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日本人の品缺(ひんかく)

2007年10月01日 10時31分54秒 | 美術・建築・工芸
日本人の品缺

今日はイオンの5%引きの日である。ついでに月末の日曜日。そしてちょっとバーゲン。
5%引きでおかずを買えば少しは安くなるかと行ってみる。

山里で工芸をやっている知り合いのところへ寄ってから、その帰りに道の駅で野菜を買った。安くはないが、高くもない。その分新鮮である。

その帰りである。今日は久しぶりにかなりの雨も降っていたから車に乗った。
イオンは、すごい。車だらけである。普段、駐車場には多少の空きがあるはずだが、一階部分のところには1台も止めるところがない。屋上へ出るとやはり入れない車がどんどん降りていく。出るに出られないような状態である。

しばらくぐるぐる回っていると、帰りの客が車に乗った。この車が出るのを待つしかない。しばらく待っていると、後ろからクラクションの音が轟いて来る。

いまその圧力に負けてしまっては、車を止めることができないだろう。
これだから車は嫌いである。車に乗ると双方共に殺気立ってくる。

大阪などでは拳銃を持った奴が降りてくる。だから、大阪はL.A(ロサンジェルス)みたいなものである。大阪で暮らすと人生ロスが多くなる。

いや、ここで粘って私は車を止めることができた。

今日はほんと、人人人である。えっ、と思うほど人人人である。

嫁さんに野菜を買ってこいと言われていたので、1階の野菜売り場に行く。
その前にふらっとオープン広場の席のあいているところを探すがない。
今日はイオンでは読書ができそうにない。

こんなに人が多いとレジのおばさまやお姉様が気の毒になる。

野菜売り場に行くと、驚いた。いつもより値段が高~い。50%の値上がりだ。5%引きの意味がない。

それでも手ぶらでは帰れないから、我慢してきのこと青物を買った。

オープンスペースにはマクドナルトやドーナツやチキンやが入っているが、ラーメン屋は専門店になっているから、ここでは食えない。

満席の状態も始めて経験した。親子連れがやはり多い。しかし、これが親なのか? 金髪に染めた男や女が鎖を体中にちゃらちゃら付け、親らしからぬだらしない服装で、目の視線がどこを向いているのかもわからない。

テーブルに足を投げ出しているのやら、ガキまで髪を染めて親そっくりなのが一杯いる。
いったい何人なのかさっぱりわからない。

最近こういう訳の分からない人間が一番増えているのは日本であり、その次は韓国であるが、韓国人は自国のことをよく知っている。

中国人は中国のことしかしらない。しかし覿面なのは日本人で何もしらない。アメリカのことも日本のこともなにもしらない。

これは完全に格差社会の弊害であると考えるかもしれないがそうではない。一部の人間は自らが退化の道を選んでいるのである。

私立の有名高校へ行くと、まず親子してこういう連中を見ることはない。
三越でも高島屋でもこのような親子を目にすることはない。

これは東京でも下町で目にすることができそうだが、少し離れた地方では当たり前の光景になっている。

熟年が地方を目指すことに関しては警告を発する。ひとたび都会を離れてもとに戻る手だてを持たないと地獄に墜ちることになる。

さてどうして帰ろうか、車を引っ張り出すのも大変である。
雨はかなり降っている。車でもたもたするより歩いた方が良いかもしれない。

そうだ、歩こう。そう決心して外に出てみるとさらなる混雑ぶり。なんと言うこと、歩きが正解である。

見渡す限り車の行列、およそ直線距離で2km先まで埋まっている。
このイオンができた頃はこの辺りにはいろいろな店舗ができ一大ショッピングセンターも出来、普段なら5分で帰れた自宅まで、2時間が掛かった。

地元住民は毎日のように警察に苦情を入れた。

イオンに来る客はデパートの客とはちょっと雰囲気が違う。
この周辺はさらに雰囲気が違ってくる。山の猿を観察して、この町を通り、東京まで出ると、進化論を勉強できる。

品格のある人間などいない。すべての人間は品を缺くのである。
この周辺に来ると日本人の品缺でないと本は売れない。

私も体格が段々猿らしくなって来ている。ひょっとして既に猿の惑星にいるのかもしれない。
                              2007-09-30 15:30:53


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