今、病院の現状をみるとどこでも8割以上が高齢者のための医療を施している。
後期高齢者後期高齢者支払う医療費はこの制度で勢い高くなった。
しかし、それにも拘わらず、老人たちが病院を占拠して働き盛りの人たちが病院で治療を受けるためには、かなり煩雑な手続きを必要とし、待ち時間は相変わらず、2~3時間と長い。これでも予約を入れての長さである。
こんご後期高齢者の医療費が無料になると、年寄りの数ばかり増えている現状でさらに病院は老人によって占拠されるであろう。
そうなると本当に見てもらいたい患者たちが中々診療を得られないようなことになってしまう。
医療保険を払っているのは働き盛りの人たちであり、彼らがもっとも高額の保険料を支払っているのである。
医者も年寄りばかり見ることに辟易していることも確かである。
生かしたからと言って、本当に医者の方で喜びを感じるかどうか?
たとえば若くきれいな女性を死の間際から救った喜びと、90歳の老人を死の間際から救った喜びとではどちらが医者にとって満足の行く治療であるだろうか?
90歳の年寄りは手術の経過は順調であったが、しばらくして老衰で死んでしまった。
もし年寄り一人を手術する時間があるなら、もっと若い働き手の人を手術して助ける方がはるかに社会にとってもよいのではないだろうか?
今はどこの国も高齢者の弊害に悩みを抱えているのである。
せっかく決まった後期高齢者制度という悪法がそのまま行けば社会に根づき、老人も医療費を払わねばならないということになれば恐怖感から、少なくとも健康を維持することに努力する方向に進むのではないか?
医療費がタダになると、少しの風邪でもなんでも病院へ行って、友達と落ちあい、暖房費も冷房費もタダの場所で、あるいは入院して食事も出してもらえる昔のような手厚い医療制度にどっぷりとつかりかねない。
年寄りの多い町は死んでいる。夜は8時になると辺りは真っ暗になり、まるで墓場にいるようである。
どこへ行っても年寄りばかりで、さらに人は集まって来ない。活力はなく、乳母車を引いた年寄りばかりが買物に来ている姿をみると野菜までしなびて見えるものである。
レストランへ行ってもガラスコップの中へ入歯をいれ、ポリデントで磨きをかけているところだけは、まだまだ生き続ける意志の現れで、いさましくも見えるが、いまでは都会の中でもこのような光景が至る所で見られるのである。恐ろしいものである。
http://www.asahi.com/politics/update/0917/TKY200909170138.html
長妻厚労相、「後期高齢者制度」の廃止明言
2009年9月17日10時36分
長妻昭厚生労働相は17日未明の記者会見で、75歳以上を対象とする後期高齢者医療制度(後期医療)について「廃止する」と明言した。ただ、廃止時期や廃止後の高齢者医療のあり方については、「現状把握をきちっとしたうえで、詳細に制度設計を作り上げる」と述べるにとどめた。
昨年4月に導入された後期医療は、医療にかかる費用負担の割合を明確にするため75歳以上を別建てにし、財源の1割分の負担を課したことで高齢者が反発。国政選挙で高齢者医療のあり方が争点となり、自公政権では低所得者への保険料軽減策を講じた。
高齢者の医療制度について、長妻氏は会見で「年齢で区分をして、お医者さんにかかりやすい方を一つの保険制度に入れていくのは無理がある」と指摘。民主党のマニフェスト(政権公約)や連立政権合意の通り制度を廃止し、年齢による区分をやめる考えを示した。
後期医療が廃止され、高齢者が自治体が運営する国民健康保険に戻った場合、財源となる保険料が引き上げられることも予想される。連立政権合意では「廃止に伴う国民健康保険の負担増は国が支援する」としている。新たな制度設計とともに、その財源確保も廃止の際の課題だ。 また、解体される社会保険庁の後継組織として来年1月に発足する日本年金機構をめぐり、長妻氏は「(日本年金機構に)内定が出ている方々については、なくすことはあり得ない。結論は速やかに出していきたい」と述べ、民間からの新規採用者の雇用を維持する意向を示した。