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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

首都抗争Ⅲ

2017-12-24 14:38:24 | Vシネマ
本宮泰風主演のヤクザVシネマの第三弾です

前作で関西天満会のヒットマンに襲われた坂東睦連合会会長武田
やっぱ生きていましたねぇ、でも重体が続く中で跡目をと言う武田一家総長の真壁
みんなは会長が生きてるのに何を言うのかと・・・
しかし早くも多数派工作のために川本淳市を手駒に動き出す
実に執念とも言えるこの所業に不審を感じた榎本は真壁の素性を探り始める
って言っても前作で真壁と言うことを示していますので

今作は一巻目から関西と通じていた真壁の驚くべき過去のの事実が示されることに
大阪で真壁の過去を探るのが極楽とんぼの山本圭壱
台詞が一本調子なのですが
あの風貌はどっから見ても稼業の人にしか見えない
台詞に感情の緩急がつけば、今後こう言ったVシネでの活躍に期待が持てる

そんな真壁の過去を語るのは谷村好一さん
実にいいキャラクターを演じられておりました

武田会長も死んでしまい、遺言としてなんと真壁を二代目に指名
その遺言に関西天満会との盃ことをするなとの厳命にも関わらず
真壁は小沢アニキとの兄弟盃を・・・
こうなりゃ泰風が怒りの拳銃をを放って完なんですが

一応これで終わりなのでしょうか?
予告編にもⅣの宣伝が入ってないのですが
天満会側の小沢アニキも赤井英和も生きてますし・・・
今回で終わりでもOK、つづいても問題なしという微妙な終わりかた
更に3で終わっちゃうのもオールイン作品としては中途半端なんですが

同時にリリースされた「YOKOHAMA BLACK」も一年ぶりに復活してますし
一応お話に区切りがついていますので気長に待ちますか
ついでに予告編で他の作品に山本圭壱が出演されてるようで
今後使われていくのかな・・・

2017年製作、日本Vシネマ、首都抗争製作委員会作品
金澤克次監督作品
出演:本宮泰風、小沢仁志、赤井英和、西岡徳馬、山本圭壱、川原英之、
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女は冷たい嘘をつく

2017-12-24 02:22:21 | 韓国映画
WOWOWのワールドプレミア枠でOAされた後
シネマート新宿の<のむコレ>にて上映された1本

ベビーシッターが娘をさらって、必死でその消えた娘とベビーシッターを追うと言うか
相変わらずの宛にならない警察よりも、子を思う母の強さが子を探し当てる
その過程で娘をさらって行った女の悲しい過去も浮き彫りにされていくと言う
思いっきり定番中の鉄板映画
こう言った映画を撮らせると韓国映画は巧みなプロットで
子を盗られ必死に探す母親に感情移入するのが常ですが
なんと盗った側の母親の過去がわかるに連れてこちらにも観客が感情移入できると言う
絶妙な映画を作り出すよね
こちとら男ですから母親の気持ちに感情移入不可能ですので客観的に見てましたけど

娘をさらわれるシングルマザーは離婚しており、娘の親権を勤務医の元旦那とその姑さんと争っておるものの
給料の半分をベビーシッター代金に費やし、仕事はTV局での下働きですので
深夜早朝構わずこきつかわれるワーキングプア
子供はシッターに任せっきり

親権裁判に負けて娘をとられる直前になんとシッターと娘が行方不明に・・・
警察に届けるも親権問題が絡んでおり、別れた旦那は社会的に地位のあるお医者さん
自分は安月給のシングルマザー
権力に弱い警察が信じるのはどっちっていうのが韓国(どこの国でも多分にそうでしょうけども)警察の権力へのおもねり(日本は忖度でしょうか)によって
警察は頼りにならずと

更に自分の弁護士さえも自分に味方してくれずに
警察を飛び出し一人で娘を探すことに・・・
日本と韓国の違いは保育園があるやなしやなのかはわかりませんが(日本でも圧倒的に保育園の数が足らない現実)
日本ではこんな24時間家庭に入りこむシッターはいないよね
韓国と日本の働くお母さんの如実な問題が浮かび上がってくる

母親が娘とシッターを孤軍奮闘で探すことで中国からやってきたシッターの
悲惨な過去の姿がだんだんと見えてきて
実はシッターも外国人妻として韓国人との間に娘をもうけており
子の病いの時に病院に金が払えず、

シッターになる前、まだ医者と夫婦であった時代に病院の子供用ベッドが不足しており
医者の特権として金が払えぬこの中国女は娘と共に病院を追い出されて
と言うの過去のエピソードなども有って
娘を死なせての敵討ちとでもいうかにような見事なお仕事

警察も権力におもねることと、社会的な弱者を痛め付けるし変わらずなんですが
相変わらずの弁護士が酷い
今回警察は一応ちゃんと仕事はしてくれているようですが
二人の子を持つ母親が母親として子に対する思いの強さが生んだ悲劇
韓国の貧富の差が生む悲劇性を如実に表して見せて来る映画なんですね

韓国人の名前は私には男か女か理解しにくいのですが
コレだけ女は弱し、しかし母は強しの姿を描ける
脚本・監督さんは多分に女性だと思うのですが・・・
それにしても無事に見つかった子供の親権はどっちに・・・?

2016年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・オンヒ脚本・監督作品
出演:オム・ジウォン、コン・ヒョジン、キム・ヒウォン、パク・ヘジュン、キム・ソニョン
コメント (2)
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