続・知青の丘

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何れ菖蒲か杜若

2021-04-26 13:11:54 | 俳句
でんでん虫の会代表の藤田踏青さん(『豈』仲間)から
参考にと最近送られてきた冊子を
簡単に紹介しておこうと思います。




自由律俳句も現代川柳も、
現代俳句(狭義の現代俳句があるとすれば)も
いづれあやめかかきつばた、というようなもの。

ボーダレスな短詩型の領域なので
私は、作者が、俳句といえば俳句、川柳といえば川柳と
受け取ることにしています。

自由律俳句協会なるものが立ちあげられたんですね。
(2020年11月30日発行)


年間句集2020『きゃらぼく』作品より
好句を少し~

最後の脱皮をさてどう生きる      天野博之
太陽を孕み昼下がりのダイバーたち   幾代良枝
万物枯色に染めあげ太陽の美意識    後谷五十鈴
カメムシだけが聞いていた長い説教   谷田越子
覇気がある時のひよっとこ       中谷祖啓
水っぽい心で返事聞きに行く      野田麻由可
夭折の少なすぎるグラスの傷      藤田踏青
純真という謀略少女は鈴なりの赤い実  三好利幸
深海魚の静かさひかりは要らない    山本弘美
まだ誰にも見せない新月の貌で歩く   ゆきいちご
未来が溶けていくひぐらしが鳴いている ユチカ・ヘルべチカ


*ブログ俳句新空間には、
藤田踏青さんの加藤知子句集『たかざれき』評が
UPされています。

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2 コメント

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Unknown (知青)
2021-04-26 22:13:12
>ifuri36 さんへ
そうですね。
口語調も自由律の特徴の一つかもしれませんね。

いろんな句がそれぞれの居場所で
ガンバってますよね~
返信する
Unknown (ifuri36)
2021-04-26 20:54:36
「きゃらぼく」紹介句をみていて、ツイッターを想いました。素敵な呟きですね✨
返信する

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