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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

占い。

2012-11-22 06:39:30 | 日常
《自分は一体どうなるのだろう》

 誰もが抱く疑問である、明日のことは予測不可能であり、どんなデーターを積み重ね思案しても想定外の事が起きないとは断言できないのだから。


 若い頃、占い師の人に診てもらったことがある。
「あなたは苦労しますね、みんなの下でゴミ箱のような生き方をします。ただ長生きをした場合の運勢は上向きです」と言われ、少なからずショックを受けたのを覚えている。

 占いなんて!
 伊勢佐木町の路上の人だかりを覗いたら、その易者はわたしを見るなり「あなたのお父さんは酒飲みでしょう」と言った。その通りだったけど、お酒を飲まない人のほうが少ないし、酒飲みのレベルも感じ方で違うのだからと一笑に付した。


  そうして長生きの入口に入ったと思われる数年前、一見千円(健康、恋愛etc・・)とあったので、入ると、その易者、「三千円は欲しい」と切りだした。「ごめんなさい、千円で・・」と押し問答があった後、わたしの手を見て
「あなた、ほかの人と違うことをしていますね。近いうちに実を結びます。あなた占い師になりませんか、わたしと一緒にやりましょう」とまで誘われた。

 どんな相が出ていたのかは分からない。しかし、彼(易者)は明かに身を乗り出すまでにしてわたしに興味を示したのである。

 近いうちに・・・きっと何か良いことがあるんだ!・・・勇む心を抑えきれないほどの興奮はしばらく続いた。


 けれど・・・何の変化もなく今に至っている。考えてみると確かにわたしは人と違うことをやっている(かもしれない)違うことをやっていると言うに過ぎないけれど・・・。


 まぁ、当るも八卦、当らぬも八卦。
 健康に気をつけて、残り(?)の日々を平々凡々に過ごせればそれで満足。

『洞熊学校を卒業した三人』13。

2012-11-22 06:31:02 | 宮沢賢治
ところが蜘蛛はもう洞熊学校でお金をみんなつかってゐましたからもうなにひとつもってゐませんでした。そこでひもじいのを我慢して、ぼんやりしたお月様の光で網をかけはじめた。

☆千(たくさん)の衆(人々)が等(平等)である幽(死者の世界)の楽しい講(はなし)を混ぜている。
 画(はかりごと)は瞞(実情を隠す)につき、要の考えは妄(うそ)〔あるいは望(希望)〕である。

『城』1102。

2012-11-22 05:57:03 | カフカ覚書
台所からでも、すでにお内儀のつくため息が聞こえた。お内儀は、うすい板壁一枚で台所とへだてられた、窓のない仕切り部屋に寝ていた。その部屋は、大きな夫婦ベッドと箪笥を入れるだけの広さしかなかった。

 板/Brett→Bluten/死ぬ。
 壁/wand→band/絆、束縛。
 台所/Kuche→Kirrch/信徒、教会。
 箪笥/Verschlag→schlag/衝撃、打撃。
 夫婦ベッド/Ehebett→eher wett/より以前に、縁が切れている。
 einen→ahnen/予期する。

☆教会からもお内儀(監視)のため息が聞こえた。お内儀(監視)は先祖の世界、死との絆である教会で、食(ハロー/死への入口)のない衝撃とは離れていた。そのスペース(領域)とはずっと以前に縁が切れていた先祖はその衝撃を予期していた。