序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

本創り、役創り。

2013-01-30 15:51:31 | 日記・エッセイ・コラム

現在は出演者の面子も決まり次回第25回公演の本創りに入っています。

何をテーマの主軸にしようか・・・それは決まりました。

どんな内容の話にしようか・・・それも決まりました。

この話の中身を生き生きと運ぶために、どんな人物を登場させればいいのか・・・これは試行錯誤の段階です。

物語を背負って立つ人物達の関係は早めに決まりました。

でも、それだけでは話はテーマを訴えるだけの薄ペラなものになってしまします。

私達が目指しているものは劇場の中に生きた日常を創り上げる事です。

生きた日常を創り為には、主軸の人物と共に生きる魅力的な登場人物達が必要なんです。

主軸に立つ人物の縦糸と、それらを囲む魅力的な登場人物達の横糸があって、初めて人生を織りなすことができるのです。

始めは理屈からはじまります。

この人はこういう所でこんな仕事をして、こんな関係の人間と友達で・・・等々

アバウトなものです。

でもそれでは済まなくなるんです。

どういう人間かという事を決定していかなければなりません。

この人間はどういう考え方をするのか、その考えはどこから来るのか、どんな過去を持つのか・・等々。

考えなければならない事が、次から次へと増殖してくるのです。

今その増殖中の人物達の交通整理で手一杯な状態です。

で・・・役者達に問いたい。

あなた方は、どこまで自分の役の事を考えているんでしょうね。

今度教えてください。


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