MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

エクストーション 家族の値段

2017-12-16 21:01:19 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2017>にて上映された1本
<未体験ゾーン>にエントリーされた映画は極力見るように勉めておりますので
あんまり気乗りするような作品に思えんかったんですが
セットレンタルにするような作品がみなレンタル中でしたのでコレを借りて来ましたが
思っていたのとは違い最後まで見られたのはやっぱり<未体験ゾーン>の映画ということか

アメリカの勤務医家族3人がカリブ海にヴァケーションに出掛け
民間人からボートを借りて海に出るものの
宝島に憧れる息子の要望で無人島に上陸して遊んで帰ろうとしたら
ボートのエンジンがかからない
オープニングで主人公の医者ケビンと近所の人とのやり取りで
”人間は治せるのに機械はまるっきし直せない”とあったように
ボートの故障は何が原因かまるっきりお手上げで帰れなくなり、
何とか脱出を試みるものの、エンジンなしで漂流にでてしまい
さらに別の無人島に流されてまう羽目に

水無し食い物なしで殆ど脱水症で死にかけ寸前、
小さな漁船が彼らを発見し2名の男に助けられるが
助ける代わりに金を要求され、なんと妻子を島に置き去りにされたあげくに
1000万ドル要求される羽目に・・・
妻子がどうなっちゃったのか解らないから一応要求に応えるもの
勤務医ですから1000万なんて無理
なんとかつてを便りにかき集めたお金が19万ドル
それを渡すものの・・・船員はケビンを事故に見せて殺しにかかる

いかにもアメリカ映画って感じですよね妻子を助けるためには手段を選ばないケビン
そんなケビンを保険金目当ての狂言だと推量する現地警察
カリブ海のどこの国か言明されていませんけども
アメリカは領事館をおいてるし、アメリカの沿岸警備隊が海を守ってるようですね
ってことでケビンは治外法権で妻子を救出しようと八面六臂の大活躍

そんな中で件の漁師を見つけ出すものの寸時のところで抵抗され彼を殺してしまう
もう一人の漁師を見つけても・・・ってこの見つけ方はあまりにご都合主義だけど
追い詰めたかれの目前で敢えなくクルマに轢かれてと・・・
こう言った映画に付き物の王道プロットに見てるこっちは緊張感が途切れませんでしたが

すったもんだのあげくに妻子をみつけるものの
コレまた息をしてない息子を人工呼吸で蘇らせる
ケビンは何の医者か知りませんが、外科医じゃ内容で・・・
外科医なら自分で腹の傷くらい縫うでしょうし
でも手術痕の症例はわかるのが・・・コレまたご都合主義

ダニー・グローヴァーって随分老けて昔のっていうか「リーサル・ウェポン」の面影なかったなぁ1
109分てちょっぴり長かったような
奥さん含め美人率皆無の映画でしたねぇ

2016年製作、アメリカ映画
フィル・ヴォルケン製作・脚本・監督作品
出演:アイオン・ベイリー、バーカッド・アブディ、ティム・グリフィン、ベサニー・ジョイ・レンツ、ダニー・グローヴァー
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディストピア パンドラの少女

2017-12-16 16:03:16 | 洋画
日本公開された頃に購入していたものの未見の山に埋もれさせていたようで
なんとも気づけば二次使用のDVDがリリースされちゃったようで
慌てて山の中から見つけ出してき、早速視聴しましたが
なんだろうな
ゾンビ映画ではあるし、人間と言っても兵士たちとゾンビの死闘もしっかりと描かれているし
普通のゾンビ映画同様、ゾンビたちを避けながら
安全地帯を目標に移動する映画でもあるんですが
基本プロットはゾンビ映画であってゾンビ映画とは一線を画しておる映画
そして少女が主役の映画でもありますが
この少女の演技がスゴいです

突然変異による真菌の発生によって感染した人類がゾンビ化してしまった近未来の世界
その世界では感染者をハングリーズと呼んでゾンビと言いませんが
名前が変わってるだけでゾンビです
オープニングは主人公の少女メラニーがどういう訳か、
自ら拘束具が付いた車椅子に座り兵士が来るのを待受けます
拘束具の車椅子でつれていかれたのは同じように拘束された子供たちを集めた部屋で
そこはなんと教室、
女教師のヘレンの授業を受けるのですが、そんな中で一番利発な生徒がメラニー
そして何故子供たちが、拘束つきの車椅子に乗せれられ授業を受けているのか
見ているこっちはまるっきり解らない謎の世界観に興味を持たせていた
彼ら子供たちはハングリーズの次世代として
人類を救うためのウィルスワクチンを作るためのに集められていたとは・・・
第二世代ハングリーズってのは妊娠中にウィルスによって感染すると
胎児も体内感染して母胎を内部から食い荒らし生まれて来るものの
半分人間、半分ゾンビなんですね、だからゾンビとして人間に食らいつくからの拘束具であり
人間として言葉も話す、道具も使うし、思考もする

そんな前半と対照的に後半はハングリーズに急襲された基地からメラニーを含めた5人が
安全と思われる基地をを目指してロンドンまでの道行きの
途中に遭遇する危機をどのように回避するかと言うか普通のゾンビ映画的な展開になります
人類の未来を託されているのがメラニーでしてグレン・グロース演じる科学者は最後までメラニーでワクチンを作ることにこだわり続けます
メラニーは半分ゾンビですから生き物を見ると食べます
でもこの逃避行では人間を襲いません
好きな先生もいるからかよくわかりませんが・・・
人間には協力的でありますがゾンビの部分も隠しませんでして

このゾンビの世界観は、メラニーに代表されるセカンドチルドレンや第二世代と呼ばれるゾンビの生態に焦点を当てており
ラストのシーンは、なんだろうな第二世代のハングリーズを集めて
安全なシェルターからメラニーが大好きなヘレン先生が授業するシーンで終わります

塗ると人間臭を消すゲルや第二世代という新しいゾンビを持ってきてまして
お話としては面白かったのは、ちゃんとした原作があったんですね
111分退屈せずに見られましたけども
最初に書きましたがゾンビ映画であってゾンビ映画じゃない不思議な映画でしたけども
まるっきり素人だったらしいセニア・ナニュアの演技で持っていた映画でしたねぇ

2016年製作、アメリカ・イギリス合作映画
M・R・ケアリー『パンドラの少女』原作・脚本
コーム・マッカーシー監督作品
出演:セニア・ナニュア、ジェマ・アータートン、パディ・コンシダイン、グレン・クローズ、アナマリア・マリンカ、フィサヨ ・アキナデ、ドミニク・ティッパー
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする