親和会

地域自治会の親睦会の活動&トピックスなどなど~

親和会だより令和4年7月号

2022年09月17日 16時37分20秒 | 親和会たより
親和会だより 令和4年7月号
                        親和会
会長 中島利栄

コロナの感染が再び拡大し親和会の会合もなかなか先が見えない状況ですが皆様如何お過ごしでしょうか。このような中ですが先にお知らせしたとおり7月16日(土)に令和4年度役員の対面の会議を自治会の許可を頂き自治会館にて開催いたしましたので協議事項を以下の通り報告申し上げます。

(関係先への代表者変更の届出)
1.千葉市高齢福祉課へ代表者変更の届出
2.千葉銀行新検見川支店へ普通預金親和会口座の代表者変更届を提出し受理 されました。

(新役員について)
 先の書面決議通り令和3年度役員に引き続きお願いしましたが山口副会長より体調不良により辞退したいとのお申し出がありお受けしました。又、中島の会長就任に伴い会計担当が中島より新任の山崎さんに変わりましたので会議終了後、現預金、帳簿の引継ぎを完了しました。今後各サークルの支出、事務費等の立替金の清算は山崎さんに申し出てください。

(今後の活動方針)
総会資料どおりサークル活動を親和会活動の中心に置くことを確認しました。予算も手当てしてありますので活動に必要な交通費、施設利用料、観覧料、資料代等、食事代以外の経費に幅広く当てていただきたいと考えています。自治会館の使用の再開時期が見通せない中(現在のところ9月中は開館の貸し出し中止は決定済み)館外での活動の余地はないかも検討願います。
例会とサロンの内容が重複して来たとの指摘が兼ねてより出てきていますのでサロンとしての機能に一本化、例会は全員の意見を聞く必要がる会議(例えば年度総会)に限定し年2.3回の開催とします。サロンでは会員から提供を受けた話題についてお茶を飲みながら自由懇談をする(いわばおしゃべり)のを基本とし、映像の鑑賞、講演等を適宜実施することとします。

(10月以降の自治会館使用に関する自治会への提言)
 前述の通り少なくとも9月中は自治会館は使用できないことは決定済みですが、使用方法、参加人数によっては使用条件を明確にしたうえで使用を許可されても良い活動もあるのではないか(例えば写経)との意見が出され、自治会の次の方針決定に先だち、この旨働きかけをすることとします。

(会館使用上の注意事項)
 我々の役員会議の終了後会館を使用した畑が丘自治会役員より、飲み物の空きボトルと紙コップが放置されていたと指摘を受けました。気持ちよく使わせて貰うためにも今一度注意事項を読み、使用後の後始末に注意しましょう。
                                 以上
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親和会だより

2022年02月12日 14時41分07秒 | 親和会たより
『コロナ禍の羅針盤』の配布について
毎日厳しい寒さが続きますがお変わりございませんでしょうか。
 今回お配りいたします『コロナ禍の羅針盤』は畑自治会館のお隣にお住いになられています柳沢先生の奥様(女医)が参加されいますNPO法人小象の会が、千葉日報紙上に連載された内容を冊子化したもので、医療現場からの情報提供とアドバイスが目的で編さんされた冊子です。
NPO法人小象の会とは生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会

柳沢先生には5年前の平成29年2月に親和会として『柳沢先生を囲んで医療の話』
をテーマにお話を頂きましたが、今回世界中がオミクロン株の蔓延で、ワクチンをと叫んでいます折、会員の皆様に少しでもお役に立てればと願い、この冊子を先生よりお分けいただき、会員の皆様にお配りさせていただきます。
出来れば自治会会館にお集まりいただき、直接柳沢先生ご夫妻をお招きし直接、お話をお聞きできればと考えますが、時節柄大勢が集まることが出来ませんので取り敢えず冊子をご覧くだされ、お役に立てればと願っております。
なお、この冊子は非売品で、別冊に同じく千葉日報に掲載された
 小象の元気!で行こう 子ども達から高齢者まで 身体の不思議を知って
 生活習慣病を防ぐ 70話 (同じく非売品) 
があり、お分けいただいておりますが、オミクロン株の終焉に近づいた頃、改めて先生にお願いして、お話を、そして質疑応答が出来ればと考えております。
その際上記70話の冊子を皆様に差し上げます。

なお、上記2冊は非売品であるため、販売の対象とならぬとのこと、いくばくかの寄付を願えればとの事ですので、幹事会に諮り親和会より寄付をさせて頂きますのでご了承のほどお願いいたします。

   令和4年2月8日              親和会会長   
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新和会だより 令和3年6月号 

2021年06月29日 12時43分09秒 | 親和会たより
親和会だより令和3年6月号
 会員の皆様、新型コロナ対策のワクチンの接種お済になられましたか。行政の不手際もあり未だに蔓延防止等重点措置が解けず、7月11日まで延期するとのこと。外食もままならず、外出する事もはばかる困った状態です。それにより親和会の会合を開くこともままならず、休会の状態となっております。幸いにも畑自治会館の建て替えの時期と重なり、新しい開館の完成する10月には、気分を新たに完成を祝いたいと念じております。
報告事項 
1. 書面による総会について
 1。 事業報告、決算報告並びに審議3事項とも賛成多数で決議されました     
    事を報告いたします。
   (回答者37名中34名の賛成、3名行使書紛失)
   残念ながら体調不良等で退会者があり、現状会員数37名となります.
  •  夏休みラジオ体操について中止のお知らせ
   例年、親和会と子供会の協賛で、夏休みラジオ体操会を行なっておりま    
   したが、毎年中心となって頂いている永島さんと相談の結果、コロナが   
   落ち着くまで中止する事にいたしました。以上                                    
皆さまにお願い
 昨年3月以降、新型コロナ蔓延予防のため、親和会の集いを中止せざる得ない状態が続いております。そのため会の活性化が出来ず、会員の老齢化と共に退会する方が徐々に増加してくる傾向が出てまいりました。同じく防犯パトロール・セーフティウオチャーの参加者も減少しており、存続の危機が近づいております。
 是非この機会に、お近くの方々に親和会にお誘いくださります様お願いいたします。                       小井沼記
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新和会だより 令和2年12月号

2021年04月07日 09時36分02秒 | 親和会たより
親和会だより令和2年12月号
 今年1年は新型コロナウイルスの猛威に振り回され続け、今まだその脅威は衰えず、世界中が恐怖に慄いている日々です。この状態がいつまで続くやら気になりますが、何とか無事を祈る毎日です。どうか会員の皆様にとって来年が良い年であります様、祈らずにはいられません。
報告事項 
1. サロン報告
 12月5午後1時より、 氷雨の降る寒い中、参加者12名。 身体を解きほどすためにラジオ体操を行い、次にスケジュールに沿って清川 妙氏の『楽しみながら、少しづつ』を聴く。
 清川妙  大正十年、山口県生まれ、奈良女子高等師範学校(現 奈良女子大学)卒業、教職       を経て、文筆活動を開始。主な著書に、『兼好さんの遺言 徒然草が教えてくれるわたくしたちの生き方』 『心ときめくものー学び直しの古典』 『八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅』 など。 平成二十六年逝去
心を明るく切り替えて 
数年前、何十年ぶりかで故郷に戻って、懐かしい人たちに会いました。そのとき感じたのは、皆さんの顔の表情が、それぞれ生きてきた何十年間の歴史をはっきり物語っているということでした。生き生きと楽しそうに微笑んでいる方、昔はとても美人だったのに今は表情が乏しく寂しそうな方、いろいろです。人間には、三十代とか四十代という、ひと塊の代があるわけではなく、小さな時間の集積が今の表情になっているのです。
『徒然草』に、「刹那覚えずといへども、これを運びて止まざれば、命を終ふる期、忽ちに至る」という言葉があります。人間の一生というのは、棒みたいに長いものではなく、ひとつひつは短い時間の積み重ねなんだ、うかうかしていると瞬く間に終わってしまう、という意味でした。
 『徒然草』の兼好さんは、「想定外のことが起こることを考えておかないといけない」と言っています。例えば、事前に何をするかを決めておいても、それが上手くいくとはあまりない、思わぬことが起ってそれは達成されない。その一方、できないかなと思っていると案外上手くできて、人生には定めがない、と。私も、夫と息子に亡くなったことは想定外でしhしたが、「存命の喜び、日々に楽しまざらんや」と兼好さんが言うように、丁寧に一人暮らしをして、楽しみながら過ごしていこうと、自分に言い聞かせるようになりました。おかげで、しごとを杖にして、非常に、”いそしんで”今まで暮らしてきました。
 「いそしむ」には、規則的なことを楽しく実行する、という意味があるとわたくしは思っています。
ほめ言葉は一生のサブリメント
ひとをほめたり、お礼をいうときには、本当にたっぷりと言葉を差し上げたいものです。あるエッセー教室で、「先生は世辞が上手だから、よlく私たちのこをほめて下さる」という方がいました。お世辞でなくて、人をほめるときもお礼のときも、どういう思いのなかを出来るだけ細かく具体的に伝えているのです。人にほめてもらった思い出は、”一生のサブリメント”になると思います。
人をほめるには、やはり才能が必要です。相手の細かいところに目をとめて、それを「いいな」と思って、分析する能力です。ですから、ほめるのが上手い人は心の受け皿も広くて、いろんなことを受け入れられる才能をお持ちなんですね。ほめ上手は、聞き上手、読み上手、喜び上手、励まし上手、謝り上手、、教え上手、叱り上手など、すべての上手につながると思います。
いくつからでも「おおまにあい」
「徒然草」に「走りて坂を下る輪の如くに衰えゆく」。自分がもう駄目だと思ったら、老化というのは、まるで坂道を下る輪のように、ころころと衰えていくばかりだぞ、というような意味です。何か目標を決て、それに向かって自分を育てていけば、非常に面白い日々になるでしようし、これはおすすめの方法です。
自分こそ最高のお医者さん
私の主治医のお医者さまによれば、心と体はつながっているそうです。診察室に入ってくる患者さんの顔を見ると、聴診器をあてずとも、だいたい体の状態が分かるそうです。また、「医者よりも患者自身が最高のお医者さんなんだ。なにしろ、かゆいところに手が届くのはじぶんだから」といつもおっしゃいます。私の残りの人生はだんだん少なっていて、あと何年あるかわかりません。長く生きるかもしれないけれど、、明日「さよなら」かもしれません。『死は前より来ない、後ろにいる。前からくればいつ死ぬか分かるけれど、後ろにいるものだからそれは分からない』 これも徒然草の言葉です。
兼好さんの応援歌
「老いて智ノ若さにまされること、若くして貌の老いたるに、まされるがごとし」歳をとって知恵が若い人より勝っていることは、若い人が年寄りよりも容貌が勝っている事と同じである、という意味です。「老いたる人は若い人よりも知恵が勝っている」と兼好さんが言ってくれてた以上,「もう歳です、だめです」なんて、言っていられないと思うのです。『老いることは生きる知恵が勝っていくことだから、いい人生を送る才能が身についているはずだ』と思うべきですね。

2.例会報告
12月19日午前10時より、参加者10名、前回から成住さんが用意されていた頭と体のぶらぶら体操を行なった。
 初めに千葉市が作成した体のぶらぶら体操とは椅子に座まま行なえる体操で、体の関節や筋を伸ばして健康をたもつためのもので、DVDを見ながら、約40分位を体を動かした。普段使わない筋を伸ばすなど、結構温まる運動で、親和会の体操の会で毎回実行しているとのことです。
是非、皆さんもご参加されては如何ですか。
次いで頭のぶらぶら体操に入り、① 数字遊び ② なぞなぞ遊び ③ 童謡の心 の話がありました。
                                              
                             小井沼 記


 
   
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親和会だより令和2年1月号元年12月号11月号

2020年01月20日 15時32分31秒 | 親和会たより

 

  親和会だより令和2年1月号

明けましておめでとうございます。穏やかな天候に恵まれ新年を迎えられたことと
お喜び申し上げます。本年もよろしくお願い申し上げます。

報告事項
1.サロン報告 
例年より1週間遅く11日に本年最初のサロンを始めた。冒頭に会長挨拶に引き続き、
 畑自治会館の立て直しのプランがほぼ出来てきた。ついては親和会として特に付け加え
 ることがないか図面の提示があり検討することとなりました。引き続き恒例のウインフ
 ィルのニューイヤーコンサートを鑑賞。
 2020年1月1日ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、ウィーン楽友協会でア
 ンドリス・ネルソスの指揮で行われました。アンドリス・ネルソンスは、ボストン交響
 楽団とライプチィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督で、2010年よりウィーン・
 フィルとは音楽的に結ばれていて、2020年にはウィーン・フィルのニューイヤーコンサ
 ートを初めて指揮しました。なお、ニューイヤーコンサート2020は世界中の90ヵ国以
 上に中継され4千万人以上がテレビで鑑賞したとのこと。特に今年はベートーベン生誕 
 250年、ベートーベンに交わる曲を取り入れ演奏された。テレビに映る観客の中に多
 くの日本人がいるのに改めて裕福な方がいるものだと、羨ましく、熱心な人たちががい
 るものだとな感心致しました。
  2. 例会報告
肌寒い雪交じりの冬空の中、多数の会員が出席、学校方式でなく囲むような机の配置
 で予定の『老いを楽しく生きる』シリーズの中から天野祐吉氏の隠居のすすめを聞く。
 コラムニスト 天野 祐吉(1933~2013)東京生まれ、愛媛県立松山南高校、明治学院中退、出版社、広告代理店を経て昭和54年『広告批評』を創刊、
『隠居のすすめ』
 隠居は憧れのステータス
 評論家の外山滋比古は「人生は二毛作だ」と言っている。第1の人生は働いて子供を育てる。第2の人生は自分の自由を楽しむためにある。江戸時代は家督を次世代に譲り隠居することが憧れのステータスであった。歌川広重・浮世絵師26歳、平賀源内26歳、井原西鶴33歳で隠居し芝居、俳句三昧。伊能忠敬49歳で地図作りに。 
 現代は定年延長し働くことが生甲斐ならまだしも、一方では面白くない仕事をお金だけのため、食うだけのため働く人あり。のんびり好きなことをして暮らせる世の中であってほしい。
 金のかからないお遊び
 必要最低限のお金は必要だが、面白く遊べるかどうかは想像力の問題だと思う。歩くことによって不思議なものを発見して面白いと思うことがある。散歩は旅の始まりでそれを拡大していけば奥の細道に通じるくらいのことはできる。四国八十八ケ所巡礼は、白装束、杖、同行二人と書かれた編み笠をかぶって歩く。コースもよく考えられたもので変化にとんだもので上手く考えられている。
 犬の忠実より猫の自由
 老いを楽しく生きるために一番大切なことは、やりたいことを自由にやるということです。僕は『よく犬の忠実よりは猫の自由に学ぼう』と言っています。サラリーマンは会社や仕事に忠実であることを要求されます。決まった時間に従い生活していると、どうしても犬型になる。生活を考えると已むをえませんが、第2の人生は猫型人間 やりたいことを自由にやり老いを楽しく過ごす事です。
 ユーモアは潤滑油
 隠居にとって、周囲の人と摩擦を起こさないよう暮す。その潤滑剤を果たすことはユーモアだと思います。江戸時代の人は、今の人よりはるかに優れたユーモアの持主でした。例えば落語の母体になっているものに、江戸小話がある。その一例としてお日様お月様雷様の3人で旅に出て。宿に泊まる。翌朝,雷さんが目を覚ますと,お日様もお月さまもいません。宿に尋ねると『お連れ様はとっくにお立ちになりましたよ』と言う。雷さんが思わず『月日がたつのは早いもんだ』、宿の人が一人残された雷さんに『ところでお客さんはいつお発ちになりますか』と聞くと『うん、おれは夕立ちだ』。江戸時代は狭い地域にたくさんの人が住んでいたので、独特な礼儀作法が生まれた。それは「傘かしげ」と言って傘をさしてすれ違う際、お互いに傘を反対側にかしげて、ぶつからないようにして通り過ぎた。このような作法によって衝突や喧嘩もあまり起きず、みんなが平和に生きていた。これも広い意味のユーモア感覚、思いやりの感覚だと思います。
 ユーモアの先生を見つける
 思いやりやユーモアがあることで、人間関係の『ぎくしゃく』がなくなっていきます。隠居はこういったお手本を示せる人間でありたい。正岡子規が『蝗焼く爺の話や嘘だらけ』おじいさんがいろいろ話をするが、ほらばかり。『糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな』、同じく小林一茶は『隙人や蚊が出た出たとふれ歩く』その他絵、本芝居、映画など優れた表現物に触れること、優れた表現はたいていユーモアのセンスを持っています。そういうものを見ている間にもユーモアのセンスが磨かれていくのではないでしょうか。
 言葉や教養を受け継ぐ
 いい芝居には面白い言葉が散りばめられていて、昔はそういう芝居からとった言葉が、日常会話に生きていました。例えば『知らぬ顔の半兵衛』、『すまじきものは宮仕え』。ついでに言えば,『からだ言葉』というものがある。『はらわたが煮えくりかえる』とか 『頭にきた』『舌を巻く』 短い言葉で複雑な感情を表現するさまざまな技法を遺してくれたのですが、それもどんどん通用しなくなっています。
 最近では「むかつく」という一言で片づけてしてしまう。このように『からだ言葉』や慣用句がどんどん減っていく。これはコミュニケーションが貧しくなっていくことで、その原因は、大人や老人が、若い人たちにそういう言葉のおかしさや面白さ、豊かさを教えていないからではないでしょうか。昔はご隠居さんが銭湯に行くと「旅行けばー」広沢虎造の清水次郎長伝、森の石松、大政、小政などうなっている。それを聞かされてるうちに、ぼくたちは義理人情を大事にするといった、大衆的教養を受け継いできた。
 おすすめの道楽
 隠居を少しやってみようとする方にお勧めしたいのは、極力、人に会うことです。『この人と会っていると面白いな、気持ちがふくらんでくるな』と思う人を、なるべくたくさん見つけて合う。人に会うということは言葉に合うことです。言葉が心を膨らませてくれるのです。
 旅をする、それも歩く速度で世の中を見ることによって、今まで気が付かないことに出会う。ボランティアをすることも遊びの一種で、お互いに助け合うということで感謝の念が生じ、生きがいに通じるのではないでしょうか。人から「ありがとう」と言ってもらえるくらい楽しいことはない
 自由にのびのびと生きたい
 お金も経済も大事だが、大事なのは文化。世界有数の大国になるために働いて金をかせぐ必要はあるが、今は、金の事ばかりで心の貧しさが強くなってしまっている。経済成長率がゼロで人口が全然増えないと本当に困るのかと言えば、じつはそんなに困らない。江戸時代がそうで、江戸の中期から後期にかけて経済成長ゼロ、人口増減なしにもかかわらず、歌舞伎、浮世絵、落語など大衆文化が盛んとなる。数字だけをとらえるのではなく、人間の本能を最小限満たせる、自由でのびのびと心豊かに暮らせる世の中をみんなが望んでいるのではないでしょうか。
 終わってから、講師の話について話し合いました、私たち老人にとって、務めて沢山の人と会い,お喋りをすることも、健康を保つ事につながるということ。
                                  小井沼記 

           親和会だより令和元年12月号

   年の瀬も近づき何かとお忙しい中、会員の皆様日頃何かとご協力いただき誠にありがとうございます。今年は温暖化の影響か台風15号、19号と続き、その後100年に一度という大雨に見舞われ、千葉は災害がないところだと達観しておりましたが、見事に考えを改めさせられました。報道によりますと温暖化の影響が世界の中で日本が一番とのこと、ありがたくないお墨付けを頂きました。また今後30年以内に首都圏で震度7以上の地震が起きる可能性が高いとテレビ特別番組で注意を喚起しております。

 

 報告事項

1.サロン報告

  12月7日、小雨降る寒い一日でしたが、雨に負けず13名の方が出席され、冒頭に会長挨拶(上記の通り)の後、予定の老いを楽しむ講演集の中から今井通子氏『大いなる自然と遊ぶ』を聞く。今井氏は昭和17年、東京生まれ。東京女子医大卒、医師をつとめるかたわら,女性登山家として初めてマッターホルン(1967)、アイガ  ー(1969)、グランオジョラス北壁(1971)のアルプス三大北壁を制覇する.  著書に『魔頂チョモランマ』、「山は私の学校だった」など

『老い』って何だろう? 

 老いるということは、まず行動の変化について考えてみると、若いときには物忘れもなく直線的に動けばよかったが、歳をとると物忘れが多くなり余計なことに手を取られ、体力を使うことになる。一方、病院では老人性うつ病や認知症を患っている方々に、看護師が優しく、”こうこう、こういう理由で、これはなさらない方がいいですよ”と話をするとことがある。しかし、それを受け止めるときには、「こういう理由で」という部分は解釈せず、「なさらない方がいいですよ」と言われた顔と口調だけを覚えていて、「あの人に怒られた」という発言をする患者が多くいる。声は脳自体がいわば『野生』に戻るため、やむをえないことで、人の大脳には古皮質の上に新皮質が乗っている。古皮質は本能的な行動や勘定を司る部分で、新皮質は論理的な考え方や社会性を司る部分です。小さな子どもは古皮質が活発に働くので動物的だが、成長と共に新皮質が厚みを増し、自分の感情や感覚をコントロールが出来るようになる。

しかし歳をとってくると新皮質が疲弊して、再び古皮質の動きが優勢になり、感情や感覚に動かされ、新皮質が担う理論的、理性的判断が薄れてしまう。多角的な見方がしづらくなり、短絡的な見方で終わってしまうことが多くなる。他の人が自分とは全く違う目線から発言すると、「変な人」と感じるだけで済ましてしまったりする。物事を広く見る、視野を広げることが少なくなってしまう。

 『一病息災』で楽しく

   無病息災という言葉があるが、一病息災というのもある。一病息災の人は、自分自 身が『一病』であることは意識し過ぎず、「息災」の部分を強調して今日をいかに楽しく生きるかを考える方がいい。介護を受けている方や病に伏している方もいるので、一概には言えぬが『病は気か ら』というのは本当です。その代表例が,体内に入ったばい菌を殺すリンパ球や、抗がんたんぱく質を出すナチュラルキラーセル(NK細胞)で、心で病気だと思っていると、活動をあまりしなくなってしまう。気と病の結びつきを考えると、自分自身に『大丈夫だよ』と声を掛けるのと、「だめだ」思うのでは、健康の維持・増進に関わる機能(神経、免疫機能、内分泌機能)良くなるか、落ち込んでいくかに違いが生じます。『自分にご褒美を挙げる』という言い方が あるが、この言葉に体全体をメンテナンスする機能を高める効果がある。何か頑張った時に、「自分にご褒美」というのは老いを生きる為の心がけのひとつと思います

 『グループ活動のコツ』

 一人住まいで孤立無援状態になった時は、これまで知らなかった人たちとコミュニ ケーションをとるのも一つの方法です。お勧めしたいのは、二つ以上の団体に所属し、そこで友達関係を作ることです。この利点は、友達同士、相互に 頼り合えるということ。そして、二つ以上の団体に属していると、Aという団体で話 題になったことをBという団体に行って話すことが出来、『この人はいつも面白いこ とを話をしてくれるから一緒にいたいと』というように思われることです。片方が旅 行などを目的とした感覚・感情的な方向性の団体であれば、もう一つは政治経済を語るような、理論・理性的な方向性の団体にすると、自分の頭の中のバランスがとれるし、話題も双方で極端に違うので、人からの耳学問で新鮮な話題を振りまくことが出来る。

 また、複数の団体のうち一方は、太陽燦燦の自然の中に出ていく団体に加わるのもお 勧めです。高齢者にとって太陽を浴びることには大切な意味がある。歳を重ねる共に、 骨の細胞はどんどん死んで行くので、高齢者は日々骨を作る努力をしなければいけな い。しかしカルシウムをいっぱい摂っていればいいというわけではなく、摂ったカル シウムは、ビタミンDによって骨まで運ばれます。ビタミンDにその仕事をさせるた めには、太陽を浴びてビタミンDを活性化することが必要です。『日光浴が大切』と 言われるのはそのためである

『高齢者が注意すべきこと』

「年寄りの冷や水」という表現がある。これは歳をとってから突拍子もないことをす るな、という例えですが、年寄りは冷や水を浴びない方がいい。というのも、温度差 に対しての体内センサーが鈍ってきているので、寒さを寒いと感じず、危険な状態に 陥ってしまったりする。また暑い日に、本人は暑いことも汗をかいていることに気付 かずに、熱中症になってしまったり、外部環境への対応力が弱まっているので注意が 必要です。

『自然に親しむ』

 お勧めの習慣として第一に挙げたいのは、「自然に親しむこと」で、理由の一つは 体力、気力の両方が鍛えられることです。もう一つの理由は、自然、特に森の『人を リラックスさせ、ストレスを軽減させる効果』です。森の中に入るとストレが減り免 疫機能が高まり、NK細胞が増量して活性化して、抗がんタンパク質を分泌し、がんを防してくれる、更に、森林の持つ香り物質のフィトンチッドは、NK細胞の働きを促進させる効果も持つことがわかってきました。

『食と健康』

 食に関しては、高齢者は、草食系がいいという考えが蔓延しているが、百歳で元 気なお年寄りに好きな食べ物を聞くと、お寿司や天ぷら、うなぎ、すき焼き、ス テーキと言われる。メタボリックシンドロームになるから肉は食べないというよ うな極端なやり方をせずに、いろいろなものをバランスよく食べるのが元気で長 生きできる方法だと思います。

『何事もバラエティー豊かに』

  老いを楽しく生きるための秘訣としては、歳をとったことを気に病まないこと、 様々なことを体験すること、いろいろな人と付き合うことが大切です。バラエテ ィー豊かな生活を送る事で、自分は生涯現役で生きるぞという気持ちがわいてく るでしょう。                                                   以上

下記の感想が寄せられました 

   今井通子さん(1942~)はスイスアルプス三大北壁を登った。田部井淳子さん(1939~2016)は女性で世界で初めてエベレストや7大陸最高峰を踏破した。生涯最後の登山は富士山で東日本震災支援で東北地方の高校生と登った。私は日本百名山や全国各県最高峰を登ったが今は昔物語になった。登山は単独行もあるがチームで登る。汗をかいて苦労の後には必ず山頂達成の喜びがあった。同行の山友と共に心身を鍛えられたことに感謝している。  NARさん 

 2.例会報告                   

 21日、寒さのためか出席者が少なく、出席者の身で各グループの最近の状況報告をして頂きました。次のとおり

 

カラオケ(報告者 井上さん 以下同様)

 毎月第一月曜日、午前11時から午後2時まで、稲毛にある『カラオケバンバン』で活動。  

前のシダックスに比べると少し遠くなったが自動車に分乗して集まっている。駐車場が備わっているのが便利。参加者は毎回11人程度。男女半々といったところ。施設のサイズから言ってほぼ満員の状況。毎回一人4曲ずつ歌う。食事は提供されないので各自弁当を持参し、適宜取りながら歌っている。認知症の予防に役立っていると感じている。又、口を動かすことにより口の健康にも良い影響を受けている。費用は各自600円で毎回清算している。

(永島)最近参加しているが、皆さんに手伝って貰いながら歌って楽しんでいる)

体操の会(岩淵)

毎月第2・第4金曜日集まりDVDの映像による指導に合わせて体操をしている現在メンバーは5人。各自治体が開発した健康体操もあり適宜取り入れている。

ラジオ体操(永島)

親和会発足当初から10数年続いている。参加する子供達が挨拶をするようになったというような効果も生んでいる。以前は当日のNHKの放送の録音を流して体操を行っていたが負担が大きいので現在はCDの録音に合わせて体操を行っている。今年の場合参加者は大人50人、子供20人位。子供会と共催でやっているが母親の就労の増加等の影響で子供会の運営、本行事への参加等が難しくなってきている模様である。本行事の意義に鑑み当会としては存続に尽力したい。

囲碁の会(篠崎)

毎月第一土曜日午前10時から12時まで集まっている。出席メンバーは男性5~6人。女性2人。毎回3面で対局している。メンバーの最高齢は竹島さんの95歳である。本会の特徴はメンバー以外の自治会員が見学にこられることである。前の副会長松本さんも時々顔を出される。最近の動きとしては坂野さんと鈴木さんがメンバーに加わられた。

健康マージャンの会(篠原)

毎月第2月曜日午後1時から5時まで開催。毎回一卓成立している今年入会された関さんも毎回参加されている。卓の提供を含め設営は浅原さんにすっかりお世話になっている。

写経の会(鈴木)

毎月第3土曜日開催。この会の活動は昭和25年から始まっており、今年90回目を迎えたのを記念して9月千葉寺に納経した。自分は長くお世話係をさせていただいているが、写経にいそしまれる皆さんの姿が大変感動的です。写経も随分と上達された。改めて継続することの意味を理解出来ました。

(井上)静寂さの中で写経をすることにより仏教に関心を持てるようになり、関連の本をよむようになった。

訃報      

鈴木さんより広瀬夫人が亡くなり通夜に出席した旨報告があった。広瀬夫人には毎年の抹茶の会で抹茶を立てる重役を引き受けていただいた。 謹んでご冥福をお祈りします。

以上、各グループより現状を報告の後、DVD NHKテレビより放映された

『究極の帯 帯商・山口源兵衛と中間たち』を鑑賞の後、解散となった。

         

親和会だより令和元年11月号 

 10月の荒れ狂った天候により各地で大変な被害を齎しましたが、やっと秋らしい澄み切った季節となって参りました。会員の皆さま如何お過ごしですか。忘年懇談会には自治会長の椎津さんもご出席頂き、総勢34名、にぎやかに開催できました。さて早いもので今年も残り1か月となり、寒さも一段と厳しくなり、高齢者にとって体調を維持することに気を配らなくてはならない季節です。どうぞ体力をつけられ多くの会員の皆様が正月を迎えられますよう願っております。

 報告事項

 1.サロン報告

  秋晴れの比較的暖かい日であったためか参加者16名、冒頭にラジオ体操に引き続き会長より忘年懇談会について説明、参加者予定38名と、今までにない人数となり自治会館のテーブルが十分にそろうかが心配の種とのこと、続いて準備のためお手伝いをして頂く方々を指名、会員の皆様のご協力をお願い致します。

『老いを楽しく生きる』シリーズ第3巻、医師 帯津良一氏による”攻めの養生”のテーマで講演を聞きました。帯津氏は1936年 埼玉県生まれ、東京大学医学部第三外科卒業後、都立駒込病院勤務を経て、昭和57年、埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立、日本ホリステイック医学協会会長、日本ホメオパシー医学会理事長なども務める。『がんを治す療法辞典』『からだが整う呼吸法』など著書多数。

凛として老いる

 高齢社会というと、老いのみじめさを強調するきらいがある。しかし私たちは、日々、いのちのエネルギーを高めながら過ごせば、死ぬ目が最高点となり、そのまま死後の世界に突入する、と考えることも出来ます。老いとは決してみじめなものではありません。そこには、日々いのちのエネルギーを蓄え、勝ち取っていく積極性があり、高齢者は若いときより内面的に充実していると言えます。

  サミュエル・ウルマンの『青春』という詩に、「青春とは心の持ち方を言う。気持ちが若ければ、老いても青春だ」という内容で、よく引用される。しかし、青春とは未熟な時代で、何もそれを引きずる必要はない。年齢とともに内面的に成長して、充実した老いを求めるのが人間のあるべき姿です。いのちのエネルギー゙を高めた人々が作る高齢社会は、明るく輝かしいものになるでしょう。

『守り』から『攻め』へ

 皆さんに『攻めの養生』をお勧めいたします。『養生』というと、古めかしい言葉だと思うかもしれませんが、すなわち『いのちを正しく養うこと』を意味します。これは古くも新しくもない、私たちが生きるための一つの指針です。これまで『養生』は、どちらかというと、体をいたわって病を未然に防義、天寿をまっとうすることに重点を置いていたと思われる。消極的で、しかも死をもって終わる『守りの養生』です。これではうきうきした気持ちにはなれません。それよりも、いのちのエネルギーを日々高め、むしろ日々勝ち取っていく、『攻めの養生』に転換していくといいのでないか。

心のときめき

 『攻めの養生』を果たしていく上での推進力というべきものが、「心のときめき」です。病というと難局の中で、どのような心持で生きてゆくかを話し合う時に、必ず強調します。食べ物を思い浮かべる。ものを書くときでも初めは気が進まなくても、書き進めてるうちに自分が思っていたより上手くできるとうれしくなってきて、ときめいてくる。恋愛や異性との付き合いも、何歳になってもときめきだ。古代ローマの哲学者キケロが著書のなかに『色事から遠ざかる寂しさがある』、ピカソもゲーテも、晩年まで恋愛をしている。いくつになってもそういう気持ちを持ち続けることが大事ではないか。

がん治療の現場から

 心のときめきが、免疫力や自然治癒力を高める大きな要因になります.もともと、外科医であった私は、初期のころは自分の手術のテクニックにしか関心がなく、患者さんの心にまで思いを至らせていませんでした。あるとき、西洋医学に限界を感じてしまった。西洋医学というのは、体の部分部分を診るには長けた医学だが、目に見えないつながりのようなものを見落としているのではないかと直感した。中国医学が、臓器と臓器、あるいは細胞と細胞の間のつながりを診る医学だということは概念的に分かっていた。西洋医学と中国医学を合わせてがん治療を行うようになった後、人の心の重要性に気づかされた。そして、心の持ちようと病状の推移との関係に気づかされ,『明るく前向きな心』が病状を良くするという結論に達したのです。中国医学を導入し始めてから、人の顔をよく見るようになって気づいたことは,私たち人間の本性は、明るくて前向きにはできていないと思い始めた。

 それでは、人間の本性は何だろうということを、本を読んだり、人間観察をしながら考えてきた。そして、人間の本性は悲しみであるというところに突き当たった。すべての人が、悲しみを胸に抱いて生きていると確信するに至ったのです。明るく前向きな心というのは、一発で奈落の底に落ちますが、悲しみはそう簡単には消えません。悲しみは、例えれば盤石な大地みたいのもので、その悲しみにしっかり足場を置いて、希望の種を蒔く、希望の芽が出して花を咲かせると、心がときめく、心がときめくことが続くと、人は明るく前向きになる。ところが、こうして得られた『明るく前向き』は悲しみから始まっているので、いずれ悲しみに帰ってくる。このように、我々は悲しみ、希望、ときめき、明るく前向き、また悲しみと心を循環させているのではないでしょうか.

健康の定義

 世界保健機関の健康の定義の原案で、「健康とは、身体的・精神的・霊的且つ社会的に、一つの、完全なる、幸福の、ダイナミカルな状態を言う」とあって、健康とは疾病や障害のないことを意味するのでなく、躍動する生命力だというわけです。ただ単に血液検査をしたり、CTを撮ったりという静的な状態を診て健康かどうかを判断するのは、間違っていると思います。常に、胸の中に躍動するダイナミズムを抱きながら生きていくことが、心のときめきに通じます。これまた『攻めの養生』の一つになる。誰でも検査をすれば悪いデータも出ます。けれどそれは、生命のダイナミズムの前にあってはそれほど大問題でないので、あまり気にしないことです。

朝の気功

 気功の三要素とは『調身・調息・調心』、調身は、身を調える、姿勢を正しくすることでなく、頭や肩など上半身の力が十分抜けて、下半身に力がみなぎっている状態を言い、調息は、息を調える。普通の呼吸は”吸って吐く”を無意識にしているが、調息は吐く息を重視し、あっさり吸って、吐く息に思いを込める、すると、副交感神経が優位に働き出し、乱れていた自律神経のバランスが回復する。三つめノ調心は、雑念を払って一つの事に集中できる心を作ります。

 気功は、普段の生活に取り入れることによって、免疫力や自然治癒力を高め、ひいては生命力を高めていくことにつながります。

夜の酒

 夜の酒も,私にとっては攻めの養生です。『酒が養生法』であることは古来から言われていました。『酒は天の美禄なり』酒は天から頂いたご褒美だから、大いに楽しんで飲めということを貝原益軒も言われております。お酒を飲むとリラックスします。すると副交感神経が優位になると、リンパ球が増えて免疫力が高まる効果があります。問題は飲み方で、作家の山口瞳さんは、「男は品性を高めるために酒を飲むのだ」と常々言っていたそうです。私も今日が最後だと思って毎日を生きているので、当然、毎日の夕食を『これが最後の晩餐だ』と思って、身を正して、胸にときめきえ抱いていただいています

生と死を統合する

 『攻めの養生』を果たしていく上で、一つの大きな関門があります。それは生と死を統合すること。死は現実にやってきますから、目を背けてばかりはいられません。そろそろ死について大いに語り合って、死生観を築き合っていくことが大事だと思います。生と死の統合は、なかなか果たせるものではありません。しかし『いつか果たして見せる』という志を、私は『青雲の志』と呼んでいます。青雲の志とは徳の高い人になろうとする志です。『攻めの養生』を果たしながら、「青雲の志」を抱いて,いつか生と死の統合をしてみせるという思いで、老いの道を歩いていくことが大事ではないかと、いつかそうなってみたいと、目指して生きていく、そんな人たちが多くなると、高齢社会は、輝かしい社会になるのではないでしょうか。 

 感想文が届いております

  終着駅が近づいてきたせいか、時に「死」を考える時がありますが、「死」は怖くて死にたくない、死の苦痛は嫌だ、何としても生きたいと思う。確たる死生観の持ちあわせはないが、 生の延長線上の最後の1点が死であるとすれば、死も生老病や喜怒哀楽の範疇にあり、生と死を対極において考える必要はない。両親からもらった命、粗末に扱うことなく、命ある限り生きて生き続けたいと思います。  NARさんより

 2.忘年懇談会報告

  11月16日、12時より畑自治会館にて、参加者34名にて開催された。当日、快晴に恵まれ 気温も20度近く、老齢者の集会には最高の条件、今回は畑が丘自治会会長 椎津氏も参加いただき、賑々しく開くことが出来ました。中島副会長の司会により開始、初めに 会長挨拶、老齢になると物忘れが多く、今更忘年などと言われなくとも十分に忘れている現状、本日は日頃の会話不足を補うつもりで、旨い料理を食べ 酒をたしなみながら大いに語り合うことを願いたい。

 次いで椎津会長より、本日、6町会の集まりがあり、先の15号台風のおり、ホームランド自治会の一部で停電となり、水道も止まり、一時避難所に移る状態であったが、隣接の自治会と連絡網が現状ではない。連絡網の設置を至急検討する。また畑自治会館の再築についてサニータウウン自治会と共同で建築委会を立ち上げ今年度中にはっきりした方針を決める予定でおる、また自治会のブロック、班の組み換え等を検討中とのことなど話を頂きました。次に最年長の竹島さんの乾杯の音頭により、会食となりました。6テーブルにはオードブル・寿し桶などが所狭しと並び、しばし歓談の後、福岡さんのリードによりカラオケグループの人たちとともに配られた歌詞を見ながら唄い、また井上夫人のオカリナの演奏、次々と飛び入りで歌が入り、時間の経つのも忘れました。竹島さんから「千秋楽は民を撫(な)で、万歳楽(まんざいらく)には命を延ぶ。相生(あいおい)の松風、颯々(さつさつ)の声ぞ楽しむ、颯々の声ぞ楽しむ」(謡曲高砂の一節)でお開きになった。               小井沼記

         http://blog.goo.ne.jp/sinnwakai

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