徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-267

2011-05-27 07:46:00 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-267

9)再びインドを歩く

日記から-49

8月22日(水曜日) 曇ったり晴れたり

 朝、このダラムサラ(町の名前ではなくお寺のような所)を出ようとしたら、ここに泊まっている人にチャーイをもらいしばらく話をしていた。
それで出発は大きく遅れたが、もうあまり焦らずに行こう。

 デリーを出て9日間経つのだがいまだ腹の状態は良くない。腹が下ってばかりいる。
何時下痢になるか分からないのでパンツを汚してしまう。この辺はどこにでも水溜りがないからでもある。
水溜りがあればその横に行き、それをした後、尻を洗えばいいのである。
この下痢で神経を使い悩むのは嫌である。早く腹の状態が治ることを祈る。

 この辺りは山の中である。あのネパールの山の中から下りて来て何日が経ったのであろうか?
やはり山の中は気分がいい。楽しい歩きである。ここには松の木もあり、時折その良い臭いがする。
山道の曲がった道をできるだけまっすぐに距離を短く歩くとたまに通る車とは危ないのであるがそれでも面白い。
体が完治し正常の状態であるなら本当にラクにそして楽しく歩けるのにな。
それでも体は確実に少しずつではあるが良くはなっている。
 今、矯正している右足は本当に骨から曲がっているので、それを矯正するのに毎日骨が折れるかと思うほど逆に曲げている。

 山に入ってきて涼しくなってきた。今日は30kmほどを歩いた所で泊まれる所があるか聞いてみた。
聞いたチャーイ屋ではレストハウスというので、俺はそこへ行って見た。
そのレストハウスに着き、聞いてみるとそこは許可がないと泊まれないところであった。
それでも、その許可があるとすべてがただで泊まれるのだそうだ。
その許可がいるのを知らず、ノコノコそこまで出かけてしまった訳である。
だが、ここの親切なマネージャーはダブルルームでトイレ、シャワーのある部屋に俺を泊めてくれた。
それだけではなく夕食と明日の朝食までくれるという。
その外、彼は個人的にもチャーイやサモサ(野菜やいろいろなものが入った三角の揚げ餃子のような物)を奢ってくれる。
ありがとう!

出費 9.00ルピー