かっぱと暮らす

日々の暮らしの中の「うれしいなぁ」を綴っていきます

ビヤホールへようこそ

2006-08-13 | 絵本
久しぶりに絵本の紹介を。
夏の絵本コーナーに置く本を探していたら見つけました。

おばあちゃんのビヤホールはこわいよ ( 松谷みよ子 作  宮本忠夫 絵  ポプラ社 )
 
怖いです。

 おばあちゃんが画用紙とクレヨンで小さな看板を作った。
 「さあて、ビヤホールの開店だよ」
 おばあちゃんは庭のペチュニアの鉢の下に
 ちょこんと看板を立てた。
 「ビールが冷えてるよ、。いらっしゃい、いらっしゃい」
 おばあちゃんのビヤホールに来るお客さんって・・・

鉢の下+ビール →どうなるかご存知ですね。
ナメクジがビールを呑みにやってくるんです。
そして、ビールを呑んだナメクジがどうなるか・・・

 ナメクジは、毎日毎日、ビールを呑んであの世にいった。

おおおおっ。なんて恐ろしい一文でしょう。
おばあちゃんが開店したのは、あの世ゆきのビヤホールだったのです。
そういえば、昔うちの母親も残ったビールを庭に置いてたっけ。

お話は、おばあちゃんがナメクジ駆除をする、というなかなかブラックなものですが、
ビールを呑んでいるナメクジが、とても楽しそうで、陽気で笑えます。

さて、この本、夏のお奨めコーナーに置いても良いだろうか・・・
とりあえず私が借りようっと。