続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

桜散り金も散るなり春うらら

2024-04-20 01:27:00 | 日記
超多忙の日々が続いておりましたが
4月からの労働法改正のおかげ
と言えば皮肉になりますが
先日突如、会社から有休休暇の
強制消化の指示(笑)

とはいえ相変わらずの
人不足の現状変わらずで
結果、多数の強制休暇発動の
反動は当然のことながら
更なる人不足のスパイラルを
生むことに

こういう業界・企業が
この国にはかなりあるのが実態
というのが現実です
はてさて、

こうしてまたいつも通り
春が来て桜を見るに
今更ながら
改めて日本人で良かったぁ(*´-`)
なんて思いますネ。

そんな中
ロサンゼルスドジャースの
大谷翔平の(元)通訳
水原一平氏が
スポーツネットカジノで
都合約67億円負けたと。
でもってその種銭
24億円だかを
雇い主である大谷翔平の
銀行口座から勝手に引き出して
調達していたとのニュースが
連日ワイドショーを中心に
これでもかこれでもかと一日中…

面白いもので連日、
200億円とか67億円だの
24億円やらと
聞き続けていると
こちらまで金銭感覚が
おかしくなってきたか
大谷翔平の年棒約110億円
(10年間の複数年契約では
1100億円の複数年契約)を
物差しにしてしまうが故に
こうした現実離れした金額にも
日を追って
たいして驚かなくなっていく
多くの一般大衆

211億円勝って278億円負けたから
差額67億円の負け…が
あたかも我々世代換算にして
競馬で2万1100円勝って
2万7800円負けたから
6700円の負けぐらいの感覚に
変換され理解され始めているのが
ちと笑えたりする。

こういう超異次元な金額にも
今では
たいして驚きもしなくなって
皆の怒りも失くなりつつある

とはいえ、ちなみに
我が国プロ野球NPB球団の
年棒総額(2023年度版)を
チョイと検索してみたら
我らが千葉ロッテマリーンズの
総年俸(全選手分)と
水原一平氏が大谷翔平の口座から
引っ張って
博打の種銭にしたとされる
金額にほぼ同じ…

更に書くと
大谷翔平、水原一平両氏が
在籍していた
北海道日本ハムファイターズの
全選手総年俸を遥かに
上回る金額とは
なんとも皮肉なハナシだ
更についで書きすると
これまた親愛なる地元
プロバスケットボールチーム
我らの千葉ジェッツ
営業総収入にほぼ匹敵する
金額であることも
興味深い

チーム人件費でみると
千葉ジェッツ約3チーム分
に相当する金額を
水原一平氏は
スポーツ賭博とやらに
たった1人で散財して
ポイしたということになる
と書いたら
改めてこれがいかに
FBIまで登場する重罪
であるかと思うが

逆説的にみると
日本人の金銭感覚の
可笑しさを象徴している
今回の事象とみることも
できやしないかとも。

今年の春闘で
わが社の賃上げ率
ここ30年ほどでは
過去最高の賃上げとなった。
が、春闘終結が確定した途端、
今度は会社側から
これまで黙認案件だった
わが社伝統の
みなし残業やら
細かい作業手当てカットが
数日おきに発表され
順次履行されていくに
結果として
春闘賃上げ発表額より
実際には
その25%程度という
おマヌケけぶり。

「でも基本給が上がった分
残業手当てもアップするので、
その分を差し引いてもプラス
ですよ」という説明に
「1円たりとも手当てが
引かれたら意味ねぇだろが」
と指摘すると
「どういう意味ですか?」と
現在の組合代表たちの
間抜けな返答にアタマを抱えた。
どうやらこの先も永遠に
残業100時間超えの生活が
続くと思っている呑気な連中が
多くいることを
改めて知って驚いたと同時に
呆れた次第。

働き過ぎるがあまり
ギャンブル依存性にも似た
残業依存性に取り憑かれている
多くの貧民労働者が
わが社の多くの社員も含め
この国を支えているという
実態がそこにある。

こうした残業崇拝思想が
この国では未だ
ごく当たり前にまかり通る。
嫌なら辞めればイイ
というヤツだ。

欧米諸国のような
労基ルールを作れども
日本人の多くの労働者たちが
彼ら欧米人のような
思考に至るまでには
まだ相当な時間と犠牲を
要するらしい
かくいう自分も含むて…

先日、某スーパーマーケットの
レジで並んでいたら
ロッテチューインガム
ジューシー&フレッシュの
復刻版をレジ前にある
いわゆる「誘惑の棚」にて
発見!
値札をみると116円の表示
懐かしさと小さな感動で
衝動買いをするか…
ここは我慢してやめよか…
レジに並びながら1人葛藤
すること約2分ほど…

結局、誘惑に負けて
「衝動買い」してしまった
が、あと1ヶ月ほどで
55歳になろうかって男が
たった116円で悩むとは
我ながら本当に情けないハナシ

オンラインカジノで
200億円だかの世界とは
真逆の対極にある
貧民どもが多く暮らす
地べたの世界から
僻みと皮肉を込めて
こっそり一筆候
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気づけば春近し

2024-03-23 00:02:59 | 日記
謹賀新年と銘打ってから
更新できず大変失礼したしました
なんとか生存いたしております(汗)

今年で55歳の私メでありますが
まぁさすがにこの歳
いろんなことが起きます。
このところの出来事を
ちょいとまとめたら
ソコソコの小説が書けそうで(笑)

思春期の子供との親子関係やら
社内での結構深刻な内紛の
調停役に回るハメになったり
私メが教育担当になった途端に
私メの職場には
丸2年まったく
人が入ってこなくなって
挙げ句の果てには
頻繁に指導者教育を
受けさせられる私メ

通常勤務の合間にやる
研修においては
パワハラにセクハラの定義
社内コンプライアンス
についてだの学び
指導の心得とやらを叩き込まれ
気づけば指導する側の方が
頻繁に「教育」を受けるという
なんとも本末転倒な
有り様。

しかるにブラック系職場の
人不足問題の深刻さと滑稽さが
こんなところにまで…
であります。

そんな底辺生活者の日々を
これからも地べたの目線にて
書き残して参りますので
改めましてお付き合いのほど
m(_ _)m


それともう一言
連日この1ヶ月よくも悪くも
大谷翔平、大谷翔平!ですが

地元のバスケットボール
「Bリーグプロチーム」
である千葉ジェッツ!
天皇杯2連覇達成です(^-^)v
その1週間前には
フィリピンセブ島にて
東アジアの強豪が集う
EASLという国際大会で
Bリーグ初の優勝を飾るなど
破竹の勢いの千葉ジェッツ!
ですが…
相変わらずマスメディアの扱い
ホントに小さいです。
でも本当に強い
バスケのチームなんです。

まぁそもそも地元船橋市は
おろか
お膝元の北習志野界隈も
まったくお祝いムードなし!
でもありますケドね…

でも、もうちょっと…ねぇ
頑張って結果を出した人には
必ず称賛と評価をキチンと
してあげること!
って「教育」を受けた
ばっかりなもんで…
ついオヤジの小言ばりに
ボソボソと一筆をば

ではまた
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謹賀新年

2024-01-01 22:00:00 | 日記
新年あけましておめでとうございます

年末、締めの記事を書いて
終わろうかと思っていたら
終いバタバタで出しそびれ。

ネタも葬式ネタでしたので
さすがに正月早々
葬式ネタってワケにも
いかず(笑)
また機会ありましたら
蔵出しネタにて…

ということで今年もまた
不定期更新となりますが
なんとか時間を作り
今まで以上に地べたの目線にて
コソコソと書いて参りますので
本年もまたご贔屓のほど
宜しくお願い申し上げます
m(_ _)m
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終わりの始まりが始まったか

2023-12-22 00:38:00 | 日記
今から30数年前、
私、潮風太子は社会人となった。
最初に入社したのが
今は無き某工業系企業。
当時の同期2名とは
いまだに交流がある。
2名というのはお察しの通り。
落ちこぼれ社員には、
落ちこぼれどうしがお似合いだった
というコト。

入社直後早々に会社からバカさを
簡単に見抜かれ現場配属となり、
毎日毎日、
職人気質のジジイ師匠たちから
罵声の叱責とドツキの嵐。
今なら十分パワハラもんだが
当時はそれが「現場」では
ごく当たり前の日常だった。

ただ今となっては
仕事に対する厳しさ含め
ホンモノの職人技を間近で
見ることができたことは
ある意味幸運だった。
かもしれない…

「仕事は見て盗め!
金を盗んだら泥棒だが
仕事はいくら盗んでもサツに
捕まらねんだからな」
これが当時の
師匠連中の決めゼリフ。

人間的には明らかに
クズな連中なのだが
仕事には一切の妥協を許さぬ
まさに職人集団だった。
しかし後々彼らは
リストラそして倒産失職~
他社でバイト扱いの憂き目なんて
悲惨な状況に遭うハメに…

先日、元同期のMと久々再会。
酒席に着く早々、
「まぁコレ見てくれよ」と
とある部品をカバンから出す。
自動車のとある部品であることは
すぐに察したが
これが何の部品かは言わないのは
職人の世界の掟。
現場でも図面だけ渡され、
それが何の部品かは
一切知らされることなく、
規定の品物に淡々と仕上げる。
これが昭和型の仕事。
それが何の部品かを知ることは
企業秘密を暴露されるリスクを
恐れてのこと。
昔から何十年も続く
町工場での伝統でもある。
これ常識ナリ。

さて、かの部品。
見るからに表面の仕上げレベルが
潮風太子的にはオシャカレベル。
顔が映る位でなければ…
「コレで規格は合ってんの?」
と聞けば、
待ってましたとばかりに
「JISギリの15…(笑)」
「コレ○○の軸部品だろ?
これじゃガタ大きくね?」と問う。
15とは規格誤差0.15ミリという意味。
「社内規格は?」と聞けば
「一応10だけど最近は10も…」
「これなら最低でも
規格半分の7ぐらいだろ?
よく検査通るな…そんなんで」
「今は昔みたいな2.5とかなんて
マグレのレベルよ…」
「でもデータ改竄されるよりマシ」
と自虐的な笑みを浮かべるM。
落ちこぼれだったMも今や
重責役職に出世したものの、
「怒ればパワハラ、黙認すれば
不良部品隠蔽の片棒担ぎ…
もう積んでるよこの国の工業は」
Mもまた
この世代独特の
あと少しで逃げ切り…でも、
こんなんでいいのだろうか?…
という自問自答の日々を
送っていることは明らかだった。

職人不足…
これは必ず深刻化する。
大学進学には熱心なのに
職人育成には一切無関心な国…
このネタも再三書いてきたが、
あと数年で確実に
何でも難題をクリアできるような
昔ながらの職人の数も激減し、
やがて30年もすれば絶滅する。
そしてこの国の工業は死ぬ。
改めてそう確信した。

お勉強はデキる「お利口さん」
エンジニアはしこたまいる。
しかし、彼らが描いた
素晴らしいデザイン、
超理論的な設計図、
それを忠実に製作、
工期を遵守し予定通り
安定した製品にできる
職人の数の激減ぶりといったら
特にここ数年で驚異的なペースだ。

その昔よく当時言われていた
これからの時代はコンピューターが
全部やるので職人などいらない時代が
必ずやって来ますククク…
なんてバカを言っていた、
デジタル音痴のアホ世代の戯言が
皮肉にも逆の現象を起こすハメに。

再三書くが
デジタルとやらを使いこなすには
数学的センスがナイと
まったくネコに小判。
関数が苦手なんて
もう致命的だ。

関数というとゾッとするかも
しれないが、
要するに立体図のイメージが
スムーズにできるかどうか…
例えとしてどうかと思うが
ゲームのスプラトゥーンや
荒野行動などのロープレゲームで
攻撃をする際に全体が
すんなりイメージできているかどうか…
という感覚と書いた方がいいか。
自身のプレイもさることながら
相手や仲間が今、
どういう動きをしているか、
自分は今どう動くべきか、
何をすべきかを
瞬時に迅速かつ的確に
正確な判断そして行動する
能力の有無。
これが工業職人気質の
本質というヤツなのだが、

これもバブル崩壊以降の
コストダウン至上主義から
始まった派遣社員任せの
現場作業の
「このくらいでOK!
言われたことだけやればヨシ」
という風土を作り出してきた
コトに始まる。

製造工程も派遣社員なら
検査も派遣社員、
最終検査だけ社員だが、
このときすでに遅し…
でも工期が…
そもそも人材が…
こうして何ら改善されず
沈黙は金なりで時間と年数だけが
重なっていった。

とある某大企業の研究所ですら
約7割が派遣社員という、
そんなんで大丈夫なのか?
情報管理など
徹底できるワケなかろう。
と個人的には思うが、
いまだに性善説と
希望的観測のみが
漫然と支配する今の我が国で、
こういうコトが起きても
もはや驚かない。
まだダイハツはまともな会社だ。
こうしてバレただけ。
ただこのダメージは相当なモノ。
ボーナス支給の後だったことが
我々世代にはグッとくる。
明日は我が身かと思う同世代の
サラリーマンも相当な数になろう。

このニュースに世間が驚いてるサマを
「何を今さら…」と
ニュースを横目で見ながら、
「いよいよ終わりの始まりか…」
と心に思う師走の私メです。

今年も残り少し
身体に気をつけて頑張って
参りましょう!
ではまた。
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バスに乗る前に知っておくべきこと10

2023-12-09 01:36:00 | 日記
師走突入で多忙に拍車が
かかっておりますが
なんとか更新しなければ(^_^;)

つい先日たまたま
かのホリエモンと作家の百田尚樹が
対談してる動画を見る機会があって
面白そうだったので
移動中スマホで観ていたら
堀江貴文曰く
自身の売れる本の条件について
10年ぐらい前に書いたネタを
改めて書くと売れる…
と大変興味深いことを
言っていたので
当ブログで10年ほど前に書いた
ネタのことをふと思い起こしてみた。

10年ほど前に書いた際に、
ソコソコのアクセス数があったネタ…
町工場のネタにするか…
バスのネタにするか…
どちらかといえば
タイムリーな方にするか…
ということで前回で最終回とした
バスのネタを
コッソリ復刻版にして最新版として
ホントかな?と試しに一筆。

小ズルい手法にて悪しからずm(__)m
ソコソコ長編なので要点端折りながら
お読みいただければと

日本にバスが走り始めてから
今年で120年を迎えた。

当時は今と違い
クルマは貴重な乗り物だったので
さぞかし「バス」は民衆から
崇められるような存在だったハズ
それから120年経過した今。
「バス」の位置はどうだろう?
これまでも当ブログで
バス業界の現状と問題点を
たびたび指摘記事として
書いてきた。
が、残念ながら結論だけ書くと
旧態依然の状況どころか、
懸念視してきた事案が

やはりというか
当然の結果というか
問題点と絶望的課題となって
明らかになってきたと同時、
いよいよ深刻な問題に
なって来てしまったようで。

まず最近良く報道されるように
なってきた運転士不足問題から
潮風太子風地べたの目線にて
これまで長いこと
タクシーの助手席側、
バスの前方出入り口付近に
運転士の氏名を表示することが
義務とされてきたが
今年の夏から氏名表示義務が
廃止され今後は各社の判断に
委ねるという法律が施行された。

今やSNS全盛の時代。
ちょっとしたことがクレーム
となったりして
それが単なるクレームで終わらず
動画まで撮られようものなら
それがSNSで全世界に拡散されたり
ネットストーカーたちからの
攻撃対象となるなど
令和現代における
個人情報プライバシー保護の
観点からも氏名表示は
もはやリスクでしかなく
とうとう時代に
そぐわないシステムに
なってきたということらしい。

そうでなくとも
路線バスの運転士の平均賃金は
約400万円程度…などという
報道を見る聞くにつけ
さんざん以前から指摘してきた
高額な大型2種免許取得費用に加え
取得して就職したとて
時間不規則にしてストレスフルな
仕事環境も加わり
割に合わない仕事という
悪いイメージがすっかり
定着してしまったコトで
若い人の成り手が
なくなってしまった。

むしろトラック系の仕事の方が
確かにキツいとはいえ
今やバスより待遇よく
高給なのは
業界の常識となりつつある。
皮肉なことに
運送業の方が当局からの
マークがキツくなった為だ。

とにかく走って稼ぐ!
がこの手のクルマ業界に
身を置く者の基本的心得。

よって技術のある運転手は
もっぱら給与、労働条件、
待遇のイイ会社へ行ってしまう。

大型二種免許ならバス会社負担で
免許を取得する方法もあるよ!
と言いたい「一見」の方の意見も
あろうが、
このシステムの問題点については
以前さんざん長々書いたので割愛。

潮風太子の地べたの目線のみで書く。
かくしてバス運転士の高齢化と
ともに運転士不足問題が表面化
してきたという流れ。
そこでバス会社は
ドライバー不足解消の
切り札として
バスの自動運転化に期待を寄せ
ついに実証実験を開始!
などというニュースが
嬉々としてチョイチョイ
報道されるようになった。

が、
潮風太子からすると
いい大人がこんなモノが
本気で活躍すると思っている
ということに
異常さを感じずには
いられない。

さまざまな現場の人たちの意見を
総合して判断した結果から
私はそう結論づける。

まず運行速度が遅すぎる点。
我が国では鉄道とバスの
定時運行は当たり前という
認識が老若男女ごく一般的。

ところが
我が国のバスの客層は
この先確実に
ヨボヨボの老人ばかりなので
自動運転のバスでは
乗降に時間がかかりすぎる。
というのも
自動運転となると車内外の
確認のセンサーが完璧に
条件をクリアできなければ
発進できない仕組み。

運転士の目視ならOKでも
機械はそれ以上の条件を要求する。
運転士が「座席におかけください」
と一言いえば済むハナシも
機械音声の言うことなど
まぁ聞くまい。

なんせ年寄りは
耳が遠くて当たり前。
そして
競馬のゲートのごとく
全員完全「体勢完了」でないと
スタートできない…

良くも悪くもやはり、
心ある人間の言葉の
イントネーションと
機械的音声の
伝わり方の違いなんて
子供でも解りそうなものだが…
次に客層が皆ロボットみたいに
機械的なモノフォニックアニマル
ならば何ら問題もなかろう。
しかしリアルな世界では
そう単純にコトはいかない。

例えてベビーカーで乗車する人、
車椅子の障がい者の人は
自動運転でどう対応するのか?
どうやって乗せるのだろう。
車内に「苦情処理も担当」の
常駐スタッフがいるというが(笑)
だったら運転士不必要論との
整合性がなかろう…

車内での座席スペースの確保や
車椅子の固定作業は当たり前のこと。

乗車に難儀するバス停での
停車位置の確保から乗降の際の
臨機応変な対応等々…
さてどうする?
なかなか前に進まぬバスとな。

欧米では近くにいる人たちが
車椅子の人やベビーカー、
老人、妊婦と判断すれば
即座に条件反射的に反応して
一斉に手伝うのが
常識なのである程度は
この問題はクリアできそうに
ナイでは無いが
我が国の事情は違う。

世界の常識は日本では非常識。

バス乗務員のマニュアルでは
どこのバス会社でも同じ、
大手も中堅も同じ。

どうしても困難な場合を除き
車椅子やベビーカーの乗車は
基本乗務員だけで対応すること。
乗客の方が
手伝った際に負傷するような
事案になるケースもあるので、
できる限り協力を求めない。
というのが一般的。

そもそも乗客とて関わったことで
トラブルに巻き込まれた挙げ句
裁判沙汰にまで
なりかねないので
誰も進んで関わろうとすることは
ナイこと実際に電車やバスに
日頃乗ってみればわかる。
これが我が国の現実だ。

それに加え平均的な
日本人の気質についても
書き加えておこう
日本人ほど時間にうるさい
民族は地球上にいない。
確かにそうだろう
腕時計平時着用率の高さは
皆の知るところ。
とにかく時間にうるさい。
というか厳しい。
絶対時間厳守なんて
日本語独特の表現で
Keepは厳守ではナイ!

そう考えていくと
路線バスの日常的実用化は
失礼ながら絶対にナイ!
が、今日も無駄な研究に
必死に勤しむ悲しき人たちが
大勢いることを知ろう。

なんて記事を書いている矢先
こんなニュースが…
それ見ろと。
小型のバスを時速20キロ程度で
チンタラ走ってソレかぃ?
はてさて大型バスの運行は
何世紀あとになることやら。

それこそ自動運転バスこそが
慢性的渋滞の大原因
になることは必至。
少し考えればわかろうに…

前述した件に少し戻して。

運転士のなり手がナイという問題。
これも地方と都市部では
事情が異なるコト案外と
知られていないようなので一筆。

地方の場合はとにかく
運行本数も少なければ
乗客数も少ないので売上げも
当然…よって収入も当然…

バス運転士の平均年収が
約400万円とネット記事から。

これも地方ではそれ以下。
というハナシ
ところが都市部では
この平均400万円という金額、
規定運行通りで合法就業時間
においての金額というのが
都市部バス会社では常識という。
はて?どういう意味か…

都市部では乗客数は連日
一定数いるのは皆さんも
ご承知のところ。
となるに
公共交通機関の重責を担う
バス会社各社は
休日出勤者でなんとか
運行本数を確保することとなる。
それができなくなれば運休だが、
これはあくまで最終手段。
とにかくなんとかしようとする。
これが日本のバス会社。

ほとんどのバス会社は
これも散々書いてきた
世間の常識とは到底かけ離れた
異常勤務を是認してでも
定時運行を確保しているのが
実態で、
そのカラクリについては
何度も既出ネタなので割愛。

よって年収400万円ではない人が
多数存在しているのだが、
その実態が明らかになると
皆にとって都合が悪くなるので
必要悪的に黙認されている実態。




ときたま運悪く
大きな事故が発生した際、
実は…の「問題発覚」というのが
お決まりのパターンでもある。

ならば人材をどんどん入れれば
イイ話かと思いきや
冒頭にも少し触れたが
今や我が国は超先進クレーム大国。
なので運転士の採用基準が
現在、人員不足とはいえ
意外にも厳しいそうで。

それこそ今から
30年くらい前には
当たり前のようにいた
ザ昭和のようなガラの悪そうな
いわゆるトラック野郎上り
みたいな人は、
まず採用しないという。
例え運転技術がピカイチでも。

むしろ大型車運転未経験でも
愛想がイイ人材を求めるという。
ところが採用したとて、
元々受験者も少ないことに加え
普通オートマ免許の弊害もあって
基本的な運転技術すら難アリやら
比較的高齢での入社では
初任給の安さに失望した上に
ソコソコの給料を取る為とはいえ
未経験で実働残業80時間超えを
毎月当たり前にやるこの業界の
異常さに辟易して早々に
あるいは研修段階でFADE OUT
してしまうケースが後をたたず、
これもまた現実という。
むしろこの先、
残業80時間規制の法律が
施行されれば
稼げなくなってしまうので
もはやココには用ナシ
とばかりに比較的若い層の
運転士の大量離脱もありえる。
残業制限法律無視の
モグリの運送屋の乱立すら
起こりかねない事態なのだ。
大手が出来ない仕事を
請け負うので
当然ギャラも高くなる。

こんな調子で期待の新人を
年間10人程度採用したとて
1年で1人か2人残れば御の字
これが現在の都市部のバス会社
での現状と現場のドライバーたちが
口を揃える。
定年者は大手バス会社では
毎年どこの営業所でも
5~10人はいるとのこと。

そりゃ運転士不足になりますわな。
しかし高齢者の免許返納を!
なんて国は言う。
増え続ける高齢乗客にも
対応できなくなる。

かくして運行本数減便を順次
行って対応しようというが
5分に1本が10分に1本、
10分に1本が20分に1本、
20分に1本が30分に1本
30分に1本は1時間に1本…
しかも本数減で乗車率はアップ
これはバス会社にとって朗報。
しかし実際には
お年寄りばかりで満員…
車椅子やベビーカーの乗客も
年々右肩上がりの上昇一途。
当然トラブルも増える。

夏場は地球沸騰化で
かつて経験したことなナイ
酷暑の中でバスを
今までより10分長く待って
ヨロヨロとしながら
高齢者ばかりで超満員のバスに乗る…
イライラしながら。
それこそ地獄絵図そのものだ。

果たしてこれで良いのだろうか?
もはやバス運転士という職種は
もう10年もしないうちに確実に
「絶滅危惧種」となる。
超高齢者を中心とした
大量バス移動難民問題が
社会問題となるのも時間の問題。

そこで今度は
ライドシェア制度なる
白タク復活とな?
バカも休み休み言えである。

かくして結局、
やることなすこと
バカな政治家と
アホな役人のしでかしたコトが
ことごとく裏目に出た。
という歴史的結果だけが残った。

今一度改めて考えてみたい
バスに乗る前に知っておくべきこと。

そして最後の最後に
コッソリ目につかないよう
少しだけ触れておきたいのが
外資ファンドが日本の鉄道各社を
いよいよ狙い始めているコト。

まるで長編企業小説の如し。
さて、どこの大手マスコミが
どのタイミングで
この手の禁断の大ネタを
どういう形で取り上げるか…
興味深くニヤつきながら
コッソリと観察しようかと。

来年あたりから、
大変な話題になるやもしれぬ。

さてアクセス数は増えるかな(笑)
いやいやこの先もいつも通り
数人の住人の方向けに
コッソリ書いてまいります
今回は試しに・・・
ということにてお許しのほど
m(__)m

ではまた次回。
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