7月6日に、おゆみ野女性の会が開催した戦争体験を語る会に参加しました。
第9回目を迎える今年は、まず、初回の発起人の山岸康祐さんから、この会への思いを語っていただき、続いて、市川まりこさんと河合節子さんに、紙芝居とお話をしていただきました。
市川さんが直接話を聞きとった中には、既に亡くなられた方々もいるそうです。
河合さんは自らの東京大空襲の体験談を絵に描き、紙芝居にされました。
そして、紙芝居とともに、体験談も話してくださいました。
お二人のお話の中で、
なぜ戦争をしたか。
二度としないためにはどうするか。
なぜ負けるとわかっているのに特攻であれだけの若者を死なせたのか。
政府はちゃんと調査をしていないし、明確に応えていない。いったいどれだけの人が腑に落ちているのだろう・・・という言葉が心に残りました。
参加者からは、
中学校で子どもたちに聞いてほしい。
戦争が起きないようにするための事をもっと考えよう。
などの声があがり、こういった場をそれぞれが広める努力をしていかなければと、感じます。
この度の集団的自衛権容認の憲法解釈変更に関する説明で、安倍首相は、
「力を持つことが抑止力になる」
と、説明しています。
外交能力の欠如をみとめたような発言です。
戦わないで意思を通していくことは、戦って勝ち取っていくよりよほど難しいことです。
数や財力や武力という力を誇示して、押さえつけるのは一時的なもので、恒久平和を希求する姿であるとは思えません。
国民は草の根で、政府は外交で信頼関係を構築するための日本ブランドの一つとして、日本が平和な国であり続ける市政を世界にどう見せるか。
そして、二度と戦争に向かわない仕組みをどう維持するか。
今、まさに私たちが問われていることではないでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます