じょぐらのラーメンを満喫した後。尾車氏の進言により、余市町を探訪することに。
氏いわく、「せっかく余市まで来たんだから、それを楽しまなきゃ!」と。いや、ごもっとも。
まずは、道の駅「スペースアップルよいち」へ。
余市町出身の毛利衛氏がスペースシャトルに乗り込み、帰還後「地球は本当に青かった」とおっしゃられたのが、もう20年も前の事とは・・・
この「錯覚の部屋」は、ぜひ体感すべきアトラクションである。
平衡感覚が失われ、酔っぱらったような気分になる。月に行くと、きっとこのような感覚なのだろう。
その後、そこからほど近い「ニッカウヰスキー 余市蒸留所」へ。
普段私はウヰスキーはあまりたしなまないが、この蒸留所内部に漂うウヰスキーのかほりは、私を恍惚の人にしてしまう。
「気分上々、ハイニッカ!」。
そして、マークⅡバンのコマーシャルカー!垂涎モノだ。
草刈正雄氏と、草刈民代さんに、血縁関係はないらしい。Web上の情報ですが・・・
そして、2階の試飲会場へ。
私はドライバーだったので、リンゴジュースでノドを潤す。リンゴの味が濃厚で、なおかつスッキリ。きわめてウマいリンゴジュースだった。
その後、尾車氏オススメのスポット「柿崎商店」へ。
ここで、甘エビ一皿(380円)をお買い上げ。
一応氷も入れてもらったのだが、この日はとても暑かったため、自宅でそれを開けた時は、生食には微妙な状態であった。
そこで、妻はそれを唐揚げに。
このエビ、殻も脚もパリッパリに揚がっており、サクサク感の素晴らしいゴージャスおつまみであった。
エビに含有されるプリン体のことは、知らなかったことにしよう・・・
小樽クラシックカー博覧会見学を終え、私と尾車氏は余市町へと向かった。
お目当ては、この「ラーメンじょぐら」である。
ココは、地元マスコミも、注目のお店なのだ。
地の利を活かした、海産物系トッピングの数々!
「余市前浜えびラーメン」(880円)も、大いに気になる存在。
だがしかし、私のオーダーは、前々から狙っていた「ふくラーメン」(1,000円)である。コレ、喰いたかったんだよねぇ。
1,000円という価格はラーメンとしてはお高いが、なんてったって「ふぐ」がトッピングされているのだ!しかも、デフォルトでライス付。個人的には、むしろリーズナブルだと思う。
田舎のラーメンは麺の質感がイマイチなことが多い。だが、ここのほどよい固さのちぢれ麺は、ぷりっぷりで実にナイスである。
スープはかなりとろみの強い、あんかけ風醤油味。これが、その麺に、実に良く絡む!しかも、温度がしっかり熱い。麺をすする時には、この熱さでやけどをしないようにすることが肝要だ。私は、上あごの内側を、若干焼いてしまった。
とはいえ、「熱いラーメン≒ウマいラーメン」の法則は、この作品にも活きている。その、フグのダシの沁み出た醤油スープは、やけどした口中を慰めるようなウマさである。
そして、トッピングのふぐの唐揚げ!そのもっちりと弾力感のある身の食感は、まさに「海の鶏」である。英訳すると「シーチキン」になってしまうが・・・
それを、ライスに乗せるのも、また良し。
ライスをあんかけ風スープに投入し、おじや風にいただくもの、また良し。
いやあ、余市までクルマを走らせた甲斐があった。極めて満足のランチであった。
残した「ひれ」を持ち帰ろうかという衝動にもかられたが、今回は、自粛した。
ちなみに、このお店には、「ワンコインのあっさり塩ラーメン」もあるようだ。いつの日か、それも食してみたい。もちろん、「余市前浜えびラーメン」も・・・最低でも、あと2回は、ココに来なければいけませんネ!