元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

あれから一週間

2011-02-24 18:44:59 | 日記

2月17日、元さんが天に向かって旅立った日から、あっという間に一週間が経ってしまいました。

今、小さな壺に入った元さんは、頂戴した美しいお花に囲まれて、家族が一番集まる部屋のテーブルの上にいます。

あの日以来、このブログでいただいたコメントの他にもたくさんのメールをいただきました。
本当に、本当に、ありがとうございました。
その一つ一つを涙ながらに読ませていただき、感謝の気持ちと共にお返事させていただくうちに一日が過ぎていきました。
皆さんが悲しみを分かち合ってくださったのだと思っています。 そのお陰で、私は悲しみながらも元気で居られました。

土曜日には元さんの亡骸を荼毘に付し、家族みんなで見送りました。
週が明けてからは、皆それぞれが普段の生活に戻り始め、私も元さんがお世話になった病院へご挨拶に行ったり・・・。
何かをしていないと・・・、身体を動かしていないと・・・、じっとしているのが怖かったのかもしれません。
しかし、さすがに昨日辺りから、いろいろな意味で静けさが戻ってきました。

そして今日・・・。
心も、身体も、一気にズシッ・・・・と重たくなりました。
やらなければいけないことが山ほど溜まっているのは分かっていても、その重さを振り払うことができません。

元さんの写真は数え切れないほど・・・。
遺影としてどれを飾ってもよいのですが、まだなかなかじっくりと選ぶことができません。 余り深く考えずに、たまたま目についたものを飾りました。
今日また別の写真に取り替えてみました。 どの写真を選ぼうとも元さんに変りはありません。 毎日いろいろな表情を見せてくれていたのですから・・・。

心も身体も何となくバタバタして落ち着かなかったから、こうしてゆっくりと写真を通して元さんと向かい合うのは、久し振りかも・・・。

「元気出せよ・・・」
薄目の元さんがそう言います。
「わかってるよ」
強がって見せるけど・・・???
「ぼくは いつも そばにいるよ」
「・・・・・」
「ずうっと そばにいるから・・・」

ずしんと重たく沈みきった心の奥底で、ある気配を感じます。
僅かだけれど・・・、ほんの僅かだけれど、何かが動き始める気配を・・・。
どうかその気配が気配だけで終わらず、はっきりとした形となって新たな芽を出してくれますように・・・。
そして私の上に降り積もった厚く重い悲しみの層を持ち上げ、一日も早くその先端が太陽の光を浴び始めることができますように・・・。
そうしたら元さん、君の“元気の源”がいっぱい入った水をたっぷりかけておくれ!
私は太陽に向かって精一杯伸び、思い切り葉を広げ、たくさんの花を咲かせるから・・・。

こんな日は、もう今日で終わり!
明日からまた、少しずつでいいから、歩き始めます!


元さんに了解を得ていませんが、今飾ってある写真を載せることにします。
次の機会には、パッチリと明いた瞳で・・・。
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4 コメント

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Unknown (hinata-neko)
2011-02-26 14:36:14
写真の元さんは『寝てたのに・・何か用?』というちょっと迷惑そうな顔にも
『安心で大好きな家で気持ちいいな・・・ねむねむ』というような顔にも見えます。
元さんの肉体はもうここにはいないけれど
その精神というか心は、写真の様に
おうちの色々な所でくつろいでいるんだろうなと思います。
猫らしい距離感で。
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hinata-neko さんへ ()
2011-02-26 15:26:14
仰るとおりです。
今でも家中のあちらこちらに元さんの気配を感じています。
その微妙な距離が、嬉しくもあり、寂しくもあり・・・。
元さんには相変わらず毎日励まされ続けています。
そして、hinata-nekoさん、皆さんにも・・・。
ありがとうございました。
返信する
Unknown (聖路加の通行人)
2011-03-02 23:21:04
元さん、天国へ旅立ってしまったのですね。
他人ごととは思えず、思わず涙が出ました。
と言うのも、私も昨年の6月に、8年間連れ添った愛猫に旅立たれてしまい、しばらく泣きはらし、そのせいかどうかは不明ですが、
その直後に、“視界欠損”という状態になり、
それで、聖路加病院に通っていたという事情があったので・・
愛情に恵まれて、一生を過ごした元さん、幸せな子だったのだろうなと思います。
これからはどうか、翔さんご自身の健康と幸せが、元さんへの供養になりますように。
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聖路加の通行人さんへ ()
2011-03-03 02:31:07
このなんとも言いようのない辛い気持ちを共有してくださる人が居てくれることは、私にとってとても救われる思いです。
元さんの為にも涙を流してくださり、本当にありがとうございます。
仰るとおりですね・・・。 元さんのためにも、私自身が強く元気にならなくては・・・。
ありがとうございました。 機会があったら、ぜひお互いの愛猫自慢をしましょう!
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