マンゴーしいたけのつぶやき

いわゆる団塊の世代です。40年余の東京暮らしを経て、生まれた古里で織りなす珍道中の「つぶやき」になりそうです。

田植えのある風景

2011年06月26日 08時38分44秒 | 日記


苗です


昨日、高原町のおばちゃん(義父の妹)の家に寄りました。
「明日、田植えをするよ」と準備中。
89才のおばちゃんは、足が少し不自由ながら元気そのもの。

上の写真はその苗です。
1反(300坪)で500キロのコメが獲れるとか。
一人暮らしながら、農耕民族の血をしっかり守っています。
新燃岳の爆発と空振では、心細い日が続いたでしょうに。

下の写真はアカバチ(スズメバチ)の巣です。
長さ50センチ、直径60センチの巨大な巣です。
おばちゃんはこのハチに刺されたことがあって、病院へ。
「足が長かったですか?」「何色でしたか?」と聞く医者に、
「そげなこたわからん はよせっくいやい」(そんなことはわからない 早く治療して)
と、一喝したそうです。
気丈なおばちゃんです。

このあたりでも田植えは終わりましたが、休耕田も目立ちます。
過疎化と減反政策(コメの生産調整)がその理由です。
田んぼがあれば自給自足も完成間近と思い、
休耕田主と交渉(相場は1反30万円位)しましたが、今のところ無理です。
減反政策の補助金(1反7万円?)が、絡んでいそうです。

また別件ですが、クルマを持たない高齢者の方は、病院や買い物への移動手段に
タクシーを使います。
路線バスにも、JRにも恵まれない辺境の地の交通手段として、
コミュニティバスの発想は県にないのでしょうか。
農政・県政の貧困を感じてきました。



アカバチの巣です
コメント
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