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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)一月の。

2020-12-12 06:39:17 | 飯島晴子

   一月の低地少年の髪をおもひ

 一月の低地?通常の地面より低いところ、地下・・・お墓のカロート(お骨を治める納骨室)かもしれない。
 父の若き日(少年)に、めくるめく思いを馳せ、重ねて少年はショウネンと読んで、《焼・燃》を、髪は神を暗示し、燃え尽きてわたしの中の神になったのだという想いを感じる。

 一月はイツ・ガツと読んで、逸、合。
 低地はテイ・チと読んで、綴、質。
 少年はショウ・ネンと読んで、章、念。
 髪をおもひ(髪想)はハツ・ソウと読んで、発、双。
☆逸(気楽に)合わせ綴り、室(内容)の章の念(考え)を発(明らかにする)と、双(二つ)ある。

 一月はイツ・ツキと読んで、佚、尽き。
 低地はテイ・チと読んで、定、置。
 少年はショウ・ネンと読んで、傷、燃。 
 髪をおもひ(髪想)はハツ・ソウと読んで、初、葬儀。
☆佚(世を遁れ)尽きる定(宿命)がある。
 置(遺体の安置)の傷(悲しみ)、燃(火葬)ののち、初めて(お墓に)葬る。


『飯島晴子』(私的解釈)鯉の尾の+

2020-12-12 06:25:31 | 飯島晴子

   鯉の尾のふえゆきて父冷えゆる板戸

 鯉の尾、大海に鯉はいない。ほんの限られたエリアだけれども・・・鯉をリと読んで、離(お別れ)の尾が増えている。
 つまり、お別れ、弔問の列の尾(最後尾)が増えている。こんなにたくさんの方々が集まってくださったけれど、最愛の父は無常にも棺の中である。