MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

アナーキー:無法集団

2017-12-05 18:20:27 | 洋画未公開
酒が全く飲めないくせに毎晩足繁くクラブに通いダイエットコークを飲んでいるクラレンス
その目的は、一瞬で恋に落ちたクラブの女バーテンダーのアレックス
彼女は現在離婚係争中であるものの旦那は一向に彼女の意思にこたえてくれない
クラレンスは大金持ちの御曹子ではあるが、
自分一人ではアレックスに告白すらもできない奥手なぼんぼん、

アレックスをゲットする手助けとして不良感性満タンのプレイボーイのパトリックを
カネで雇い、彼女をゲットするための伝授をお願いすることに・・・
と言うことで原題が「GET THE GIRL」
オープニングからバーテンダーの女の子への思いを語るクラレンスのモノローグから始まり
タイトル見てなんだよこれは・・・

私はジャケットの絵面だけでレンタルしてきます
このジャケットとデカ文字の惹句からして「パージ」みたいな映画だと思っていまして
レンタル屋さんでケースと中身を間違えてるんじゃ・・・と一旦止めて
DVDのラベルあらためると間違いなく「パージ」の殺人愛好者のマスクの男たち・・・

違ってないようで・・・どうしたたってオープニングの掴みからしてラブコメでしかないのですが
クラレンスから大金で雇われた恋愛指南のパトリックが編み出したのが
女はヒロインには弱いと言うことで
件のマスク集団がアレックスを拉致しそれをクラレンスが助けるという狂言だったのだが・・・
仕事終わりに拉致されクラレンスが用意した豪邸へと連れていかれたアレックス
狂言とは知らないから抵抗し逃走をはかるわけで
アレックスが、偶発的に覆面の1人を殺害してしまう
さらに、騒ぎを聞きつけやって来た警官をパトリックが撃ち殺し、
事態は予期せぬ方向へと発展していくという・・・
ようやっと中盤以降おもろうなっていきます

ゾンビのウィルスに罹患して自分が腐っていくのを見守るという
「スリーデイズ・ボディ」の監督作品ですので
この狂言がクラレンスの豪邸でのワンシチュエーションでプロットが二転三転していくのでして
その展開の中でマスクのパトリックに雇われた人物が一人また一人と死んでいくんですね
狂言がいつのまにか警官まで射殺されると言う
リアル事件へと発展する
ラストにもう一オチが隠されていて

そんなこっちが思っていたドンパチ映画とは違ってはいましたが
プロットの展開が実に計算されていて
随所に伏線が張られていて、一応しっかりと回収されていることで
最後のオチが光っていたとはね
自分的には十分楽しめた映画だった

2017年製作、アメリカ映画
エリック・イングランド製作・脚本・監督作品
出演:ジャスティン・ドビーズ、ノア・セガン、エリザベス・ウィットソン、スカウト・テイラー=コンプトン、ジェームズ・ランドリー・ヘバート
コメント (2)
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