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『災害時ケータイ&ネット 活用ブック』西田宗千佳 斎藤幾郎 著 朝日新聞出版 平成23年5月30日第一刷発行
『災害時ケータイ&ネット 活用ブック』
西田宗千佳 斎藤幾郎 朝日新聞出版 平成23年5月30日第一刷発行
1995年の阪神淡路大震災のときは ちょうど インターネットの はしりだった。それでも WEBサイト上に 被災地の生々しい写真がUPされた。
あれから16年、ITの進化は著しい。
今度の東日本大震災は 千年に一度の大地震と 大津波。
衝撃的な すべてをのみこむ大津波のユーチューブ動画など 実に 多くのWebサイトから 被災地からの大量の情報が 刻々と伝えられた。
災害から2ヶ月半へて 今回の 災害時に 役にたったもの、何の役にも たたなかったもの、それらを 速報で報告したのが この本の特徴だ。
数多くある 通信情報手段のなかで 一番役に立ったのは 何だったろうか。?
この本では 評価の もっとも高いのは ずばり Twitterと Skype(スマホは使える)。
次にランクされるのが 災害用伝言板 伝言ダイヤル パソコンメール。(スマホは使える)。
その下が 一般の携帯メールで 意外にも 使えないので まったく評価が低い。
公衆電話も 1時間の長行列の待時間を我慢しても 低評価。
一般固定電話の音声 など さらに評価が低い。
最下位は 音声(ボイス)の携帯電話で 災害時には 全く役に立たない最低の評価だ。
どの場合も携帯電話よりも スマートフォンのほうが はるかに 活用でき 評価が高い。
さらに グーグルによるリアルタイム検索、person finder 、グーグル ピカサの避難所名簿共有サービス。被災地生活救援サイト、グーグルマップなどなど グーグルの評価が高い。
今回は 完全な 停電で まったく通信手段が 途絶される といった被災地もあるので 今後 被災の状況などの 細部の検証が さらになされて 一般的な評価と また異なった評価をするケースも出てくるだろう。
こういう場合は これ、 この場合は これこれと また いろいろな 条件に 応じて 貴重な 教訓が出てくるだろう。
さらに 緊急災害時に サバイバル的に いったい どうしたらいいのだ という ことも 今後の検証に期待したい。
もっとも 基本は 「備えあれば憂いなし」。
あらかじめ 緊急災害時に備えて 家族間で Twitterアカウント取得など 事前準備も必要だ。
ともかく いまだ事態は 進行形。
とりあへず 緊急出版ということで 中間報告的な 意味あいながら ズバリ報告されていて とても 参考になる本であった。
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