続・知青の丘

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回文の男

2010-12-14 21:41:04 | 俳句以外
前回のブログの12月10日の金星を、
偶然にも、私と同じように見つめていた
年配の友人がいました。
8時10分まで可視できたそうです。

彼は、今入院中の身だから,
病室からの観察。
天体に詳しく、
飛行機や戦闘機・ヘリコプターのエンジンの音が聞こえたら、
何よりもまず空を見上げる男。
今夜は、ふたご座流星群を観るお仲間に入れず、
やきもきしていることだろう。

彼の特技の一つに回文作りがある。
いくつかある中から、本人の許可を得て、
3つ掲載する。
読みでは濁点はつけたり、とったりする。
(著作権は有働春生氏にあります。)

風の土産

流れくる
風の土産か
庵古り
老影や身の
急かる暮かな
ながれくるかぜのみやげかいおりふり
おいかげやみのせかるくれかな

早苗

植え初めの
田を眺むれば
面のみ澄み
野も晴れむかな
小田の芽ぞ酔う
うえそめのたをながむればものみす
みのもはれむかなおだのめぞえう

誤診(各小節ごとの回文で、すべてに「ん」が入る)

軟軟な
新人信じ
さんざんさ
万般半端
癌患看過

初めて読ませて頂いたときにはビックリしました。
こういう世界があって、そいいうことが可能なことに。
全部掲載できないのが残念です。

早く,ゆっくり全復されることをお祈りして。



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