サイゴン・ボディガード

新宿のシネマカリテの企画興行＜カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション2017＞にて上映された1本
＜未体験＞と＜カリコレ＞で上映されたDVDは極力見るようにしており
最初ベトナム映画ということで、あんまり乗り気じゃなかったんですが
ジャケット見ると落合賢の名前を見つけた
彼を知ったのは「太秦ライムライト」でしたが

映画製作の現場でのチャンバラ映画と言うか、最近日本ではあんまり作られなくなった時代劇の斬られ役にスポットを当てた映画だった
福本清蔵三さんにもスポット当ててた映画でしたが
なぜかNHKがメイキング作っていて
落合監督は映画作りをアメリカで学んだ方で
日本とアメリカのアクション映画の撮影方法の違いを鮮明に紹介にしていた
その後ディーン・藤岡の忍者映画「NINJA THE MONSTER」を見ましたが
ブログにアップしてはいませんけども
彼の手腕はそれなりに評価してる

ベトナムの映画界で外国人が監督するってのは、はじめてらしい
イケメンのトリンと、女好きで三枚目のビエンは、
サイゴン・ボディガード社で働く親友コンビ。
ある日、ビエンの妹テイが働く国内屈指のミルク会社社長が亡くなり、
留学先のアメリカから帰国した御曹司ヘンリーの警護中
ヘンリーが何者かに二人の警護中に誘拐されてしまう
コンビ最大の大失態を犯した２人だったが、
ビエンが偶然ヘンリーに瓜二つのフォー屋台の青年フックを見つけ
彼を身代わりにミルク会社の後継者争いの陰謀を壊滅させるため
凸凹コメディアクションを繰り広げる映画

ビエン演じてる人が不細工なわりには体が結構動くのね
マッチョのイケメンくんが主役と思っていましたが不細工クンの方が
ベトナムではかなりな人気コメディアンのようですね
多分にアメリカ流の多カメラの撮影によって一連のアクションで一番いい絵を
繋いでいっちゃンいいシーンに仕上げる方法を使ってるようで
アクションシーンが一番の見所になってる

所謂今は日本でもデジタル撮影になっており多カメラの撮影方法を使っているようですが
フィルム一発勝負カメラ一台での日本アクションの殺陣師の技術だけは継承していってほしいんですがねぇ

コメディアクションとしてそれなりに楽しめた作品でした

2016年製作、ベトナム映画
落合賢監督作品
出演：タイ・ホア、キム・リー、ベー・チャン、チー・プー

ラスト・クライム 華麗なる復讐

WOWOWのワールドプレミア枠でOAされた後ヒューマントラストシネマ渋谷の企画興行＜What a Wonderful Cinema＞で上映されたジャン・レノ主演のフランス映画でしたが
こんな情報は見終わってから知った蛇足の情報です
"レンタルして映画を見よう"って言う私の基準はあくまでジャケットとかポスター・チラシのインパクト
そしてそれらに付随する惹句ですから
ジャン・レノが拳銃構えてるのでレンタルしてきましたが
言わせてもらうなら、ジャン・レノが拳銃構えるシーンなんて本編では皆無ですよねぇ
どこから持ってきたんだこの映像は
ある意味ジャケット詐欺でしたが・・・

スペインのクラシックコンサート会場で満員の観客の眼前で
演大胆かつ巧妙に相棒を使って20億円のバイオリン”ストラディバリウス”を見事盗んだパトリック
しかし相棒に裏切られ、バイオリンはかっさらわれ、車もろとも大河の底へ沈められてしまった。
何とか水底に沈んだ車からの脱出に成功したパトリックは
相棒への復讐とバイオリン奪還計画のために生まれてこの方
一度も会ったことのない腹違いの娘キャロルとキャロラインをスイスの山小屋に財産分与を理由に呼び寄せることに
死んだはずの父親が生きており、かつ腹違いの姉妹と言うことにふたりとも驚くが、
狙う獲物を聞きつけるとすぐさま奪還計画を練り始める。

変装とマジックの達人パトリック。類まれなる美貌を武器に色仕掛けで難関を突破していくキャロライン。そしてハッキングのプロ・キャロル
其々の特技を生かしての、あの手このての復讐劇が開始される・・・

なんだろうねエスプリの利いてもいないフランスコメディ映画やったんですねぇ
ちょびっと会話と言うか台詞が下に向いていたり
ってことでアクション映画だと見てとれるジャケットみたいな雰囲気は微塵もない
だまし騙されのコメディ映画を
ジャン・レノが演じてる訳で
この映画の見所は、無精髭がある意味トレードマークになってるジャン・レノが
きれいに髭を剃ったツルツルのジャン・レノが見られるところ

2017年製作、フランス映画
パスカル・ブルデュー監督作品
出演：ジャン・レノ、リーム・ケリシ、カミーユ・シャムー、パスカル・ドゥモロン、アレクシス・ミシャリク、ナタリア・ベルベケ