8月28日に小樽市総合博物館敷地内で開催された、「第10回小樽クラシックカー博覧会」の見聞録。
本日は「輸入車その他もろもろ編」を、お届けします。
では、まずは「輸入車編」から。
今年も逢うことができた、スーパーカーたち。
まずは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」デロリアン。
そして、イタリアからは、ランボルギーニ&フェラーリが!
ランボルギーニ・カウンタックは、少年時代から変わらぬ憧憬の的。
優美で獰猛な「赤い頭」、フェラーリ・テスタロッサ。
しゃなりとした貴婦人のような、2+2グランツーリスモ。フェラーリ412。
ボルボP1800Sは、北欧というよりは、思いきりアメリカンである。
まるでサリーパパのような、そのテールフィン!
この、つるんと球面状に輝くホイールキャップは、オリジナルなのだろうか・・・
ともあれ、この優美なP1800Sに、とても良く似合っている。
真っ赤というよりはマルーンな、ポルシェ356。
1960年生まれということは、齢56歳!
熟成のモダンクラシックスポーツ、モーガンプラス8。
そのサンバイザーのような形の「個別フロントスクリーン」には、びっくり仰天!
私がもしこのクルマに乗るとしたら、常時ヘルメットをかぶりたくなることでありましょう。
まさに、「紳士で漢なクルマ」である。
こちらは中国製のサイドカー。
国菅洪都机機厂南昌飞机制造公司の長江(CJ750M1M)である。
もちろん、私には、読めませんが・・・(^^;
どうやら、計3名が乗車できるようだ。
夫婦と子供1人の一家3人で、このサイドカーで旅をしたなら、それはとても「濃厚な思い出」になると思う。
三菱ウイリスのジープCJ3B。
まさに「作業場」といった感の、野趣あふれるコクピット。
このジープCJ3B。
三菱なので、「輸入車編」に分類したのは間違いだったかもしれない。
ですが、左ハンドルということで、大目に見てください(^^;
そして、こちらも三菱ジープ。J24Hである。
これは、明らかにライセンス生産の国産車かもしれない。
ですが、CJ3Bとセットで紹介したかったので、「輸入車編」に分類いたしました。
この朽ち方が、年輪を感じさせて、愛おしい。
まさにエヴァーグリーンな、VWビートル・タイプ1。
1938年から2003年まで、65年間に渡って生産されたそうだ。
それをベースに作られた、優美な2+2のRR。カルマンギヤクーペ。
今回参加の輸入車は、アメリカ・イタリア・スウェーデン・ドイツ・イギリス・中国・・・
ぬぬっ、なんと、フランスが、無いじゃありませんか(涙)
今年のFBPは9月11日だが、今回はフランス車オーナーの尾車氏が所用で行くことができないため、私も参戦を見送る予定である。
フランス車に、今年は、逢えないなんて!
いや、やっぱり、スバルで千歳まで行くべきか・・・迷い道くねくね状態の私なのだ。
まあ、それはさておき。
ここからは、小樽市総合博物館所有の4台に、触れていきましょう。
国内最古のオート3輪である、マツダ号DC型(1934年式)。
日本のマイカーブームの呼び水となった、偉大なクルマ。
ダットサン・サニー1000DX(1966年式)。
サニーから遅れること半年。
トヨタが送り出した稀代のヒットブランド、カローラ(1966年式)。
1958年から1969年の11年間。
富士重工の屋台骨を支えたロングセラー、スバル360(1969年式)。
以上の4台が、小樽市総合博物館に現在展示されている模様。
ちなみに、展示車は、時々入れ替えられるようなので、ご注意を。
さて。この手のイベントでは、展示車はもとより、会場に来られる方のクルマ自体が、面白かったりする。
今年も会場の駐車場には、ココロ魅かれるクルマたちが集結していた。
まずは、ロータスヨーロッパ!
その車高の低さは、実際に見ると、ホントに驚きだ。
ゴールドのストライプが、粋でいなせなロコモーションである。
また、扇風機が日本の情緒を醸し出す、三菱ジープ。
そして、今年の「駐車場モストインプレッシヴ・カー」。
それは、この丸目2灯の初期型ベレットである。
インテリアも、エンジンルームも、ピッカピカ!
オーナー氏によると、エンジンは実に快調で、このベレットは日常のアシとして使うのに何の支障もないとのこと。
非常に美しい、この個体。
駐車場ではなく、本会場に居るべきクルマだったかもしれないですネ。
まあ、そこは、オーナー氏の判断なので、外野がとやかく言うべきではないのでしょうが・・・
ともあれ。今年も種々のクラシックカーにふれあうことができ、大満足の「第10回小樽クラシックカー博覧会」であった。
また、来年のこの時期が、楽しみだ。