冬の瀧日までの遠さ云ひ聞かされ
冬のロシア(ソ連邦)、厳寒の地であるシベリア、過酷な労働を強いられていた捕虜たちは日本に帰還できる日の遠いことを言い聞かされ絶望の日々を送ったに違いない。死者も多く出た中、帰還できた方の中にはドラマ化された商社の人や大臣・アーテストなど多数の活躍があり、命を落とされた方々の痛恨は計り知れない。
冬の瀧はフユウ・リュウと読んで、蜉蝣、隆。
日までの遠さ(日迄遠)はジツ・キツ・エンと読んで、昵、詰、燕。
云ひ聞かされはウン・ブンと読んで、運、聞。
☆蜉蝣(かげろう)は隆(盛ん)に昵(近づき)詰(攻めて)、燕(ツバメ)が運ぶと聞く。
冬の瀧はトウ・リュウと読んで、答、留。
日までの遠さ(日迄遠)はジツ・キツ・エンと読んで、実、喫、掩。
云ひ聞かされはウン・ブンと読んで、運、文。
☆答えを留め、実(内容)を喫(身に受け)掩(隠して)運(めぐらせている)文である。