続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『冬のスケッチ』104。

2015-05-08 06:23:56 | 宮沢賢治
三六   まことにとはにあたへよと
     いな、さにあらず、わがまこと
     まことにとはにきみよとれ、と。
          ※
     ひたすらにおもひたむれど
     このこひしさをいかにせん
     あるべきことにあらざれば
     よるのみぞれを行きて泣く。
          ※
     まことにひとにさちあれよ
     われはいかにもなりぬべし。
     こはまことわがことばにして
     またひとびとのことばなり。
          ※
     かなしさになみだながるる。
          ※
     もぞれのなかの菩薩たち
     応はひゞきのごとくなり
     はかなき恋をさながらに
     まことのみちにたちもどる。


☆講(はなし)を究(つきつめる)。
 簿(ノート)を察(よく見る)と、奥に連(つながっている)。

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