親和会

地域自治会の親睦会の活動&トピックスなどなど~

オリーブの首飾り

2015年06月19日 13時25分01秒 | サロン関連資料

親和会27年度総会のあと 大正琴の演奏会があった 平成27年4月18日

  オリーブの首飾り                  尾山美知子                                   

 「さくらさくら」のメロディーが自治会館のなかにひろがる。大正琴の合奏である。ボランティアの奥さん達の合奏であった。紫色のブラウスにピンクのスカーフが愛らしい。七人の奏者のそばに先生。はじめて眼にする可愛い楽器である。

 自治会の老人会の総会のあとの演奏会である。

 今朝会場の入口のところで会員の一人がつれの手をとって「退院されたんですよ。」とさけんでいた。「えー。」とそばにいた数人が声をあげる。「知らなかったわ。」「でもよかったわね。」あちこちでささやく。

 その方は九五歳で自治会の最長老でみんなが知っている人である。

 「肺炎だったんですよ。」と説明がつづく。頬がふっくらして薄紅色だ。

 演奏曲目は「朧月夜」「月の砂漠」とつづく。黒板にある次の曲目には「オリーブの首飾り」とある。大正琴のはなやかな音色で「オリーブの首飾り」のメロディーが室内をみたした。

 「これって手品のショーには必ずつかうのよね。」以前誰かが云ったことがある。そういえば息子の結婚披露宴のとき、私の妹がこの曲を流しながら手品のショーをした。

娘が置いていったピアノで私はこの曲を練習したことがある。十年前私はふっと駅前のピアノ教室に足をはこんだ。私はまだ六十歳代であった。ピアノは初めてだったが両手でドレミからはじめて、そしてバイエルを卒業した。やさしいピアノ曲集を楽しむことが出来た。「早春賦」「花嫁人形」「上を向いて歩こう」「ある愛の詩」初心者向けに編曲されたものを先生に教わりながらだった。「オリーブの首飾り」もやさしい編曲ながら曲らしく弾けたのだった。「エリーゼのために」これも初心者向けの編曲をしたものだった。いつか正式の曲にとりかかりたいと思っていた。「エリーゼのために」をちゃんと弾けるようになったら、御褒美ちょうだいね。と夫にいったものだった。

ピアノは突然やめた。夫の入院のときだった。夫の病気は回復せず退院する事はなかった。それ以来ピアノの前に座ることはない。ピアノを練習したのは七年ほどだったのだろうか。

 大正琴の音色の「オリーブの首飾り」のメロディーは私のからだに染みこんできた。私の眼はウルウルになってきた。なぜ?なぜ?泣くことなんかないじゃないのと問うてみる。あのピアノを無邪気に弾いていた時間はなんだったのだろう。もう取りもどすことが出来ない時間だった。もう過去のことになってしまった貴重な七年という時間なのだ。

 大正琴の演奏は次の曲に移っていた。いくつかの曲目のあと、さらに演奏にあわせての合唱となった。歌集がみんなにくばられたが、みな知っている曲で一斉に声があがる。「浜辺の歌」「茶摘」と数曲つづく。そして「四季の歌」

  秋を愛する人は 心深き人

  愛を語るハイネのような ぼくの恋人

 歌いながらウルウルになってくるのをとめられなかった。帰りの出口で幹事さんにとってもよかったとお礼を云った。帰り道一緒だった奥さんが「わたしね、最後の「ふるさと」のときウルウルしちゃって。」と云った。「わたしも。」といいそうになったけどやめて「そお。」と相槌をうった。

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親和会発足とその後の経緯

2015年06月13日 17時34分11秒 | イベント関連資料

親和会発足とその後の経緯

 ①昭和54年4月~平成11年3月

  昭和54年発足以来、行事としてお茶会、観桜会、紅葉狩り、近県の名所、史跡

  巡り、新年会、日帰り旅行、自治会内の清掃奉仕、早朝ハイキング、ゲートボー

  ル等を行い、昭和58年度にはピーク在籍会員43名を数えた。

   その後会員の老齢化に伴い企画力、行動力低下し、後続新入会員なく会員漸減

   し、遂に平成11年3月末をもって、自治会助成金を辞退するに至った。

 ②平成11年4月~平成22年12月 

  親和会は解散せずお茶会は継続。会員数名が毎週土曜日に、自治会館で懇談会を    開いて来た。 自治会助成金辞退の手紙(大和久正巳・朝比奈和香幹事)より抜粋

 ③このままでは消滅も危惧されるので活性化を図る為ミニイベントを行なうことになった。平成23年1月~3月内科医 柳澤先生 4月~6月弁護士 鈴木先生。

 ④現状は例会、サークル活動、サロンの3本柱で推移している

 

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親和会だより27.5

2015年06月04日 07時12分29秒 | 親和会たより
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親和会だより 27・5
        5月例会 平成27年5月16日(土) 10時~11時 参加者22名   司会 総務  中島   
                   
1 会長挨拶                
①連休明けの5月6日が立夏であり晴天に恵まれたが、その後時期外れの荒天に襲われ、天気がなんとも
 不安定である。つい先だって迄は医者からCOPD(慢性閉塞性肺炎)」に注意するよう言われていたが今度は
  は熱中症に注意するよう言われた。お互い注意して行きたい。        
②地域の安心安全に向けて関係組織とコミュニケーションを密にとって行きたい。一例としてセーフティーウォッチャーに参加している。  
これには親和会、自治会、パトロール隊から参加者が出ている。 やってみると
本来の目的に加え子どもと触れ合える機会にもなり良いものである。      
③Cグループ担当のサロンで「私を語る」と言う座談会を2回続けて行い好評であった。語り手は2回とも    Cグループから出たが、他のグループの皆さんにも広げて行きたい。 ご協力をお願いする  
     
④子供会の馬目さんより夏休みのラジオ体操共催の打診があった。 5月17日打ち合わせを行う。  
                   
2 各部活動報告及び予定              
①年度初めなので各サークルの参加者の現況に付き報告願った。        
 囲碁の会:参加者6人。5月は石橋さんが初めて参加された。        
 カラオケの会:毎回11~12人参加            
 謡曲練習:毎月第1,2,3火曜日の3回練習している。 参加者は7名      
 パソコン練習会:参加者7人。各自のPCを持ち込み個人のレベルを調整しながら指導を受けている。  
            理想は各自が親和会活動関係の書類程度を作成出来るようになること。  
 寄り合い:常連が3名に固定化されて来た。日頃感じていることを話し合える場所になっているので是非 気軽に参加して欲しい。  
                       
 健康マージャンの会:始まって間もないが過去の実績は4~7人。        
 写経の会:常時11~13名が活動。            
 みんなで歌う会:15~17名がコンスタントに出席。          
②6月の例会の後のミニイベントとして懸案となっていた「成年後見」についての講演を聞く。 介護、認知症と
並んで高齢者にとって避けては通れない話題なので正確な知識を持っておきたい。講師は生涯学習センター
紹介のボランティア講師にお願いする。            
③6月のサロンは話題を拡げ文化講演として「貨幣の歴史」と言う題でコイン収集家の桜井和雄氏のお話を
聞くこととなった。氏の収集された江戸時代の貨幣を拝見しながら当時の貨幣制度を中心に興味深いお話を
聞けると思う。 ふるって参加戴きたい。(中島)          
3 会員異動                
Aグループの西山さんが引っ越しにより、又同じくAグループの高橋さんが都合により退会された。  
4 ミニイベント                
総会終了後鳥越先生の指導で健康体操を行った。途中用意された牛乳で水分補給をしながら約1時間  
普段使わない筋肉を動かし良い汗をかいた。         (中島記)  
                   
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