故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.74 「やすらぎ堤」のお話。  

2014年03月15日 | 日記

最近の深刻な大気汚染は中国での問題と思っていた。しかし先日、新潟市でも汚染された空気が流れ、市内の小中学校などでは児童・生徒に対しマスク着用などが呼びかけられた。そして新潟県では微小粒子状物質(PM2.5)の大気1㎡当たりの平均濃度が国の暫定指針値(70マイクログラム)を超える可能性があるとして、初めて外出を控えるなどの≪注意喚起≫を行った。 

 

このような状況下であったが、私は詳しいニュースを聞かず、いつものように自宅近くの信濃川河畔の「やすらぎ堤」に散歩に出かけた。この日はいつもハッキリと見える遠くの山々や建物がぼんやりと霞んでいた。この「やすらぎ堤」は約2kmにわたり桜の木が植えられており、その木の根元には新潟市の花である「チューリップ」の球根が植えられている。 

 

冬の間は寒さのため「チューリップ」も芽が出ない状況であったが、最近の春の暖かい日差しを浴びて、ようやく1~2㎝程の芽が出てきた。カラスなどの鳥に食べられるのを防止するためか、人が踏み込むのを防ぐためか「花壇」の上には黄色の釣り糸が張られていた。 

 

あと数週間もすると多くの新潟市民が「やすらぎ堤」に集まり、「桜」と「チューリップ」の花を同時に楽しむことができる素晴らしい季節がやって来る。 

 

先日、新潟市でも汚染された空気が流れた。

 

冬の渡り鳥が信濃川で羽を休めていた。

日当りのいい場所ではチューリップの芽も3㎝程に延びていた。

子どもたちは外出を控える注意喚起にもかかわらず、元気に飛び回っていた。

 

遠くの建物が見えないほど霞んでいた。

カラスなどに食べられるのを防止するためか、黄色の「釣り糸」が張られていた。

春の到来を告げるかのように高校生がボートの練習を開始していた。