獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

ロッキーを見て、ライズに乗る。

2019年12月02日 | CARS&F1

その日、スケジュールが合致した「自称クルマ好き」の我々取材班3名は、おそらくは本年最後の「次期愛車探索の旅」へと出かけた。


まずは、ダイハツのお店へ。
最近リリースされたコンパクトSUV「ロッキー」を見に行った。
全長3,995㎜×全幅1,695㎜×全高1,620㎜は、かつてニータ氏と私が乗っていた「エスクード・ノマド」とほぼ同サイズ。
エンジンが縦置きから横置きになったという違いはあるが、実質的には「ダイハツ・ビーゴ」&「トヨタ・ラッシュ」の後継車と言えそうだ。
「コンパーノレッド」と呼ばれる赤色は、かつての名車「コンパ―ノ」へのオマージュなのであろうか。







ブラック基調のインテリアに、シルバーのアクセントが、キラリと光る。


「ドア毎表示の半ドア警告灯」も、実用的かつ有用な装備。


ダイヤル&プッシュスイッチを組み合わせた空調コントロールの使い勝手については・・・
「手探り操作性」は悪くなさそうだが、表示窓が下方に置かれているため、「動作状況確認」には一考を要する。


運転席にアシストグリップが装着されているのは、背の高いSUVにはマストアイテムといえましょう。


定員乗車時のラゲッジスペースも、実用上、不足はなさそう。


ただし、SUVなのに「スペアタイヤレス」なのは、過去に幾度となく「パンク修理セットでは対応できないパンク」に見舞われた経験のある私には、やや承服しがたい部分ではある。
それが置けそうなスペースが、そこにあるのに・・・
とはいえ、税込11,000円のメーカーオプションで装着できる余地があるので、そこは笑って許したい。


このコンパクトSUVには、レッドのカラーが、良く似合う。
それは、実質的先代である「ビーゴ(≒ラッシュ)」と同様である。

さて、試乗させていただこうと思ったのだが・・・
このお店には、残念ながら、ロッキーの試乗車は無かった。
だがしかし、セールスレディさんによると、すぐ隣にある提携店「トヨタカローラ札幌」に、ダイハツがトヨタにOEM供給する「ライズ」の試乗車があるとのことではありませんか!


なので、我々取材班は、ダイハツのお店にクルマ(レガシィ2.0i)を置いたまま、徒歩で隣のカローラ店へ。


ライズ」の試乗車は、最上級グレードの「Z」の4WD(北海道地区メーカー希望税込小売価格:228万2,200円)であった。
今や希少な、5ナンバーSUV。
ニータ氏は、その全体のデザインを、現行「RAV4」の圧縮版だと、評していた。


履くシューズは、195/60R17の、BSブリザック。


シートに配されたオレンジのパイピングが、粋でお洒落なアクセントである。


太めの革巻ステアリングホイールは、掌にほどよくグリップする。
表示を4パターンに変更できる液晶メーターパネルも、21世紀感に溢れている。
1.0リッター3気筒ターボエンジンは軽快に吹けあがり、センターのしっかり出たステアリングとともに、このクルマを痛痒なくキビキビと走らせる。
その全体のフィールは、近年のスズキ車と共通する爽快さ。
運転して愉しいドライバーズ・カーだと、私は評価したのだが・・・
後席に佇んでいた尾車氏は、「やや乗り心地が荒い。CX‐30の足元にも及ばない。」と、冷静かつ率直に断じていた。




また、お尻をほんわかと温めてくれる「シートヒーター」の存在は、冬の北海道のしばれる寒さには、大いに有用と思われる。
「冷え性でかつ北海道在住のクルマ通勤のレディ」にとって、福音となること請け合いでありましょう。


ともあれ、5ナンバーサイズを堅持した「ロッキー&ライズ」。
そのデザイン自体は、実質的先代の「ビーゴ&ラッシュ」よりも、ややビジーでゴツくなってしまったが、価格対満足度は悪くない。

きっと売れるだろうと、気弱に、私は予想する。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日清焼そばU.F.O.神味マキシ... | トップ | 点検パックで、フック修復。 »

コメントを投稿