故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.871 「足利学校」のお話。

2016年05月20日 | 日記

栃木県足利市のB級グルメ「ポテト入り焼きそば」を腹いっぱい詰め込んだ後、私達は日本最古の学校で日本遺産に認定された「足利学校」の見学に出かけた。入口で入場料420円を払うと、大きな朱肉の印鑑が押された≪足利学校入学証≫を交付してくれる。


学校の入口には「中庸」を教える道具が設置されていた。名前を「宥座之器(ゆうざのき)」といい、水の入った四角い大きな枡の上に金属製のバケツのようなものがぶら下がっていた。


このバケツが空の時は傾いているが、そこにヒシャクで水をほどほどに流し込むと傾きが水平になってくる。更に水をいっぱい入れるとバケツがひっくりかえり、水が外に溢れ出る。


「論語」で有名な“孔子”は≪満ちて覆らないものはない≫と“腹八分目”を弟子達に教育したという。これが「中庸」の教えであった。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿