版画家立

 原位貫氏に依頼 今回の作品は歌川国芳の作品、「達男気性競金神長五郎」を復元する過

 程を描いたもので、版画の色は摺ると直ぐに退色が始まるので、当初の色に復元するた 

 めに、数々の問題を調査しなくてはならず,色彩の原料に始まり、和紙の制作に至るま

 で大変困難な課題を解決して、最初の作品の再現に行き着く。

 立原氏はまず紅色の顔料の復元のため、東京青山にある紅問屋で、数ある紅色の中より

 原画の紅色を復元し、摺る紙は四国まで尋ね、分析と同じような和紙の制作を依頼、念

 願の材料が初めてそろった。まず下絵を書き、版木に張り、彫刻を始める。1枚の作品

 になるまで摺師によって薄い色から徐々に濃い色に至るまで20工程を経て初めて思っ

 た色になる。まさに大変な技術があって初めて立派な作品となる。今回の復元する作品

 は退色が酷く、着物に描かれている鬼は鼠色となり、本の原色の紅色から想像できぬ色

 となって作品のイメージを損ねている事が判明。現在ではデジタル化によって退色する

 こともなく、永久に原画の色調を保存できるとのことで、まさに現代科学の賜物である。

 浮世絵は日本独自な絵画で、摺ることによって安く販売出来、庶民まで広く流布した。 

 人気のある作者は歌舞伎や風景、大胆な構図の作品も数多く、ヨーロッパの貴族文化の

 一点主義と大きく異なり、一般庶民でも容易く手に入れることが出来、また現在に残る

 多くの作品を見ることが出来るのも、今更気づく素晴らしい文化であることにを認識す

 る興味深い番組でした。

 次回より老後を楽しく生きるをテーマにした講演をCDにより聴く計画です。

                                   小井沼記

 

 親和会だより令和元年5月号

 

新緑が眩い季節到来となりました。年間通して一番過ごしやすい季節では無いでしょうか.平成から令和となり、10連休も伴い、何か良いことが起こるのではと、日本中が浮き立っているような気がいたします。 親和会も総会も無事済み、新しい年度 に気を引き締めて参りたいと念じております。

 

報告事項

1.サロン報告

5月4日、変わりやすい天候、また連休のさなかでお出かけの方が多いためか、参加者11名と静かな会となりました。予告通り初めにNHKテレビより新日本紀行”岩手山”を映写し、そのご岩手県花巻市出身の板垣健司郎さんに私の故郷のテーマでお話をお願いいたしました。

岩手県は46都道府県の中で一番面積が広く、花巻市は岩手県西部に位置し、北上川流域の盆地で、北上平野とも云う。西を奥羽山脈、東に北上高知に挟まれ、花巻温泉郷と言われ、近辺に温泉が多数ある。岩手県の4番目に大きな都市であるが面積は広いが、人口密度は低く1平方キロ108人とか、実にゆったりした町とのこと。宮沢賢治の故郷で、他に有名人も多数、アナウサーの高橋圭三。画家の萬鉄次郎など。テレビでも報じられているが馬の産地であり、現在でも放牧地があり、何といっても岩手山がシンボルであり、見る角度によって異なる山様が素晴らしい。花巻のいわれは花の牧という名馬の産する牧場があったから、またアイヌ語の『パナ』で川下にけた土地のことを言うなどが名前の謂れではないか。また伊達藩と盛岡藩の南部防御の土地として花巻城が築かれ、町が形作られたとのこと。また奥州の藤原一族の都の文化の影響で、未だに京ことばが残っているとのこと。

テレビ番組の岩手山にも岩手の特徴が良く描かれているが、中心となる岩手山が中心で、盛岡市では景観条例によって、岩手山が良く見えるように、建物の高さ制限があり、毎日、城址公園等で市役所の係員が監視しているとのこと。また馬を愛する人たちによって、毎年5月の特定の日曜日に『チャゴチャゴ馬子』と言われる祭りで、滝沢市より盛岡市の神社まで飾りを付けた馬に着飾った子供を乗せ、片道10数キロの道のりを練り歩き、馬につけた鈴が賑やかに鳴る風景は、何とも言えぬのどかな田園風景で、豊かな気分になる。祭りの終了後、馬たちは広い放牧場に放され,嬉々として走り去り、初雪が降るまで草をはぐくみ、元気に過ごすとのこと。

2.例会報告

5月18日、初夏を思わせる陽気の中、1参加者17名、中島副会長の司会により開始、来月のサロンにて抹茶を楽しむ会の参加者の集計を行い、約20名と。なお当日参加される方は,出来るだけ抹茶茶碗を持参されたしと、担当の鎌田さんより要請。

次いでスケジュール表の担当の山崎さんより8月の行事予定につき問い合わせの結果、サロン、例会、写経、体操,囲碁の各クラブは暑さのため中止と決まりました。6月22日の千葉マスターズオーケストラの鑑賞を参加される方は,は6月22日(土)JR新検見川駅改札口に12:30に集合願います。

篠崎さんから6月1日の囲碁の会は6月8日の同時間に変更する旨発言あった。その午後行われる抹茶の会の準備に齟齬を来さないためである。

次いでアメリカの女優、ドリス・デイ(大正11年生れ)の訃報あり成住さんから回顧談があった。就職難の時代に就職し仕事がわかり始めて面白くなって、夜も日もなく働いていた頃、この歌を聞き、計画・実行・努力が見られない、投げやりでとんでもない歌だと感じた。後に努力と結果は必ずしも結びつかないこともあることに気が付いたとのこと。 終わりに,Que Sera Seraを皆で合唱し当時を偲んだ

また、母の日にちなみ美智子上皇后が読まれた一連の歌の披露がありいずれも折に触れ母親としての気持ちを詠んだ歌でお人柄をしのばせる良い歌であった。

浩宮誕生 含む乳の真白きにごり溢れいづ子の紅の唇生きて

紀宮結婚 吾を遠くに呼びて走り来し汝を抱きたるかの日恋しき

次いでNHKテレビの新日本紀行より『隅田川』を鑑賞、隅田川と言えば”春のうららの隅田川”が思い出すが、映像では私たちが知らない光景、千住の魚市場や深川で木製の舟の製作所があるなど、普段目に触れることのない場所が映し出されて興味深いものであった。                         小井沼記

  

親和会だより平成最終号

 待望の桜も開花し、平成最後の月となりました。例年になく各地の桜の開花も早く急ぎ花見をと気が焦りましたが、急に肌寒い日が続き、長期間桜を愛でることが出来ました。元号も5月より代わるとのことで、例年以上に世の中が浮き立っているような気がいたします。

報告事項

1.花見について

4月2日、12時より花見川千本桜公園にて親和会とパトロール隊のメンバーの合同9名により桜を愛でながら、ビールや昼食をとりながら約2時間楽しい時をすごすことが出来ました。やや北風の吹く肌寒い気温でしたが、付近には子供を伴ったグループや女性同士30人ほどのグループ等もおり、それなりに賑わい,花見の雰囲気を楽しみました。

2.サロン報告

4月6日、午後1時より開始、参加者は約10名、総会準備の打ち合わせの後、NHKより放映されたウイーンフィル交響楽団、シェーンブル・コンサートを鑑賞、。これは毎年開かれる春の祭典で、シェーンブル宮殿の前庭で広々とした美しい庭園に約10万人が参加芝生の上に恋人同士、こども連れの家族など自由なな雰囲気の中で音楽を楽しむとのこと、ヨーロッパでは子供が音楽会に来るということはなく、野外の音楽会の時のみがこどもを連れてくることが出来るのだそうです。歌手は現代で最も人気があるアンナ・ネトレフコ、指揮者は同じロシアのワレリー・ゲルキエフ、曲目はオペラのアリアや前奏曲、間奏曲など耳に馴染んだ楽しい音楽を鑑賞できた。

3.新宿住友ビルにある平和祈念展示資料館における講演会及び見学についての報告 

     4月6日実施  有志5名が都庁見学後、平和記念館に行き、昨年9月に「終戦を回顧し、これからの日本を考える」をテーマに講演して頂いた山田治男氏(抑留体験者による語り部)の話、そのあと館内を見学した。是非現在の若い人たちも是非平和記念館を見学して欲しい

4.総会報告

4月20日午前10時より畑が丘自治会館にて総会が開かれました。前日の暖かさに比べ北風による肌寒さであったが、司会進行を中島副会長の司会により開始、当日の出席者29名、委任状13名,計42名により総会は成立と宣言し、執行部推薦により議長に山崎民雄氏が決定、次いで議事進行に移り、議長より議事録作成者、鎌田副会長、議事録署名人に篠埼・板垣健司郎の両名を指示、議事に入る。

①報告事項 会長より30年度事業報告、次いで中島副会長・兼会計より会計報告の後、会計監査の岩淵氏より報告,以上一括審議の後、賛成多数 異議なしで了承。

➁ 今年度事業計画・予算案を会長より説明、予算においてサロン費を3万円多く組み込んだ理由として、「老いを楽しく生きる」をテーマにしたCD講話集を買い求めるためであると説明し、その他、今年度、米寿のお祝いになる対象者はとの質問で、改めて検討し、3名とのことで予算組み方に再度考慮をすること.

③ 役員選任 今年度は改選期ではないため全員留任とし、改めて畑が丘自治会の親和会担当副会長 山口和昭氏を副会長に就任を依頼、承認を得、すべての事項の賛成をもって総会を無事終了。新規加入者1 名、関正一氏を報告。

                              小井沼記

                      

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