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精工舎頭丸/大正期

2017年10月24日 | 時計

精工舎頭丸のレストアが完了。。。

状態も良かったため、ムーブメントの注油に調整やケースの補修、各金具の汚れ落としから磨き程度で終える。

非常に静かな機械で、大切に扱われていたことが伺い知れる。

製造は大正期のこの精工舎頭丸ですが、ケースの奥に薄く「昭和元年」の文字が残っているため

購入から91年となります。

文字盤は亜鉛鉄板(ブリキ)に紙張り。

上部のムーブメント室の扉とは独立した振り子室の扉が特徴。

前回の記事にも書きましたが何と言っても、この個体の特記すべきところは振り子室のラベルが綺麗に

残っていること。

体外は薄くなっているか剥がれているか、はたまた黒い紙が後年張ってあるのは未だしも、ラベル自体が無い時計が多い。

只今、調整しながらの慣らし運転中です。

精工舎頭丸時計/大正期:価格応談

 

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