EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

そのトラックバック どうなのよ

2004-11-11 | Trackback
 この男は一体どれだけトラックバックに関する話を書けば気が済むんだッ!
 と、言うような声が聞こえてきそうですが、粘着な僕は書きつづけるのです、ハイ。

 世間の関心度の高い語句が入った記事を書いたり、ページビューの多さを維持していると、時々意味不明のトラックバックが入ったりします。
 トラックバックスパムというやつですね。
 こちらの記事の内容と全く関係のないものの場合は、宣伝目的であることが多いでしょうし、たまたま使っている単語が同じだったりするだけで、内容的にはあまり関係がないと、相手がトラックバックを送ってきた意図がわからず、あまり気分の良いものではありません。
 最近は業者が作成した商品販売目的のブログというものも存在するようで、彼等は一人でも多くの客を得ようと、無差別かつ大量にトラックバックpingを送信しているようです。また、最近は業者ブログの中にも狡猾なのが出てきて、ぱっと見たときにはなにやら関連性のありそうなトラックバックだったりして、まったくリンダこまっちゃう。
 多くの人はこういった行為を不快に思うでしょう。
 ブログを開設して間もない方なら、どうして良いかわからないかもしれません。
 何度か申し上げているとおり、僕はどんなトラックバックも、結局は「相手に読んでもらいたい」という宣伝目的に行き着くと考えていますが、その宣伝する記事が、相手にとって有用なものかどうかで、スパムと判断されるのか否かが決まるのかもしれません。
 その「有用か否か」の目安なんですが、いくつか考えられますね。
・自分の記事へのリンクが貼ってあるかどうか
 個人的には、記事内におけるトラックバック先へのリンクは、必ずしも必要とは思いません。
 しかし、人によっては自分の記事へのリンクが貼っていないトラックバックを、不快に思う人もいることを考えると、トラブル防止のためにはリンクを貼ったほうが無難といえるでしょう。
 リンクを貼ることを義務化するのもどうかと思いますが、悪意のないトラックバックがスパムとみなされないためには、必要なのかもしれません。
 僕自身はトラックバックを送る際は、相手記事へのリンクを貼るようにしています。もし記事の内容的に相手の記事へのリンクを貼ることがふさわしくない場合は、コメント欄で「○○さんのところへトラックバックしています」と書いてURLを併記するようにしているつもりです。
・議論を吹っかける行為
 他人のブログの記事を批判したり、そうではなくとも、相手の記事とは反対意見を書いた記事のトラックバックですね。議論が好きな人は良いのかもしれないけれど、みんなが議論好きというわけではない、これは当然の話です。
 しかしWEBに情報を発信している時点で、自分と考えを異にする者の存在を考えると、特に意見を述べるタイプのブログの場合は、別の意見をもつ人からのトラックバックを避けて通る事はできないと思います。
 自分で意見を述べておいて、あるいはトラックバックを送る送らないにかかわらず、他人を批判する行為をしておいて、自分と違う意見のトラックバックが送られたことに腹を立てるのは、僕はどうかと思います。もっともトラックバックは送るのも削除するのも自由だし、相手のトラックバックに対して必ずしも反論する必要はありません。僕は可能な限り意見交換はしたいと思いますが。
 特定人物に対する批判の場合は特に、リンクしない/相手に通知しないで言及する行為と言うのは、僕はどうかと思います。
 ネット上の「儀礼的無関心」という言葉が流行ったのは、いつでしたっけ?
 儀礼的無関心を重んじる人の主張のなかに「アクセス過多になって閉鎖されるのを防ぐために、リンクは貼らない」というものがありました。なるほど、自分がリンクを貼ったためにアクセスが増えすぎて、負荷過大を理由にレンタルサーバー会社から閉鎖を余儀なくされたりすることもあるし、あるいはコッソリ仲間内でやっているつもりだった運営者氏が、知らない人からたくさん見られていることが分かると、サイトを閉じてしまうと言うケースは、確かに存在するでしょう。
 しかしリンクを貼らないで言及をする人の多くは、相手を嘲笑うための、いわゆる「ネットウォッチ」「ヲチ」と呼ばれる行為が、どこからなされているのかを不明確にするためにリンクタグをつけていないだけ、と思われるケースが非常に多いのです。
 2ちゃんねるにおいての独自ルールとして、URLを記すときには「http~」のhをとって「ttp~」というものがありますね。「http~」と書いてしまうと、自動的にリンクタグが貼られ、その結果、安易にリンク先にジャンプをしてしまう人が増えるからイクナイ、というのが表向きの理由みたいですけど、僕にはどうもそれは理解しがたいことなのです。
 2ちゃんねるに常駐している人の多くは、専用ブラウザを使っている人のほうが多いでしょう。僕もWindows板やソフトウェア板、地震速報板はよく見に行くので、Open JANE Doeを愛用しています。で、2ちゃんねるを便利に見るためのこのツール、h抜きのURLでもURLとみなして表示するためにh抜きで書き込みをする意味がないですね。
 もしこの手の専用ブラウザを使っていないものだとしても、タブブラウザの機能やIE拡張メニューで、「ちょこっと強制リンク」と呼ばれる便利ツールが多数存在します。ネットの閲覧を趣味としている人なら、割と多くの方がこうしたツールを利用しているのではないでしょうか。そうしたことから、h抜きのURLを記すことは、単に2ちゃんねるからリンクを貼ってあることをばれないためだけの目的であり、決してURL先のことを考慮したものではない、と僕は考えます。
 仮に「http~」と表記した所で、一旦ime.nuを挟んでからリンク先に飛ぶシステム、あれは言及元を分かりにくくするため以外に、どんな理由があって機能しているものなのでしょうか。
 あ、話がずれちゃいました。
 とにかく、相手の記事にリンクしないで言及するという行為(特に批判する際)には、相手の知らない所で、嘲笑するためのみに使われるケースが非常に多く、僕にはどうしても好きにはなれないのです。
 相手の意見を否定するような記事ですら、相手に通知することにより、単なる罵倒にはなりにくいものです。
 ただし、自戒の意味を込めて書きますが、けんか腰な文体にはならないように気をつけましょう。
 また、トラックバックを送るに当たって、相手へ反応を強制することはやめておいたほうが良いでしょう。これ、コメントすることにも共通すると思いますが、レスをするかしないかは運営者の自由だと思います。
 僕はなるべくレスしたいと思ってますが、レスのしようがないコメントというものも多数存在します。
 
 なお、ネットにおける議論の是非については、碧りゅうさんのtypeholic.org: 近頃のむだづかいにっきという記事に書かれた碧りゅうさんの記事内の発言(赤)と、コメント欄での発言(青)が僕とほぼ同じ考えです。。
 議論を求めない人の存在は承知しているが、だからといって議論をしたい人の存在を認めない方向に展開するのは間違っているだろう。
 
 議論が嫌いなのは別に良いんですが、インターネットで議論と関わらないのは場所柄、無理だと思いますよ、とそういうことです(特にブログでコメントもトラックバックも受け付けておいて、議論を避けたい、というのはかなり無理があると思います)。


 なお、この記事はまだ続きを書く予定です。