抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

技術軽視が、名医を阻み、歯医者など、ますます、歯医者なんかと、…と、無視される。

2024-07-28 | 歯科治療
初心です。検査とX線では(歯科でさえ)、実は、病名も診断も治療方針もわからないのです。


AIもCTも画像もデータも何もありません。

今、ますます、医者は検査結果の数値と、X線画像だけをみて、患者さんを直に見ない、ましてや、直接、ますます、触らなくなりました。


名医が、直接見て、触れれば、これは〈癌〉だと、すぐ分かり、迷わず、入院、必要な検査も、即、指示できるのです。

(確かに、データも数値も画像も、大切です。必要不可欠だし、猛烈な、勉強も。)


しかし、直に、直接、見て、何より、触らなければ、分からない、…というより、…

【何より、…
間違えるのです。誤る、誤診するのです。それも、取り返しがつかない……。】


患者に、患部に、直接、触れないで、患者を診るのを、

昭和時代から今に至るまで、データ、レントゲンだけで診査、診断するのを、

《影絵信仰と言って、名医は諌めていたのです。》


歯科は、医科の付着物、歯科には、先端機器等ないのに、姑息に、医科を装おって、患者を騙しています。


まあ、それにしても、

岸田首相が、 〈国民総歯科検診〉を、公約にあげて、3年以上、……

全く、やる気配もありません。


実は、歯科総検診の話は、30年前にも、やる、と言われていたのです。


何より、歯科界、歯医者の無力、無気力、力のなさ、その権威のなさが、すべての原因なのですが、まあ、歯医者というのは、本当に、医者の付着物です。

医師会に比べれば、歯科医師会等、なきに等しいです。

ない方が、ましみたいの体たらく、第一、今、若い歯医者は、歯科医師会に入りたがりません。

一部の仲良しグループですから。

で、年会費が、20万円近いのです。無駄だし、虚しいだけ。


もう少し、医者に上手く取り入ればいいのですが、常に、後回しにされ、やがて、無視されるのです。


《寂しく、さもしく、医者の、医科のおこぼれで、しのぎを削り、営んでいるのが歯科、歯医者です。》


もちろん、歯科だけではありませんが、こんな歯科でも、歯医者も二極化しています。


何しろ、格差がひどくなっています。


癌の手術の診療報酬が100万円前後、放射線治療も、ほぼそれくらい。

で、抗がん剤の収入は、その診療報酬は、30倍の3,000万円です。


で、手術後も、再発防止=予防と称して、3年位は、投薬を続けます。

(誰が強いか? 誰の圧力、誰の儲け、言うまでもありません。製薬会社が君臨しているのです。

正直、医者も何も、製薬会社には、誰も逆らえないのです。)


技術(スキル)軽視も、甚だしいのですが、

その法外?とも言える薬代です。


だから、外科医のなりてがいません。

名医が手術すれば、完治することが多数あるのに、その30倍儲かる、抗がん剤を続けます。

もちろん、儲かるからです。


患者さんは、高額医療制度で、ある程度は、助成されますが、

やはり、金です。


ヤブもバカも名医も一緒。

名医ほど、儲からない仕組みです。

(ここにも、過度な資本主義の歪みがあるのです。)

金持ちが、金で命を買うのです。貧乏な人は見棄てられます。


[だから、海堂尊という、名医であり、作家が、

例えば、ブラックペアン等のドラマで、如何に、技術(スキル)のある外科医が、報われないか、と、ギリギリまて、皮肉に告発しています。]


だから、現実では、美容整形の医者が増えています。

もちろん、儲かるからです。

人それぞれ、医療技術(スキル)のある、せっかくの名医の玉子も、患者の生命、命を救うという癌の外科医に、なりたがらないのです。


宮藤官九郎のドラマでも、儲かる美容整形外科医のドラマがあり、巧みに皮肉っています。


外科医に限りませんが、患者に寄り添う医者は、あまりにも、報われません。

〈その心労、ストレス、研鑽が、報われない、患者さんも、クレーマーが増えて、モンスターばかり。


で、その診療報酬も抗がん剤の30分の1以下です。〉


で、歯科、歯医者です。
医科、医者どころではありません。


薬剤とは、原則、無縁です。

繰り返しますが、虫歯を治す薬はありません。


【歯周病も薬は関係ありません。

歯周病菌なんてありません。
(嘘八百も甚だしい=酷い、悲惨とも云える雄叫び、負け犬の遠吠えです。)】


私は、大学院時代、歯を残す為、反吐が出るほど、牛の歯の神経の研究と、犬の歯の神経の治療をしました。

(正直、犬には、足を向けて寝られません。)


で、直径。0.1㍉の神経の空洞を、歯を残す為に、感染を防ぐ為、緊密に、それはそれは、緊密に塞ぐのです。

1時間以上かけて。


インプラントは、その40倍、ヤりようによっては、100倍の治療費がかかります。(儲かります)


患者さんも、歯を残す治療は、保険がきくし、インプラント治療より、簡単だと、思いがちです。


だから、みんな、歯を抜きます。

儲かるインプラントを目指します。

で、儲からないと思うと、とりあえず、安い入れ歯で、さっさっと済ませます、処理します。

何百万も、使って、CTやら、(でかい)マイクロスコープを使って、患者を幻惑=騙して、歯を残し、そのコストを患者につける。


私など、LEDのファイバーライトを駆使して、手作業で、地味に治療してるだけです。

外科医同様かどうかは、ともかく、(歯の病気では死なないから?)、…何しろ、その技術(スキル)は、割に合いません。報われません。


時々、虚しくなります。

まあ、泣きたくもなります(笑)。


毎度ですが、私の本、

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】


【歯医者のホントの話・KKベストセラーズ】

よろしくお願いいたします。

電子書籍でも好評です。


日本は、昭和から平成にかけての経済大国だった頃から、「経済一流、政治は二流」と云われてきました。

今は、(云われるまでもなく)、
「経済二流、政治は三流か、それ以下」です。


私は、後日、また記しますが、(誤解を恐れず言うと)

今、差別されているのは、男です。とりわけ、若者ですが、経済的に結婚の難しい、結婚できない中年です。
これを解消しない限り、日本は、ひたすら、少子高齢化に邁進するだけです。


ただただ、政治が三流以下だから、今や、日本の国力は、途上国並みです。


もはや、日本は今、先進国ではありません。

隠ぺい隠ぺいで、国民は、騙されています。


ホームページもよろしくお願いいたします。

https://saitodentalclinic.studio.site/

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