獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

シビック・タイプR試乗記

2007年05月24日 | CARS&F1
   
 先日ネットを検索していたら、なんと「シビック・タイプR」の試乗車が札幌市内に存在することを発見!いまや希少なこの種のクルマを、やはり見逃すワケにはいかない。早速我々取材班は「HondaCars札幌 北32条店」へとフリーランダーを走らせた。
 225psを8,000rpmで発揮するという、ホンダのVTECエンジン。やや緊張しながらもクラッチを繋いで発進すると、意外にも発進はスムーズ。ステアリングはやや重めだが、クラッチペダルは軽い。アイドリングに近い回転数でクラッチを繋いでも、まったくシビアなクラッチワークを強要することもなく、こともなくこのタイプRは走り出す。正直言って、私のレガシィ2.0i(5MT)の方が、よっぽど発進には気を遣うといえよう。
   
 ホンダのVTECエンジンを走らせたのは初めての体験だったが、このエンジンはホント良く回る。エンジンビートも心地よく車内に響き渡り、カミソリのような加速をする。このクルマを合法的に公道で走らせるのは、拷問に近い。
 ギア比が低いせいもあってか、試乗コースのような街乗りでは、3速ホールドでトコトコと走り、6速40km/hも十分実用域である。だが、そんな走り方はこのクルマには似合わない。やはり、それなりのスキルを持った人間が、エンジンを回してサーキットで走らせるべきクルマなのだろう。
 そういうクルマだから、乗り心地に期待してはいけない。私が運転した後、尾車親方の運転の際に私は助手席に座っていたのだが、タウンスピードでは絶えず突き上げやヒョコヒョコ感があり、ドライバーはともかく、同乗者はロングドライブには耐えられないと思われる。ま、フリーランダーの後にコレに乗ったから、余計にそう感じたのかもしれないですネ。また、スピードメーターはとても見やすいが、相対的にタコメーターは確認しづらかったことも報告しておこう。
 しかし、あえてこのようなクルマを、ミニバン全盛のこのご時世に、市場にリリースするホンダの姿勢は、やはり貴重である。とはいえ、このクルマをその存在価値が分かる域まで乗りこなすのは、素人ドライバーの私には無理であった。出来れば、フィットベースのそこそこスポーティな仕様のクルマが200万円前後の価格で出てきてほしいと、私は願っているのですが・・・

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2 コメント

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R (oguruma)
2007-05-27 11:27:41
どーもです。試乗を終えた感想ですが、やはり乗り心地はキツイですね。過去にいじったインテグラやシビックに同乗したことがあるのでパワーには驚きませんが、むしろアイドリングの静かさには感心させられました。最近までシビックセダンの形を知らなかったんですが、スタイルやインテリアは気に入りました。ところで雑誌のインプレッションを読んで気付いたのですが、ホンダには大人向けのスポーツセダンがあるじゃないですか。「アコードEuro R」乗ってみるべきですかね。 
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アコードEuro R (獅子丸)
2007-05-27 15:54:33
ホンダのHPの試乗車マップで調べたところ、アコードEuro Rのの試乗車は惜しくも道内には存在しない模様ですね・・・代わりに「Type S」ってヤツを、「レガシィ2.0R Spec.B」と共に、次回試乗会で試しましょう!
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