Kizashiに試乗した後、我々取材班はアルファロメオのお店に向かった。そこにはなんと、「アルファロメオ8Cコンペティツィオーネ」が展示されているというのである。世界限定500台、日本にたったの70台しか入ってこなかったというこの高価なクルマ。北海道に上陸したのはこれが初めてとのこと。
これが、そのクルマである。4.7リットルV8エンジンをフロントに積み、後輪を駆動する贅沢な2シータークーペだ。
全長は4.4mに満たないが、全幅はほぼ1.9m!
アイラインのようなサイドウィンドウのグラフィックスが、クラシカルかつ流麗で美しい。
この角度から見ると、かつての「ユーノス・プレッソ」を思い出してしまう。
後輪に履くのは、285/35ZR20という、超ファットなシューズ!
ワイパーアームにまで刻印された「AlfaRomeo」の文字が誇らしげだ。
黒を基調にアルミのシルバーがアクセントとなるそのインテリア。センターコンソールに貼られたカーボンは、ひょっとしたら、本物かも・・・
いやあ、この角度から見たボンネットのラインは、なにか下着姿の女性を思い起こさせるセクシーさである。
このクルマに負けないでこれを乗りこなすことの出来る男は、日本に一体何人いるのだろう・・・やはり、芸能人でいえば「Hiromi Go」か「YAZAWA」あたりのクラスになるだろうか。こんなに強烈なオーラを放っているクルマを見たのは、これが初めてであった。驚きました。
このクルマは、まさに垂涎の一台ですネ。
特に、「コマネチライン」とでも表現できそうなボンネットのラインに、私は降参です。
とりあえず、この曲線美には心奪われました。せめてコレのミニカーを手に入れようと、今真剣に検討しております。
このクルマを目の当たりにすることができた私は、ラッキーでした。その優美なボディライン・ファットなシューズ・レーシーなインテリア・・・2200万円もするこのクルマが、完売したという理由も、実によくわかります。
こちら日本の日産GT-Rが、この世界を表現してくれていたら・・・と、思わずにはいられないのです。
写真で見ても溜め息が出るほどイタリアンなデザイン。
クラシックな匂いもする官能的なフォルムですね。
その美しさに、ちょっと参ってしまう1台です。
実車、早く見てみたいですね。
大きさは全然違いますが、昔のアバルトじゃなかったかなぁ。このようなレーシーなのがあったような。